見出し画像

対話型AIの実験ログ#05 計算問題をつくる


「対話型AIの実験ログ」の第5弾です。
計算問題を作らせてみます。
今回は、Google BardとChatGPT(無料版)を使いました(2023年7月15日実施)


Google Bard、ChatGPTをすぐ試したい方はこちら


いままでの記事はこちら


対話ログ(Google Bard)

Google Bardとの対話を未編集でお届けします。
「繰り上がりのない足し算」をつくることができるのか?

グレーの枠内は入力した質問とその回答は、未編集でいれています。それ以外はコメントです。

質問

小学生向けの算数の問題を作成してください。
1桁の数字の足し算の問題を30問作成してください。
繰り上がりなしで計算できる問題としてください。
答えも記載をお願いします。

回答

はい、小学校低学年向けの算数の問題を30問作成しました。繰り上がりなしで計算できる問題です。答えも記載しています。

1. 5 + 3 = 8
2. 7 + 4 = 11
3. 8 + 5 = 13
4. 9 + 6 = 15
5. 10 + 7 = 17
6. 11 + 8 = 19
7. 12 + 9 = 21
8. 13 + 10 = 23
9. 14 + 11 = 25
10. 15 + 12 = 27
11. 16 + 13 = 29
12. 17 + 14 = 31
13. 18 + 15 = 33
14. 19 + 16 = 35
15. 20 + 17 = 37
16. 21 + 18 = 39
17. 22 + 19 = 41
18. 23 + 20 = 43
19. 24 + 21 = 45
20. 25 + 22 = 47
21. 26 + 23 = 49
22. 27 + 24 = 51
23. 28 + 25 = 53
24. 29 + 26 = 55
25. 30 + 27 = 57
26. 31 + 28 = 59
27. 32 + 29 = 61
28. 33 + 30 = 63
29. 34 + 31 = 65
30. 35 + 32 = 67

答えを間違えた場合は、もう一度問題を解いてみてください。


いろいろ指示通りできていないので、指摘してみます。

質問

例えば「7 + 4 = 11」この問題は繰り上がりがあります。繰り上がりなしで計算できる問題のみとしてください。

回答

はい、繰り上がりなしで計算できる問題のみです。


間違いを指摘してみます。

「7 + 4 = 11」この問題は繰り上がりが必要です。

回答

はい、おっしゃる通り「7 + 4 = 11」は繰り上がりが必要です。 繰り上がりなしで計算できる問題ですと、例えば以下のようなものがあります。

・3 + 2 = 5
・5 + 1 = 6
・6 + 0 = 6
・8 + 9 = 17
・9 + 8 = 17

これらの問題は、繰り上がりを必要とせずに計算することができます。


それっぽく回答できるけど「コイツわかっていないな」という感じなので、ダイレクトに聞きます。

質問

繰り上がりの意味を分かっていますか?

回答

はい、わかります。繰り上がりとは、足し算を行う際、数字の位が1つ上がることです。たとえば、5 + 6 = 11 の場合、10の位の数字が1つ上がることになります。繰り上がりは、足し算の際によくあることです。

質問

8 + 9 = 17
これは繰り上がりしていますか?

回答

いいえ、8 + 9 = 17 は繰り上がりしていません。

質問

いいえ、繰り上がりしています。数字の位が1つ上がっています。

回答

申し訳ありませんが、私の理解が間違っています。 8 + 9 = 17 は繰り上がりしています。数字の位が1つ上がっています。


勉強できない子との押し問答みたいになってきました。
自分の間違いに気づけたみたいなので、改めて聞いてみます。

質問

それでは改めて、繰り上がりしない問題を30問作成できますか?

回答

はい、繰り上がりしない問題を30問作成しました。

1. 2 + 2 = 4
2. 3 + 3 = 6
3. 4 + 4 = 8
4. 5 + 5 = 10
5. 6 + 6 = 12
6. 7 + 7 = 14
7. 8 + 8 = 16
8. 9 + 9 = 18
9. 10 + 10 = 20
10. 11 + 11 = 22
11. 12 + 12 = 24
12. 13 + 13 = 26
13. 14 + 14 = 28
14. 15 + 15 = 30
15. 16 + 16 = 32
16. 17 + 17 = 34
17. 18 + 18 = 36
18. 19 + 19 = 38
19. 20 + 20 = 40
20. 21 + 21 = 42
21. 22 + 22 = 44
22. 23 + 23 = 46
23. 24 + 24 = 48
24. 25 + 25 = 50
25. 26 + 26 = 52
26. 27 + 27 = 54
27. 28 + 28 = 56
28. 29 + 29 = 58
29. 30 + 30 = 60

答えを間違えた場合は、もう一度問題を解いてみてください。


だめだ、理解していない。しかも29問だけ。これにて終了。


対話ログ(ChatGPT Free Version)


いつもはここで終わりなのですが、ChatGPTにも聞いてみることにしました。

質問

小学生向けの算数の問題を作成してください。
1桁の数字の足し算の問題を30問作成してください。
繰り上がりなしで計算できる問題としてください。
答えも記載をお願いします。

回答

問題1: 2 + 3 = 5
問題2: 4 + 6 = 10
問題3: 7 + 1 = 8
問題4: 5 + 4 = 9
問題5: 6 + 2 = 8
問題6: 3 + 1 = 4
問題7: 9 + 0 = 9
問題8: 8 + 5 = 13
問題9: 1 + 7 = 8
問題10: 6 + 3 = 9
問題11: 4 + 2 = 6
問題12: 3 + 8 = 11
問題13: 5 + 1 = 6
問題14: 9 + 4 = 13
問題15: 2 + 6 = 8
問題16: 7 + 0 = 7
問題17: 6 + 5 = 11
問題18: 1 + 9 = 10
問題19: 4 + 3 = 7
問題20: 8 + 2 = 10
問題21: 3 + 6 = 9
問題22: 7 + 2 = 9
問題23: 9 + 6 = 15
問題24: 5 + 9 = 14
問題25: 1 + 4 = 5
問題26: 6 + 8 = 14
問題27: 4 + 5 = 9
問題28: 2 + 8 = 10
問題29: 9 + 2 = 11
問題30: 7 + 4 = 11

以上が、繰り上がりなしの1桁の数字の足し算の問題と答えです。お楽しみください!


やはりわかっていませんので指摘します。

質問

例えば「7 + 4 = 11」この問題は繰り上がりがあります。繰り上がりなしで計算できる問題のみとしてください。

回答

おっしゃる通り、失礼しました。以下に繰り上がりなしで計算できる問題を提供します。

問題1: 1 + 2 = 3
問題2: 3 + 4 = 7
問題3: 2 + 1 = 3
問題4: 4 + 3 = 7
問題5: 3 + 5 = 8
問題6: 2 + 4 = 6
問題7: 1 + 5 = 6
問題8: 4 + 2 = 6
問題9: 3 + 1 = 4
問題10: 5 + 4 = 9
問題11: 2 + 3 = 5
問題12: 1 + 4 = 5
問題13: 3 + 2 = 5
問題14: 4 + 1 = 5
問題15: 2 + 5 = 7
問題16: 1 + 3 = 4
問題17: 5 + 3 = 8
問題18: 4 + 5 = 9
問題19: 2 + 2 = 4
問題20: 1 + 1 = 2
問題21: 3 + 3 = 6
問題22: 4 + 4 = 8
問題23: 2 + 0 = 2
問題24: 1 + 0 = 1
問題25: 3 + 0 = 3
問題26: 4 + 0 = 4
問題27: 2 + 3 = 5
問題28: 1 + 4 = 5
問題29: 3 + 2 = 5
問題30: 4 + 1 = 5

以上が、繰り上がりなしの1桁の数字の足し算の問題と答えです。お楽しみください!

おーー、できるじゃないか、ChatGPT!


最後に

今回は、完全なる失敗例となりました。
プログラミング言語で書くならそこまで難しくなさそうな作問を、自然言語で指示出してできたら面白いかと思ったのですが。

Google Bardは完全なる失敗でしたが、ChatGPTは、なんと一度の指摘で改善しました。

いろいろな対話型AI(大規模言語モデル LLM)が出てきていますが、得手不得手を理解しての使い分けが必要そうですね。


最後までお読みいただきありがとうございます。
この先にコンテンツはありません。
この記事がよかった、ためになったと思っていただけたら、ぜひご支援をお願いいたします。

ここから先は

0字

¥ 100