エレメンツ

12年前自分でできる健康法を探したところアーユルヴェーダに出会い、アーユルヴェーダ発祥…

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12年前自分でできる健康法を探したところアーユルヴェーダに出会い、アーユルヴェーダ発祥の地、インドのアーユルヴェーダクリニックでマネージャーをしながら1年滞在。その後も何度も渡印。移住したマウイ島から薬草オイルの作り方やトリートメントを発信します。

マガジン

  • アーユルヴェーダ 各トリートメント 実践編

    アーユルヴェーダには様々なトリートメントがあります。 自宅でできるセルフトリートメントについて解説していきます。

  • アーユルヴェーダに関するエピソード

    アーユルヴェーダにまつわるちょっとした話、出来事、具体例などの気軽なお話。

  • アーユルヴェーダ基礎理論講座

    アーユルヴェーダの基礎理論を詳しく解説するマガジンです。アーユルヴェーダ入門の方におすすめの内容です。

  • アーユルヴェーダ レシピ

    アーユルヴェーダの智慧に沿ったレシピをご紹介します。

  • アーユルヴェーダのハーブについて

    このマガジンではアーユルヴェーダのハーブやその使い方を解説しています。

最近の記事

体質別に選ぶ15のアーユルヴェーダマッサージオイル

基本的にアーユルヴェーダのオイルは予めハーブを下処理してオイルに加えて作られます。 アーユルヴェーダの薬草オイルは全身マッサージだけでなく点鼻、点耳、点眼に使用され、いくつかの薬草オイルは経口摂取もされます。 ドーシャとは簡単に言うと自分の体質のことです。 自分のドーシャ ヴァータ、ピッタ、カッファのどれか・プラクリティ・ヴィクリティを判断してその時、その状況にあった薬草オイルを選びます。 ※詳しく知りたい人はこちらから ドーシャによるベースオイル ごま油 ー 少し温

    • 風邪の季節にトゥルシー・ティー

      トゥルシー・ティーは風邪かな?と感じたら飲むアーユルヴェーダの定番のハーブティーです。 インド人の家の庭にはトゥルシーが植えてあり、ぞくぞくしたり、体調不良を感じたり、季節の変わり目になると庭からトゥルシーを摘んでポットに入れてお湯を注いで飲みます。 トゥルシーは、血糖値、血圧、脂質レベルの正常化を通じて代謝ストレスに対抗することも示されています。 ストレスに打ち勝つのに役立ちます。トゥルシーは抗ストレス作用のある天然ハーブです。... 感染に対する保護と傷の治療。

      • ターメリックのいろいろな使用法

        カレーというとターメリックというスパイスを連想するかと思いますが、アーユルヴェーダでは日常的に様々な用途でターメリックを使います。 アーユルヴェーダにはキッチンファーマシーという言葉があるようにターメリックはカレーに使用するだけでなく、便利な活用法があります。 ターメリック(秋ウコン)は生姜科になり、身体を温める作用があります。 寒い時にターメリックを温めたミルクや豆乳、アーモンドミルクに加えてゴールデンミルクを作ります。 ゴールデンミルクはぽかぽかと身体を温めます。

        • 太る方法 アーユルヴェーダ

          なぜ太れないのか世の中には痩せるためのダイエットはいくらでもありますが、痩せていて太りたい人の情報はあまりないようです。 たくさん食べてカロリーを増やせば太れると勘違いして頑張っているのに太れないという痩せた方がかなりいるのではないでしょうか。 アーユルヴェーダでは太るための食事や行動についてアーユルヴェーダの基本理論どおりに考えて実践することをすすめています。 痩せすぎはほとんどの場合ヴァータのアンバランス、次にピッタ過剰な状態が考えられますがピッタの場合は一時的に痩

        体質別に選ぶ15のアーユルヴェーダマッサージオイル

        マガジン

        • アーユルヴェーダ 各トリートメント 実践編
          6本
        • アーユルヴェーダに関するエピソード
          11本
        • アーユルヴェーダ基礎理論講座
          18本
        • アーユルヴェーダ レシピ
          1本
        • アーユルヴェーダのハーブについて
          2本

        記事

          メンタルアーマと対処法

          ストレスという負荷がかかると ストレスを抱えている状態が続くと、体内でコルチゾールというホルモン物質が生産されてしまいます。 コルチゾールは体に機能として必要なものなので、適量に生産される健康的な生活が望ましいのですが、過剰なストレスを受けると急激にコルチゾール濃度が上がります。 慢性的にストレスを抱えていると、コルチゾールホルモンがたえず分泌されてしまうため、血圧・脈拍・血糖値などが上がり、心身に様々な不調が表れます。 同じように、ストレスにより興奮や怒りのホルモンで

          メンタルアーマと対処法

          アーユルヴェーダ式 食べすぎを止める方法

          食べすぎの原因 不安 ヴァータの増悪があると不安になりやすくなり、何かに不安を感じるとヴァータが増悪します。 下痢  過敏性腸症候群 一日に4-5回 トイレに行き、すぐ排便したいという衝動があったり、重い腹痛、鼓腸の症状があるなどの時は医師に過敏性腸症候群かどうか相談してください。 不安と下痢と過敏性腸症候群のエンドレスのサイクルになってしまう傾向があります。 食べすぎているかどうかを知るには いつも胃の重さを感じる 便の量が多い 本当に空腹ではないのに目の前に食

          アーユルヴェーダ式 食べすぎを止める方法

          アーユルヴェーダー式 食欲と空腹コントロール法

          過剰な食欲や空腹は健康的な体重を維持するのに邪魔になります。 空腹を健康的にコントロールするアーユルヴェーダーの智慧をいくつかご紹介します。 食べ物について必要以上に考えない 最初の秘訣は食べ物について考えないことです。 ○○を食べたいと感じると、正常な空腹状態ではないのに食べたいと言う不自然な欲求が起きます。 本能的には生存するための欲求が食欲ですから、食べ物について考え、食べ物を見て、食べ物を食べることという順番なのですが、何かの食べ物を見たり、それが記憶にあると本来

          アーユルヴェーダー式 食欲と空腹コントロール法

          肥満のマッサージに適したオイルと塩の使い方

          オイルマッサージだけでは肥満を改善することは難しい オイルマッサージは脂肪を液化して体外に排出するのに効果的ですが、オイルマッサージだけでは肥満を改善するのに役立たないかもしれないことに注意が必要です。 オイルマッサージに熱性ハーブの内服を併用アーユルヴェーダでは肥満にはトリカトゥ(生姜、黒胡椒、長胡椒の組み合わせ)、グッグルなどの熱効性スパイス(体を温め消化を促進させる作用がある性質を持つハーブ)を内服使用します。 また消化力が弱かったり、便秘がちな時にはトリファラを内

          肥満のマッサージに適したオイルと塩の使い方

          本当の自分に従って生きている状態

          Swastyaとは 本当の自分に従って生きている状態をSwastyaと言います。 英語の翻訳は健康になってしまうのですが、健康とひとくちに言っても何がどう健康なのか、曖昧になって理解しづらい。 アーユルヴェーダーでの定義どおりに解説します。 Swaは自己を意味し、styaは確立された、またはその中に位置することを意味します。 つまり自己に根ざしていることで、本当の自分に従って生きている状態ということです。 本当の自分に従って生きている状態というのは、自分自身に根ざして

          本当の自分に従って生きている状態

          完璧を目指すことではない

          アーユルヴェーダを日常に取り入れて続けていくことは完璧で健康的なライフスタイルを送る事ではありません。 アーユルヴェーダーという言葉の意味は生活の智慧、生命の科学という意味です。 アーユルヴェーダーという知識を取り入れると、生活に役立てることができるので知っておくと人生に有意義であるということです。 ですから、デイリールーティーンでセルフケアの奴隷になってしまわないことが大切です。 例えば、今日はセルフケアをしなかったとします。 それはセルフケアをすることより、休む必要が

          完璧を目指すことではない

          ヘアオイルの作り方

          アーユルヴェーダーの髪や頭皮に良いとされる4つの材料でヘアオイルを作ることができます。 このヘアオイルは毛先の乾燥時に2.3滴つけてなじませたり、頭皮につけてシロアビヤンガ(ヘッドマッサージ)に使用したりします。 髪や頭皮に良いとされる4つの材料 ココナツオイル ココナツオイルはピッタを下げる作用があります。 アーユルヴェーダーでは頭皮は熱くするとピッタが増悪し、薄毛になったりはげたりする問題を引き起こしやすくなるため、冷性エネルギーのココナツオイルが推奨されます。 フ

          ヘアオイルの作り方

          アーユルヴェーダと蜂蜜

          アーユルヴェーダでは蜂蜜をどのように捉えているか蜂蜜のラサ アーユルヴェーダでは蜂蜜をmadhuマドゥと言います。 カファが唯一摂取してもいい甘味は蜂蜜と言われています。 蜂蜜はマドゥラサ( madhura rasa )と 渋味( ashaya anu rasa)のラサを持っています。 ラサ― 甘い+渋い(サブテイスト) ヴィパカ― 甘い ヴィルヤ― 熱い 白砂糖、ココナッツシュガー、メープルシロップ、ステビアなどは効力は冷性ですが、生の蜂蜜はグナは重いですがヴィルヤ

          アーユルヴェーダと蜂蜜

          アヌパーナ

          アヌパ―ナとは 薬と一緒に摂取されるもの、または薬を飲んだ後に摂取するものです。 消化と吸収を助け、体の細胞への浸透を促進させたり、ハーブや調合剤をオプションとして微妙に調整する役割をします。 アヌパーナを摂取することで取り込んだ食べ物やハーブなどに変化が起こります。 アヌパーナはあくまでも補助的な役割であり、薬としては扱われません。 アヌパーナの種類 水、ギー、蜂蜜、牛乳、アロエベラジュースやアロエジェルなどはアヌパーナとして使用できます。 水は温度の違いによってもア

          アヌパーナ

          Ojasオージャスとは

          オージャスの特徴 オージャスはツヤや輝き、活き活きとしていること、元気、若さです。 オージャスは免疫力、消化、体力、肌つや、精神面、睡眠、気分などすべてに影響を与えます。 古代のテキストでは体ができた時に一番初めに生成されるもので、心臓に8滴のオージャスがあって、ギーのような色で蜂蜜のような味、炒めた米のような匂いで、ミツバチが蜜をあつめるようにオージャスは人間の行動、資質、習慣、食事によって集められる。 生命を維持するにはオージャスが必要でオージャスが亡くなると人は死ぬと

          Ojasオージャスとは

          Gunaグナとは

          グナとは5つの感覚器官である聴覚(耳)、触覚(指)、視覚(目)、味覚(舌)、嗅覚(鼻)を使って観察する性質のことです。 5官とは耳、指、目、舌、鼻の感覚器官の事です。 5感とは聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚の感覚の事です。 5つの感覚器官は人体の一番外側の鞘になります。 聴覚(耳)では強く響く音、低音、軽い音、高い音などを聞き分けます。 触覚(指)では触れた時の滑らかさ、粗さ、冷たさ、温かさ、固さ、柔らかさなどを感じ取ることができます。 視覚(目)では明暗、色や形、動きなど

          Gunaグナとは

          Satmyaサトミヤ

          サトミヤとは 一般的に日本のアーユルヴェーダではサトミヤという言葉は慣れ親しんだ食事、自分の生まれ育った場所で食べなれている食習慣として伝わっています。 例えば日本では味噌、納豆などの発酵食品は、あるひとつのサトーミヤのカテゴリーに入ります。 日本以外の国から来た人が急に体に良いと聞いて、日本の大豆発酵食品を食べると不調になったりすることがあります。 逆に日本人がインドで辛いものを食べてお腹を壊したり、慣れていないものを食べると不調になるが、インド人はスパイスをたくさん使っ

          Satmyaサトミヤ