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【初心者向け】バスティトリートメントとは

バスティとは体の一定の場所にオイルを停留させるトリートメントです。
その場所をマッサージできなかったり、痛みがあったりする時にするトリートメントとして知られているかもしれません。
例えば腰や膝に囲いを作り薬草オイルを停留させている写真をみたことがああるかもしれません。
バスティはまた薬用の浣腸としてパンチャカルマ中のトリートメントのひとつとして重要視されています。

パンチャカルマとは


アーユルヴェーダには様々な数多くのトリートメントがあります。
蓄積されたドーシャを心身から取り除くための浄化療法をパンチャカルマと言います。
アビヤンガやウドワルタナなど多くのトリートメントは鎮静法と言って、増悪したドーシャを減らしたり、ドーシャをバランスさせることはできても、心身から除去することまではできません。
ヴァーマナとヴレチャナ、ヴァスティという種類のパンチャカルマは増悪してしまったドーシャを心身から除去する浄化療法をです。
また、アーユルヴェーダの医師はこれらの浄化療法に前処置や後処置としていくつかのトリートメントを付け加えたり、ドーシャ別の食事療法やヨガ、処方した内服薬を個人の状態に合わせて指示します。

3大パンチャカルマとはで詳しく解説しています。

3大パンチャカルマとは



局所のオイルの停留と浣腸では全く異なるトリートメントのようですが
サンスクリット語のバスティという言葉には多くの意味があります。
その中でもともと「保持する」「支える」という意味があります。

浣腸もオイルの停留も「保持する」「支える」という概念に基づいたトリートメントです。

ではオイルを局所に停留させるバスティと浣腸のバスティを分類して説明します。

オイルを局所に停留させるバスティ

目的ー
アーユルヴェーダーのクリニックでは痛みを和らげる、こわばりを解消、リラックスと若返り、坐骨神経痛、脊椎分離症、関節炎などの疾患へのトリートメントとして、関節に栄養を与え、骨の間の潤滑を強化するトリートメントとして行われています。

適応箇所ー
腰、首、脊柱、胸、頭、目、ヘソ、背中全体、膝
体のこれらの箇所に粉を水で溶いて作った囲いを置き、温かい薬用薬草オイルを注ぎ停留させます。

浣腸としてのバスティ

バスティはアーユルヴェーダの重要なパンチャカルマの 1 つです。
肛門から薬用オイルや薬草の煎じ薬を投与します。
これらの薬剤は腸で吸収されます。
ヴァータは主に腸 に存在しますので、増悪したヴァータのトリートメントとして行われています。
前処置としてバスティ治療の前にアヴィヤンガが行われます。

実際にセラピストさんや自宅で行うには浣腸としてのバスティはできませんが、オイルを停留させるバスティであれば可能です。

実際にアーユルヴェーダクリニックで行うオイルを停留させる
バスティトリートメントの具体的な方法、手順、体の箇所によって
使用する薬草オイルの違い、材料を解説している

記事はこちらです

https://note.com/elements5/n/n0d31c89f8052

バスティトリートメントについて学びたい方にぜひ読んでいただきたい記事です。





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