石川 淳一

福岡在住のゲームデザイナー。PC-98/88の『大戦略』シリーズの時代から35年くらいやってます。ここでは最近注目している体験型ゲームやARG、イマーシブエンターテイメントなどについてTwitterに連続投稿した内容とかをまとめていこうかなと思います。

石川 淳一

福岡在住のゲームデザイナー。PC-98/88の『大戦略』シリーズの時代から35年くらいやってます。ここでは最近注目している体験型ゲームやARG、イマーシブエンターテイメントなどについてTwitterに連続投稿した内容とかをまとめていこうかなと思います。

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『Star Wars: Galactic Starcruiser』製作者の講演は最高だった

『The Immersive Industry Homecoming Summit』というイマーシブ系イベントのカンファレンスがあります。2021年8月に初開催され、今年は2022年6月26日~27日(現地時間)にラスベガスで第2回が開催されました。 イマーシブ系イベントは欧米が中心ですので、そのトップクリエイターたちのカンファレンスが、英語とはいえオンラインでも参加できる、とても有り難いイベントです。 その中でも『Star Wars: Galactic Starcruis

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    • ARG『Perplex City』と『名探偵コナン・カード探偵団』

      さて、以前の記事「『謎の日本人サトシ』とARG『Perplex City』」で、ドキュメンタリー『謎の日本人サトシ~世界が熱狂した人探しゲーム~』に登場した三原飛雄馬さんは当時の単なる参加者ではないと書きました。 そこから話を続けたいと思います。 ちょっと長いプロローグ2020年のある日、TV番組制作会社から1通のメールが届きました。 2019年末に14年ぶりに解決したARG『Perplex City』の「サトシ」カードについてのドキュメンタリーを製作中というのです。

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      • イマーシブシアター『藍色飯店』がとてもよかった(後編)

        大変お待たせしました、ようやく「後編」をお届けします。 今度こそ、これで完結です! 前編と中編はこちら↓ 人間関係が見えてくる快感『藍色飯店』の登場人物たちは、それぞれが1人ずつホテルの部屋という空間に仕切られています。そして、彼ら彼女らとの会話によって、お互いの人間関係が少しずつ見えてきます。 人間関係が最初に明示されずに、会話の中から少しずつ見えてくるというのは、一般の演劇や映画などでもよくある手法ですが、ここでイマーシブシアター的な面白さが出てきます。 例えば、Aさ

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        • 『謎の日本人サトシ』とARG『Perplex City』

          『謎の日本人サトシ』2/11再放送決定!先日NHKのBSプレミアムで放映されたドキュメンタリー『謎の日本人サトシ~世界が熱狂した人探しゲーム~』。 イギリスのARG(代替現実ゲーム)『Perplex City』で14年間解かれることのなかった謎「日本人サトシを探す」が2020年末に解決へ至るまでの軌跡を追ったドキュメンタリーです。 2022年2月11日(金)23:45からBSプレミアムで再放送があるので、まだ見てない方はぜひ観てもらいたい作品です。 (ちょっと前まではNHK

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            4か月前
            • イマーシブシアター『藍色飯店』がとてもよかった(後編)

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              5か月前
              • 『謎の日本人サトシ』とARG『Perplex City』

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                6か月前

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                • 音声AR『博多流』は残念まち歩きコンテンツだった

                  今日、前から気になっていた音声AR街歩きコンテンツ『博多流~はかたながれ~』を遊んできたのですが、音声ドラマ部分の内容以前に問題点が多々あり、思わず以下のようにTwitterでつぶやいてしまいました。 このままだと単なる悪口になってしまうので、『博多流』の何が良くないのかの話をしたいと思います。 『博多流』だけの問題と考えず、周遊にエンタメ要素を入れたコンテンツで同じようなミスを起こさないための参考になればと思います。 企画意図は良いと思う『博多流』は一言でいうと、スマホ

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                  • イマーシブシアター『藍色飯店』がとてもよかった(中編)

                    おまたせしました。「イマーシブシアター『藍色飯店』がとてもよかった(中編)」です。 ……はい、すみません、「後編」ではありません。書きたいことがまだまだあって、今回も完結しませんでした💦 自分でもよくまあここまで書くことが出てくるなと呆れるばかりですが、とにかくここまでで書けた内容をアップします。次回こそは! (「後編その1」とかになりませんように…) 「前編」はこちら 演劇としてのイマーシブシアタータイトルを見て「イマーシブ『シアター』なのだから、演劇であるのは当然では

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                    • イマーシブシアター『藍色飯店』がとてもよかった(前編)

                      2021年11月11日~12月8日に大阪で開催されたイマーシブシアター『藍色飯店』がとても良かったので、自分なりにどのあたりが良かったかちょっとまとめてみようと思います。 ちょっと書きたいことが多すぎて、終演から1ヵ月以上経った今も十分に整理できなかったので、とにかく思いついたことから書いていこうと決めました!なので、今回は前編ということで。 将来再演される事があるかもしれませんので、物語そのものには(公式で書かれているものを除いて)触れない書き方をしますが、自分が感心した

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                      • 演劇指向のイマーシブシアター『パンドオラ ー秘密のショウタイー』

                        2021年10月2日に山口市で見た劇団シバイヌさん の「参加型」演劇『パンドオラ -秘密のショウタイ-』がとてもイマーシブシアターで良かったので、その感想を。参加感を損なうような直接のネタバレは書きませんが、周辺的な部分には触れるので、もし今後再演などあったときに真っ白で参加したいという方はご注意ください。 『パンドオラ』がどういうお芝居かチラシに書かれている範囲で話しますと、“パンドオラ商隊”と呼ばれる商隊が、会場となる菜香亭に立ち寄って数日間お店を広げるという招待状が参

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                        • イマーシブシアターの祖『タマラ』のシナリオ

                          イマーシブシアターの祖とも言われる1981年初演の演劇『タマラ(Tamara)』の脚本を書籍にしたものが届いたので、さっそくスキャナーでOCRして、機械翻訳でつらつら読んでいます。 ちなみに、米AmazonではKindle版が出ているのですが、日本からは買えないようです。Kindle版があれば、いちいちOCRにかけるために、書籍を断裁しなくてもすんだのに(ブツブツ) この書籍は『タマラ』初演40周年を記念して出版されたものですが、昔同じような書籍が出ていたらしいので、正確

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                          • イマーシブ系のドキュメンタリー番組『IMMERSIVE.WORLD』

                            アメリカのPBSで配信されている『Immersive.World』という番組があります。 これは「イマーシブ」(没入型)と呼ばれるさまざまなジャンルのコンテンツを各回のテーマに沿って、作品紹介を中心に映像と関係者のインタビューで紹介するもので、イマーシブ系の最近の潮流を映像で知ることができる、非常にワクワクする番組です。(しかも無料!) 英語の壁はありますが、やっぱり動画というのはイマーシブ系のイベントを紹介する上では見ているだけでも雰囲気が分かるので強いなと思います。

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                            • イマーシブ・ストーリーテリングを考えるための情報源

                              Facebookグループ『Everything Immersive』で 「イマーシブ・ストーリーテリングをデザインするのに何かいい情報はありますか?」という2020年10月10日の投稿に対して、Kathryn Yuさんが提示した情報がとても有用だったのでいくつかメモ代わりに上げておきます。すべて英語ですが、機械翻訳とかを使うだけでも概要は掴めるかと思います。 Worldbuilding in Immersive Theatre, and the Punchdrunk sty

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                              • 日系アメリカ人の強制収容問題を音楽と共に考えるイマーシブイベント『Swingposium』

                                2020年8月は、現地時間で毎週末にイマーシブ関係のオンラインカンファレンス『This Immersive Globe』が行われていました。日本時間では月曜日の早朝4時からという過酷な時間ゆえ、なかなか起きることができないのですが、それでもまったく知らないイマーシブイベントの話とかが飛び出してくるので、毎週眠い目をこすりながら翻訳ソフト片手に視聴していました(けっこう寝坊もしたけど) その中でも一番インパクトあったのは第二次世界大戦での日系アメリカ人の強制収容問題を音楽と共に

                                • 『スパイは3度、ベルを鳴らす』は王道的イマーシブシアターの傑作

                                  2020/10/3(土)に参加したego:pressionのイマーシブシアター『スパイは3度、ベルを鳴らす』ですが、とてもよかったので、まとめようとおもいます。 雰囲気は上の公式トレーラーでだいたい伝わるのではないかと。基本は家族中心に経営されている昭和の工場での、セリフがほとんどないダンス型のイマーシブシアター。ダンス中心ということもあって、物語は凝りすぎていない、シンプルなハッピーエンドもの。でも、家族や従業員の悩みがそれぞれ設定されているので、物語が平坦になりすぎるこ

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                                  • イマーシブエンタメなnote始めます

                                    多くの方は初めまして。福岡でゲームデザイナーを35年ほどやっています石川淳一と申します。(日本国内の業界用語でいうとプランナーなのでしょうが、古い人間なのでこの言葉いまだになじみません) メインのフィールドは家庭用ゲーム機やスマホ、パソコンのデジタルゲームで、PC-98/88時代の『大戦略』シリーズあたりからずっとやってたりします。 最近は体験型ゲームとかARG(代替現実ゲーム)とかイマーシブシアターとかに注目していて、そういった研究とか、ほそぼそと制作とかもやっています。

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