14: 立派な大砲は作ったが、撃ちだす弾が少ない。 英対話とどんな関係が???
日本人が英語を話せないのは、文法を重視する英語教育のせいだと批判する人は多い。しかし、裏を返せば、これほど文法に造詣が深い人々もいないということだ。
つまり、日本人が単語さえもっと覚えれば、その文法力を活かして、世界でも理解しやすい英語で世界の人々とコミュニケーションを取れるようになるのではないだろうか?
特に重要なのは「動詞」である。
この題名の真意を説明すると、立派な「大砲」とは「文法や表現法」のことであり、大砲の弾とは「動詞」のことだ。
言葉を発するだけの英語力(文法力・表現力)は習得したものの、いざ話そうとしたときに動詞を知らなくて何も言えないジレンマと失望を感じた日本人は多いのではないだろうか?
なぜ、動詞がそんなに大事なのか?
何度も言うが、英語はすべて主語と動詞で成り立っている。
基本の5文型を見てみよう。
1. 第1文型【SV】(主語+動詞)
2. 第2文型【SVC】(主語+動詞+補語)
3. 第3文型【SVO】(主語+動詞+目的語)
4. 第4文型【SVOO】(主語+動詞+目的語+目的語)
5. 第5文型【SVOC】(主語+動詞+目的語+補語)
見てのとおり、すべての文型の始まりは主語と動詞だ。主語と動詞さえしっかり言えれば、この世を渡っていける!これは私の持論である。
多くの日本人は、動詞が口から出ないために、その動詞の過去形を言えないために、目的語や補語から話し始める。しかし、これでは全然通じない。
文法通りに話せというのは、主語と動詞を真っ先に言えということである。
英語を使いやすくするコツは、まず主語「誰が、何が」を、次に「どうするのか、どうしたのか」という動詞を明確に言うことである。そうすれば、相手にあなたが言わんとしていることが伝わる。
皆さん、残念ながら動詞を知らないと話せません。動詞を覚えて使い慣れてください。それが嫌なら諦めましょう!