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10年若い自分

今日、ついったで鴻上尚史のほがらか人生相談という記事が巡ってきたので、読んだ。

えっ? もう66歳だから、変わるには遅すぎると思う? 先月、僕が書いた「前向きになる」方法は読んでないですか?
「自分は、10年先から戻ってきたと思う」というものです。
 有閑人さんは、本当は76歳なのに、奇跡が起こったか、タイムマシンの魔法か、とにかく10年、時間が戻って今、66歳になった、と考えるのです。
 どうですか? 66歳を嘆く気持ちから、可能性を感じる気持ちになりませんか?

なるほどねぇ。
そう考えたら、10年先の自分が今の自分に戻ってきて「うおー、10歳若い!」とよろこぶかもしれない。
10歳若くなったら何がしたいだろう?
でも、やっぱり10歳若くなっても何もしたくないかもしれない。
10歳先の自分が反省して今のわたしに「今のうちにお金貯めろ」とか言ったりしたらとても嫌。
「運動しろ」とか「結婚しておけ」とか「もっと勉強しろ」とか、ぜんぶ嫌だな。

今の自分が愉しむことしか推奨できないよ。
どんな10年先の自分でも、今の自分に負荷をかけて10年後に楽しようとは思わないし、10年後に楽しようと思ってかける負荷だったら、今の自分を我慢させているわけだから、10年後の自分もハッピーじゃない。

今の自分が無理のない状態で、後先考えずに愉しんで生きることだけが、未来の自分を作っていく糧になる気がしている。

負荷みたいなものに日々追われていたら、そういう自分になっていくし、10年後は負荷が染みついた自分ができあがっている。

とにかく、今、自分のすきに生きることだけが、10年後の自分をしあわせにするのではないかな。
他者のフィルターを通さないで、自分だけの判断で、誤魔化さないで、自分を愉しませて生きることができれば、お金や地位や属性に関係なくハッピーな10年後になる気がするけど……。

まー、お金はあったほうがいいけどね。

でも、今そんなにお金はないけど、我慢してお金を貯めることは自分はしてはいけないと思っている(できないし)。

だから、10年先の自分がやってきて、今の自分になっても「うおー!何でもできるぞー!」とは思わない(と思う)。

何もしないと思う。
何もしない自分でいたい。

と……そう思えることが自己肯定感なのかもしれないなァ……。

などと、涼しい顔して思えるようになったのを10年若い自分に教えてあげたいし、こんなふうに考えることができるのは、この数年本気で自分を愉しませて生きてきたからかもしれないし、でも実はまだ足りないと思ってる。



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