ワイト島のまとめ(2)
2日目
行動
1)朝ごはん
2)BrightstoneからTotlandまでバスで移動
3)2番目のユースホステルへ
4)お昼ごはん
5)海へ
6)夜ごはん
7)寝る
Brightstoneのユースホステルで起きる。
朝食は付いていないので、持参したおみそ汁のパック、プラム、カスタードクリームのどら焼き(ロンドンの和菓子屋さんで働いている友人がくれたもの)、というわけのわからない食事だったけど、どれもおいしい。
林檎の樹の下で、落ちている林檎を踏まないようして座って朝食。
寒くもなく暑くもないベストな気候。
管理人のおばさん一同(彼女のいとこ夫婦も泊まっていた)も町に行くので、一緒に車でTotlandに連れていってくれるという。
最初はありがたくオファーに乗ったけれども、でも、わたしはひとりのほうが気が楽なので、正直にそういって、お断りした。
前はこういう厚意を断ることが出来なかったけれど、最近できるようになった。
自分が何をしたいのか自分で知っているので、それにそぐわなければシンプルに手放せるようになった。
前は「ラッキー感」というか「旅の運」というか、そういうことで旅行に華を添えたかったけれど、別に外国人の友人が欲しいわけでも、誰かに世話して欲しいわけでもないので、ひとりで行く。
(でも、管理人のおばさん+いとこ夫婦といっぱいお話して、仲良くなりました)
単独行動でいいのは、ひとりということで、また誰か未知のひとと出逢いやすくなるということ。
バス停でバスを待つ間には、茅葺き屋根の家に実際に住んでいる女性とおしゃべりができたし、
バスのなかでも、知らないひととバスのルートについて話すことができた。
未知のひととのたわいもないおしゃべりが とてもすき。
もう2度と会うこともない人々と、地球の上のある地点の、ある時間に、偶然逢って、目を見て話す。
本当に不思議なんだけど、わたしがこの社交性を発揮するのは「旅行している時だけ」。
岸政彦もそんなふうに書いていたような。
旅行の自由さがわたしを自由にさせる、ということなのかな。
Totlandのユースホステルに着いて、ロンドンで電話やメールでやり取りをしていたボブと初めて顔を合わせる。このYHのオーナーで、大きい犬を飼っている。
11時半ごろに着いたので、掃除の時間だったんだけど、事前にお願いしておいた通り先に部屋に入らせてもらって荷ほどきをして、昼食をたべに。
Freshwater BayのThe Piano Cafeへ。
NYスタイルサンドイッチ。スイスチーズとパストラミのマスタードサンド。
これがすごくおいしい!
NYスタイルというのが胡散臭かったけどおいしかったので、英国でNYスタイルでも許す、という寛大な気持ちに。
紅茶を飲みながら、iPhoneの充電をさせてもらいつつ(旅行中は常にiPhoneのケーブル携帯)、昼食をたべ終わったばかりだけど夜ごはんのことを考える。
YHのあるTotlandのあたりは何もない+夜は雨が降りそうなので、このおいしいピアノカフェで何かテイクアウェイしようと決めた。
今度はトースティー。モッツァレラ、バジルペースト、トマトをグリルしたサンドイッチ。
夜ごはんもゲットできたし、YHに帰ろうとバス停へ。
バス停のベンチには先客がいた。
80超えているかな、というくらいのおばあさんと犬。
わたしも座ったら、すぐ雑談が始まった。
このおばあさんもロンドン出身で、結婚してこの島に来たという。
息子さんがいて、彼は北ロンドンに住んでいるとのこと。
この犬は老犬で、もうあまり動かないから、散歩がてらここに来て休んでいる、寒くなってきましたね、わたしはすぐ風邪を引いちゃうの…。
わたしが、海に行きたいけど、もう疲れたし、雨が降りそうだからこのままホステルに帰ろうと思って、といったら、ワイト島に来て海に行かないなんてダメ、という。
歩いて行けるんだから行きなさい、という。
(おばあさんも)海によく行くんですか?と訊いたら「行かない」といっていて笑った。昔はよく行っていたけど、もう行かない。
The Needlesには行ったの?
いいえ、まだ。でも、きのうバスがそこを通ったとき見たら、ひとがいっぱいいたから、なんかもう行かなくてもいいかなと思って。
行かなきゃダメよ、ワイト島に来てあの白い崖を見ないなんて、来た意味がないでしょ。
はぁ…まあ確かに。
バスが来たので、おばあさんとは別れて、とりあえずYHに戻る。その後、やっぱり海へ行こう!と気持ちを盛り上げてTotland Bayへ。
ボブに行き方を教えてもらう。
海には松がつきものなのか、英国の海辺の松。
海〜!
水が冷たいのか誰も泳いでいない8月の海。さすがイングランド!
海辺のいい食堂。
ここでルイボス茶を飲んで、またYHに戻って、夜ごはんのトースティーをたべて、20時にまた夕日を見にこの海へ。
それで2日目はおしまい。
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