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生粋のディズニー好きが嫉妬した、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観て欲しい。 ※ネタバレへの配慮あり

こんばんは🌙

皆様いかがお過ごしですか?
私の会社ではゴールデンウィークの間にある平日、5月1日と2日を有給取得奨励日にしてもらっているので、ただいま9連休の初日を満喫しております。

「GWだからといって、特にやることはないんだよなー。」と退屈に思っている方に向けて、是が非でもお伝えしたいことが生まれたので、今月は元々書こうと思っていた(けどやや腑に落ちていなかった)テーマを急遽変更してこのnote記事を書いています。

【ご報告】本日わたくしは、物凄く楽しい映画に出会ってしまいました。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージ。
謎の土管で迷いこんだのは、魔法に満ちた新世界。
はなればなれになってしまった兄弟が、絆の力で世界の危機に立ち向かう。

公式サイトのSTORYより引用

2023年4月28日、金曜日(この記事の執筆時点では昨日)に日本で公開されたこの映画。
既に興行収入1000億円を超えており、アニメ映画市場では世界最速の滑り出しなのだとか。

そんな大好評という言葉では収まりきらないくらい、既に多くの方に愛されているこの映画の感想を、わざわざ私が語るまでもないかもしれませんが、それでもどうか伝えさせてください。

「この映画、めちゃくちゃ楽しい。」(冒頭でも言ったやんか)

そうなんです、大事なことなので2回言ってしまうほど、物凄く楽しい映画でした。

・マリオのゲームシリーズのにわかファン
・ディズニーアニメーション以外の偵察
・海外ではかなり評判がいいらしいな…

このくらいのテンションで観に行った私が、興奮冷めやらぬままの勢いでこのnoteを書き出してしまうくらいには、めちゃくちゃ面白かったです。(楽しいと面白い以外のボキャブラリーどこにいった?)

さて、ここからは私が抱いた映画の感想などについて、少し詳しく書いていきたいので、あまり読みたくないなーと思う方はUターンしてくださいませ。

そして騙されたと思ってとにかく映画を観に行ってください。(必死)

「もう観に行ったよ〜」とか、「自分が映画を観る前に他人の評価を読むのは割と平気だよ〜」という方はぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

ストーリーの大切な部分には触れないように配慮はいたしますので、そちらはご安心ください!

全世界を虜にする映画体験

グランドシネマサンシャインの1番大きい
SCREEN 12が我が家の定番です。

先述したように、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は日本で公開をする前から、世界中で既に大ヒットしているという噂は耳に入っておりました。ですが日本国内と海外とでは、映画の評価について大きな差が生まれることもたまにあるので、鑑賞前の私の期待度は50%くらいでございました。(旦那が映画ヲタクなので、よく2人でこういう話をしています。)

元々多くの人に愛されているコンテンツの映画化のハードルはかなり高くて、観る側も構えてしまいがちですよね。今回、私もその例外ではありませんでした。

「どうせユニバーサル スタジオ ジャパン または ハリウッドにあるニンテンドーエリアに集客をしたい大人たちが、膨大なお金を掛けた豪華な広告なんでしょ?」と、相当斜に構えながら映画館の座席についた自分をぶん殴りたいです。

おそらく上記のような思惑が全くない訳ではないと思いますが(大人の事情的な)、それすらも微塵も鑑賞中には頭をよぎりませんでしたね。

私はIMAX 3Dでこの映画を鑑賞していたのですが、最後まで3Dメガネを掛けていたことを忘れておりまして。大袈裟じゃなく「もう終わっちゃったの?あれ、私なんか付けてるな?」くらいの感覚。それだけ映画体験に深く没入していたのです。

一緒に鑑賞していた旦那氏の感想もここでご紹介をしますと、「懐かしくも新しい、唯一無二のエンターテイメントからの宣戦布告だ。」とのことでした。(ここで彼が言っている"宣戦布告"については後ほど触れます。)

猛スピードで興行収入を伸ばしているこの映画が、ここからどこまでその記録を伸ばしてくれるのか?そんなことも気になってしまうほど、鑑賞後もマリオたちの顔や馴染みのBGMが頭から離れず。そのような面も含めて、この作品の楽しみ方だと言っても過言ではありません。

やっぱり全て、愛なんよ

人気コンテンツの映画化のハードルの高さについては杞憂だったということは先ほども述べましたが、なぜここまで私が『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に惹かれたのか。

その答えは1つだと思っています。

映画製作者側からプレイヤーをリスペクトする熱い思いを感じたから。

ここでは敢えて映画の観客ではなくプレイヤーと表現させてください。

映画を観にきた元々のスーパーマリオシリーズのファンだけではなく、あまり触れたことがない人までもゲームのプレイヤーとして成り立たせる映画の構成を、スクリーン上で完璧に創造していたと私は感じました。

元ネタを知らないと置いていかれる、といったようなメタ感がそこには全く存在しない、純粋に大人も子供も最後まで楽しめる王道ストーリーを貫いた姿勢にはあっぱれと言わざるを得ません。

実際に私の隣に座っていた家族連れのお子様たちも、大好きなキャラクター達の迫力溢れるシーンに、こぼれ出しそうになる喜びの声を我慢しながら映画を楽しんでいました。というかめっちゃ声出してました。(思わず隣にいる私もにっこり。)

予告編をご覧いただいてもわかる通り、ストーリーの中の至る場面にファンサービスと思われる、「ゲームアイテム」「マリオカート」など、元々のスーパーマリオシリーズのファンやヲタクたちにはたまらない様々なシリーズの要素が登場しているのですが、それが全く物語と冒険への没入感を邪魔しないのです。

ここまで熱く語っておいて、私はスーパーマリオシリーズのゲームを、実はスマホのものしか全クリアしたことがなくて。
そんな人間まで「やっぱりゲームといえばマリオだよね〜。」って妙に納得した気持ちにさせられるなんて、「任天堂とILLUMINATIONのタッグ、恐ろしい子・・・!」って思いました。笑

帰宅後も中々余韻から抜け出せない旦那と共に、YouTubeでジャパンプレミアの動画を観たのですが、その中でもやはり、マリオの産みの親である宮本さんが私の感じたことをそのまま語られていました。

ゲームを大好きな人を裏切らない
ゲームを知らない人が観ても面白い
家族がリビングでゲームをしているのと同じように
劇場で1時間半、みんなが楽しい時間を創ろう

宮本さんのお言葉より引用

コンテンツへの120%、いやそれ以上の。そしてそれを届ける相手への関わるもの全方位への愛とリスペクト、それこそが人の心を動かす。

届いていますよ、と声を大にして言わせてください。

この映画との規模はもちろん全く違いますが、私が何かコンテンツを制作する時に大切にしていることを再認識させてもらえる、そんな貴重な映画体験にもなりました。

エンターテイメントからの宣戦布告とは

旦那が『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に対して言った感想や、この記事のタイトルにある"嫉妬"の理由についてを最後に綴らせていただきます。

我々夫婦は出会った場所が東京ディズニーランドだったということもあり、自他共に認める生粋のディズニー信者です。

そして、旦那が映画ヲタクということもあり、これまで数々のディズニー映画の公開初日デートを重ねてきたのですが、近頃の我々はやや渋い顔で映画館を出る機会も少なくありませんでした。(厄介なヲタク達でごめんなさい。)

この原因にはディズニーを信ずる余り、元々の期待度を120%以上に設定してしまっているという自業自得な面もあるのですが、どうしても夫婦で互いに作品に対してモヤッとした感想を抱き、鑑賞後には必ずと言っていいほど謎の討論会が繰り広げられておりました。

そんなこんなで、自称ディズニー培養夫婦は何か答えのない消化不良のようなものに悩まされてきた訳なのですが…

・現実に引き戻されないストーリー展開
・オリジナルコンテンツでのド直球勝負
・チャーミングで憎めない"悪役"(とその手下)

このような「ああ、私たちはこういう映画が観たかったんだな」と、ぐうの音も出ない作品を、ディズニー社からではなく『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』から綺麗にまるっと供給されてしまったことがとても悔しかったのです。(どこからの誰目線よって話なのですが。)

もちろん上記に挙げたような要素があることが映画の正解な訳ではないことは重々承知している上で、最近のディズニー映画の中でも大好きな作品は沢山あるのですが、最後にここまでワクワクしたのはいつだったかな…?と、マリオ達の冒険に強く感動させられたのは事実です。

そういった意味でもディズニー至上主義だった我が家の凝り固まった価値観に、激震が走る歴史的な1日になりました。笑

他にもまだ私が出会えていない、激しく心を震わせてくれるような、誰かの愛がたっぷり詰まった素晴らしい作品たちがこの世には数えきれないほどあるんだろうな。

そんなことを考えながらも、やっぱりディズニー培養兼ディズニー信者である我々は、ディズニー100周年記念作品からの応戦を心より楽しみにしております。いったれディズニー。(勝手に戦わせるな。)

さいごに

最後まで興奮さめやらぬ女の乱文にお付き合いくださり、誠にありがとうございました。

このnoteを読んでいるお時間があるのならば、とにかく今すぐ映画館に行ってください。(嘘です、本当にありがとうございました。)(落ち着きます。)

あああぁぁぁあ、早くユニバのドンキーコングエリア完成しないかな。めちゃくちゃユニバに行きたいようううぅぅぅう😭(全然落ち着いてない。)

この心の動きが映画を創った大人たちの思惑通りなのだとしても、私はこの感情を甘んじて受ける!
なぜなら最高に楽しませてもらったのだから!

コンテンツ製作に関わる全ての人に感謝と愛を込めて。

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