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自分を愛する道はまだまだ続くよどこまでも♪〜「わたし」が「わたし」を愛せるようになるまでの4015日(4)〜

こんにちは、pieni(ピエニ)です。「わたし」が「わたし」を愛せるようになるまでの4015日シリーズ最終回となりました。第4章をお届けいたします。

第1章第2章第3章もぜひ。

世界で一番嫌いな人間は「わたし」。もし、たった一つだけ魔法が使えるなら「どうか、自分の性格を変えてください」

長年、そう願い続けていたわたしが第2章3章で書かせてもらった人生立て直しターンに直面する出来事と、人との出会いで「待っていても変わらないんだ、変える方法は自分だけが知っているんだ」と想い歩み始めたのがいまから11年前。(日に換算すると4015日前の出来事)

わたしの場合は、表現アートセラピーという方法を通じて、自分が今何を感じているか、どんな気持ちでモノゴトをとらえているのかなど客観的に自分自身を見つめて自分を知るという行為を積み重ねてきました。pieniという人間を理解したことが自分を愛することに繋がった気がしています。

最終章では、もう一歩自分を愛せるようになったきっかけと、人生立て直しセカンドシーズンに突入したお話で締めくくらせていただきます。

自分の「好き」なコトに素直になって、また一歩「自分を好き」になる体験

第3章で、人生を終えるときにきっとその人の顔を思い出すだろうというほど、わたしの人生に新しい道を示してくれた人との出会いの話を書きました。

実はもう一人、「あぁこの子の顔も間違いなく思い出すだろうな」という女性に2年前に出会いました。

彼女の名は「ドラマちゃん」
面白いニックネームですよね。彼女は仙台市生まれ、南仏育ちのイラストレーター&デザイナー。絵本も2冊出版している経歴の持ち主。
ドラマちゃんのニックネームは、人と自分自身とかかわるって大変だけど、泣いたり笑ったりいじけたり、人ってなんてドラマチックなんだろう!と思うようになったら、辛いこともドラマチックに受け止められるようになって人生楽しくなったという体験から生まれたんだそう。

そんなドラマちゃんとの出会いは、彼女がイラストレーター&デザイナーとしてお客さんの想いを引き出す中で、「ワタシ人のドラマを表現したいんだ!」と気づいた時に始めたオンラインスナックにて、pieniの人生ドラマをイラストで描いてもらったことがきっかけ。一緒にお仕事もするようになりました。

また、彼女はイラストやデザインで培ってきたヒアリングと表現を使って、人の心や人生のサポートがしたいとカウンセラーの活動もはじめていた頃でした。
わたしはわたしで何を軸に仕事をしたらいいのだろうと模索していたタイミングだったので受けてみることに。

ライターを生業とする生きかたにフォーカスし話しているうちに、ドラマちゃんが気がついたことがありました。それは話の節々に「フィンランド」というキーワードが何回も出てくること。

「ねぇ、もしかして本命はフィンランドに関わる何かをしたいのではないの?」とドラマちゃんに言ってもらって、わたし自身「はっ!」と目を見開くような驚きを感じました。

それと同時に、こんな心の動きも。

え、でも...わたしはフィンランドに留学していたわけでもなく、滞在期間も短いし、大学などで専門に勉強していたわけでもない、ただただフィンランドの何かが好きで、機会があればもう一度行きたいとか、フィンランドのことをもっと知りたいとか思っているだけの主婦なんだよね...何もできないよ。わたしごときがフィンランドに関わる何かがしたいなんて言っちゃダメだよ。

そんな風に感じた気持ちを素直に伝えました。
するとこんなことを伝えてくれたと記憶しています。

「好きって気持ちはまず何か始める原動力になるし、何がしたいのかな?とpieniちゃんと話していたらずっとフィンランドってキーワードが離れずに出てきてるの。pieniちゃんの心の中にいる、もう一人のpieniちゃんはものすごく何かやってみたいんじゃないかな?その声をよく聞いてみようか。」

またドラマちゃんにはイラストレーターならではの手法で、その時わたしから出てきたフィンランドやマーケット、森というキーワードを絵で表現してくれたので、それを見てより私の好きや気になる気持ちを再確認出来ました。

その瞬間、あ!なんだか嬉しいぞ。わたしでも好きって言っていいんだ、何か出来ることやってもいいんだ。実際にフィンランドへ行ったときに感じた素直な気持ちを、話を聞いてくれる人に伝えたらいいのかもしれないと、フィンランドが好きで何か関わりたいと思う自分の気持ちにOKが出せるようになりました。

そうすると不思議なことに、もう一歩踏み込んで自分のことを信頼できたり、好きって思える気持ちが加速しだしたのです。

動き始めた「自分の好きを探求する心」

まだ足りていない部分もあると思うけれど、フィンランドが好きなんですと言ってもいいよ~という、自分の中でのGoサインが出た瞬間でした。
ではフィンランドの何が好きなのかな?どう動きたいのかな?を自分に確認する動きが始まりました。

今からだって遅くない!気になることはもっと学んだらいいんだ。そんな気持ちに切り替わり、わたしのアンテナは探究モードに進化。
フィンランドのことについて学べる取り組みや人とつながれないかなと動き始めました。

すると、引き寄せの魔法とはよく言ったもので、あれよあれよとフィンランドの作家さんに関われる仕事がやってきたり、フィンランドで日本語の先生をしていた元職場の先輩に再会してフィンランド語を学ぶようになったり、ご縁がありフィンランドのベリージュースを販売するようになったりと、短い期間で一気に生活が変わりました。

その中で出会ったひとつが、よむエラマを運営しているこの「Elamaプロジェクト」。

フィンランドの「自分の生き方」と向き合う文化から、「わたし」の「豊かで幸せな生き方」を探求したり、それを文化にするプロジェクトなのですが、ここにわたしが「好き」を感じたフィンランドや、自分自身を知る「何か」があるような気がして活動に参加しています。

この「何か」という部分は、まだまだ懐中電灯をもって手探りでさがしているような状態ですが、見つかったときにこそ、自分を愛することが更に加速するのではないかと感じています。

かえってきた!人生立て直しセカンドシーズン開幕!

pieniの人生立て直しターン、4015日の時を経て大っ嫌いだったわたしを自分自身で信じることができ「わたしは自分のことが好きです、愛しています。」と言えるようになりました。

まだまだ、自己嫌悪に陥ったり、自分の心をいじめてしまうこともあるのですが、基本的にはそう思えています。

しかし、OK!わたしの人生、これでイイ感じに進む!なんて高をくくっていた(調子に乗っていたかもしれません)そんな時に、再び巡ってきたのです。11年前の人生立て直しターンのような衝撃がもう一度。

今わたしは、仏教の観点から心の動きを感じ自分自身を知る「メンター講座」という勉強会に参加しています。

その中で、気になっている自分の心の動きを話しているとき、一人の先生から「あなた自分のことしか考えていないんじゃない?関わる相手だったり、家族のことは考えている?」とのお言葉が。

その一言で気持ちがずーんと深く落ちていきました。

理由は2つ。

うすうす感じていたんです。自分のことはちゃんと自分で愛して大切にできるようになったけれど、そこを優先しすぎて家族をないがしろにしてることを。
自分がどう思われるか、嫌われたらどうしよう、に固執して一緒に仕事している仲間を信じきっていないことを…。 

もうひとつは
え、待って…11年前に同じこと言われてなかったっけわたし?

「あなたはいつも顔はにこにこしているけれど、本当は自分のことばっかりで、周りや、相手のこと、人のことを大切やと思ってへんやろ」

そう、当時務めていた会社で言われた、わたしの人生を変えるきっかけとなった言葉。

11年の時を経て、もう一度同じ状態が巡ってきました。
ひとまず、落ちた心で次の日の朝までしくしく泣いていたわたしですが、ここからが11年前とは違いました。

今回も自分の中でなんとなく気が付いていた。ここ最近の家族との不協和もきっと自分だけを優先してきたからだ。

じゃーどうしたらいいか。自分優先で生きていく人生を選択したら、それはそれでいいと思う。でも今のわたしには、なんだか引っかかる、心地悪い。

その心地悪さは何だろう。心地悪いということは、きっとまた変わりたいんだろうな。では、また11年前と同じように、自分で変わるという決意をして、迷子になったら今までのようにヒントを与えてくれる人たちと出会いながら進んでみよう。

これはセカンドステージの幕開けだ!そうそう、自分をちゃんと自分で愛せるようになったからこそ、次は外へ目を向ける準備が整ったんだ! 

そんな心の動きがあり、だんだん気持ちが明るい方向へ切り替わりました。

これは大進化!!おそらく11年前の人生立て直しターンを味わっていなければ、こんな前向きには思えなかったと感じています。

エピローグ

壁のように感じるものにぶつかったり、自分で気になっていた部分や思いもしなかった部分を誰かに指摘されたり、気づかされるような出来事があると正直苦しいです。逃げたいです。人に出会いたくないとすら思うときもあります。
ただ、どうしても人間は一人で生きていくことはできないし、何らかの形で誰かと関わりを持って生きています。

この4章に渡る記事で自分の11年間(4015日)の歩みを振り返り、わたしはやはり「自分自身を見つめて、理解し、受け入れること」が人生の中で最も重要だと感じています。

それをする方法は様々。

何歳になってもそのきっかけや必要性を本気で感じたら、一度じっくり立ち止まって見つめてみたり、先人たちの知識や知恵が詰まった書籍などを活用してもいいし、自分だけでは見つからなかった時には、ヒントや学びを与えてくれる人たちを探したり頼ったりしてみる。
もしかしたら、家族や友人、仕事仲間がそういった気づきをくれる人かもしれない。

自分のことを深く知ったとき、理想と違ってひどく落胆したり、残酷な考えを持っている自分を発見して驚くことがあるかもしれません。

けれど、わたしは思います。

そんな自分を全部を知って、否定もせず評価もせず一度まるっと受け入れてみる。そうすると、次に何を考えたり、どう動いたらいいかが見つかるのではないかと。

11年前のわたしは、この文章を読んでもピンとこない、きれいごとが並んでいる…なんて思うかもしれません。

けれど今、自分のことを愛し始めたわたしはこの方法を信じて実践したいと思っています。

それは、4015日の体験と体感、先に実践してきて自分を大切に進んでいる人たちと出会ってきたからこそ確信していることです。

これから自分って何だろうを探す人も、すでに探しながら生きている人も、人や物事との関わりを通して自分自身を見つけることができると信じています。

わたしも、人生立て直しセカンドシーズン開幕です!

また4015日後?それよりも早く?遅く?なるかは分かりませんが、またここでその成果報告をお伝えすることができるんじゃないかと楽しみにしています。

4章までお付き合いいただきありがとうございました。
これからもよむエラマのライターとして、「わたし」の「豊かで幸せな生き方」を探求する記事を発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

Text by  pieni(ピエニ)(丹波フィンランド大使)


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