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Suddenly…

日が傾いてきたころ、外回りが終わり会社に戻る。
「ああ、暑い時期の外回りは億劫だな…」びしゃびしゃに汗ばんだポロシャツを乾かそうと席について一息ついた。

 突然に。Outlookでスケジュールが上司から飛んできた。タイトルは「打ち合わせ」。普段はオンラインMTGで使うような箱形の打ち合わせルームを好む上司のはずが、しっかりとした部屋を予約している。
 後から考えれば、いつもとなにかいや、大分違う雰囲気を醸し出していたが、外回りから帰ってきた私にはそこまでアタマが回っていない。熱中症っみたいなもんだ。あー打ち合わせか~くらいにしか捉えていない。

 普段は使わない部屋に入り第一声、「なんだと思う? いい話でもあり、悲しい話でもあるよ。」それが一番難しいんだって。こういうお遊戯は嫌いだ。両側面を持った話は考えても当たらないのだ。機嫌を取る程度てきとーに3つくらい答えた後発表された。


「営業に移動です。」

?????? なんの兆候も文脈もなかった発表は突然にされた。
まったく予想のしてなかった角度からの話。営業という職種に興味はあったはずなのになんとも言えない気持ちに。
やっと板についてきて、新聞という媒体の提案するコンテキストが少し読めるようになってきたかも? 新聞社の人とも何でも話せるようになってきたのに関係はどうなる? 現在進行中のワクワクするような案件はどうする? そんなことがいちばん頭に浮かぶようになるあたり、いつしか私は新聞メディアの虜になっているんだなと気付かされた。

「最近良い感じの流れで来ていたと思うから、この部署を続けてというのも良いと思ったけどこのタイミングで羽ばたくのもよいと思ったよ。」
という良い感じ、流れという長嶋監督ばりの感覚派上司からのコメント。日頃は叱られてばかりなので私が言われ慣れていないのもあって明るい気持ちになった。

最初の異動。戸惑いはあったが新しい挑戦にワクワクしているのも本心である。このタイミングでの夏期休暇は気持ちの整理も兼ねるということで神さまが与えてくださったのだろう。
まずは、台風に負けず生きて帰ってこなければ。(台風のなかフェリーでの旅行予定。)

こんなで語れるレベルにあるか分からないが、そのうち媒体担当ということについてもまとめをしてみようかな。


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