歌詞を読む92 「 想い雪 」
また冷たい雪がしんしんと降ります
あなたの瞳(め)を見なくなり どのくらい経つのでしょう
「 お元気ですか 今も変わらず
私はいつも、大丈夫です
何も言葉にせずに降る粉雪のように
激しくも柔らかくゆきたいと思います 」
出せなかった手紙がいつまでも積もり
切手を貼ったものもいくつか重ねます
生まれなければ 母さん あなたを憎む心も愛することもなかったね
手の平に降り積む雪は
見ている間にも溶けてゆくけれど
想い雪はそれでも降り続いてゆく
愛してるなんて決して言えない
だけどいつでもあなたを想う
ほんの少しだけでいい この瞳(め)を思い出して
窓の外には雪が降るから
愛してるなんて決して言えない
だけどもいつでもあなたを想う
今度は伝えたい 産んでくれてありがとう
この冬の間には必ず会いに行きます
いつかはきっと言える 想い雪降るわけを
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