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歌詞を読む99 「 不浄で乙女 」

選ばれる清い乙女と 選ばれぬ不浄の身
分かれ道はいつ決まって 終わりのない旅に出たのか

この道を選んだのは この私のはずなのに
あなたがいない道ならば それは何も意味をもたない

私で泣いて 願って ほしいのに

生贄にすらなれないこの身
あなたに捧ぐ価値もない
声の限りに叫ぶ言葉は
あなたの道に届かない

いつか傷ついたことと いつか傷つけたこと
得意げにたどってみれば 己の傷は見間違いだ

傷つけた感触だけは この手が記憶している
痛みに染まった身体で 償う前にただ会いたい

私を抱いて 捧げて ほしいのに

生贄にすらなれないこの身
あなたに捧ぐ価値もない
声の限りに叫ぶ言葉で
犯した罪をつぐなえる?

生贄にすらなれないこの身
あなたに捧ぐ価値もない
声の限りに叫ぶ言葉は
捧げる意味があるものか

生贄にすらなれないこの身
あなたに捧ぐ価値もない

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