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■ 其の130 ■ 『波 2月号』より・・・出版社のPR誌は、年間千円ほどで毎月自宅に郵送されます。読みやすくて、お得感もあります。          [ 雑誌名+ 定期購読 ] で検索して申し込めます。 


🔣PR誌の紹介

 今回は、新潮社の『波』です。

雑誌名    出版社        特徴         料金 (送料込み)      
      新潮社    出版される本の紹介が中心    1,200円       
一冊の本  朝日新聞出版  読み応えのあるエッセイなど   1,100円 
ちくま    筑摩書房    学び、発見、新たな視点      1,000円  
青春と読書  集英社    作家や著名人の特集など     1,000円  
図書     岩波書店  専門的、学術的な内容も      1,000円 



          ━━ では、今月号から抜粋して、🔣紹介文と、📙感想を ━━

🔣池上彰さんの寄稿より
 昔に比べれば快適な暮らしができるようになったはずなのに、なぜ私たちは不安にさいなまれ、メンタルを病んでしまったりするのだろう。
             ・・・・
たとえば先生に怒られた人はストレスを感じるが、「明日、先生に怒られたらどうしよう」と考えるのが「不安」だという。不安を感じるのは嫌なもの。でも不安とは脳が「何かがおかしい」と私たちに知らせるための手段なのだという。であるならば、不安を感じたら、「脳はどんな警告を発しているのだろうか」と考えるだけで、不安はかなり解消されるのではないか。それでも不安を感じたら、「脳が勘違いをしているな」と思うこと。これで不安はだいぶ解消されるだろう。 

12~13ページ

📙わたしはストレスや不安が少ない方で、割と快適に過ごしていると思います。でも最近(年に1~2回くらいはある)マイナス不調場面に遭遇中。 うまく抜け出したいです。いや、抜け出します。


🔣タレント 杏 さんのエッセイより
 コロナで世界がガラリと様子を変える直前、私は子どもたちとパリにいた。かつてモデルとして、地図を片手に一人で数々のオーディションを駆けずり回り、慣れ親しんだはずの街。最先端の流行と伝統が詰まった宝箱のような街。
子どもたちと過ごすと。その景色が余りに違うので驚いた。宝箱には、また別の引き出しがあったのだ。つまり子どもといてもなんだか過ごしやすかったのだ。古い建物が並び、エスカレーターもほとんど無いような街だけれど、ベビーカーを押していると誰かが必ず助けてくれた。それまで全く目に入っていなかったが、子どもの遊ぶ施設も種類、発想、数が豊富で驚いた。

20ページ

📙個人主義の強いフランスのイメージとは違っていました。21世紀に入ってから、ぐっと出生率を上げたフランスと、下がっている日本の「子育て意識」の違いがあるのかもしれません。 


🔣執念の捜査官の顔と、繊細な心を持つ男性の顔  
                 翻訳家 村井理子さんの書評より
 アメリカにはコールド・ケース(未解決事件)を専門に扱う番組やポッドキャスト(インターネットラジオ)が多数存在する。そのジャンルの人気が窺えるが、なにより驚くのは、未解決事件に関するコンテンツを熱心に視聴する人々の多くは、何万人も存在すると推定される素人探偵、あるいはインターネット探偵と呼ばれる民家kん人ボランティアであり、日々、未解決事件の犯人を追跡しているという事実だ。
 彼らはインタ―ネット上の掲示板に集結し、活発に情報交換を行い、日夜、独自の調査を繰り広げている。発生する殺人事件の3分の1が未解決となるアメリカで、犯人を追跡するのは法執行機関の捜査官だけではない。警察OBや未解決事件専門ライター、そしてインターネット探偵といった人々の地道な努力によって、過去の多くの未解決事件が解決へと導かれているのである。 

68ページ

📙大っぴらにそういう事をできる所が、アメリカ的だと思います。


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