見出し画像

会社を辞めて1年経って思うこと

2020年2月末を持って、会社を辞めてから1年が経ちました。
1年間を振り返ってみて気がついたこととこれからを綴ります。

去年の退職日に思ったこと↑

暮らしの変化

2019年3月から今まで振り込まれていたサラリーが入らなくなり、暮らしが変わりました。具体的に言うと3月から失業手当をもらうためにハローワークに通うわけですが、お金をかなり節約するようになりました(当たり前か)。自主退職の場合、ハローワークに通い始めても3ヶ月間は失業手当がもらえませんので、貯金を切り崩して細々と生きる生活です。また、税金や保険料、国民年金を自分で払わなくならなければならいため、結構これが痛い。

何よりもお金に対する見方がかなり変わったように思えます。自動販売機のジュース1本買うのも、収入が無いと悩み時です。ポジティブに捉えれば、一つ一つの選択をよく考えるようになり、何が自分にとって必要か必要じゃないかを見極める能力がついた気がします。逆に言うと、会社時代はあまり考えていなかったとも言えます。毎月決まった日に入ってくる給料があるから安心して生きられるということなんだな〜としみじみ感じたりしました。

不安な時どうするか

失業手当を全額もらわずに、夏くらいに個人事業主になりました。今は税務署に行かなくてもインターネットで開業届が出せるので便利です。しかし、いきなり起業したからと言ってお金が入ってくるわけではありません。Activityを生業にしようとしていたこともあり、色々実験しながらやっている部分もあるので、月の収入はかなり不安定になりました。自分の1日の稼ぎを見て、生活の水準を下げなければならないという不安にも直面しました。貯蓄もそんなに多いわけじゃないので、このまま行けば〇〇月後には・・・・。なんてことも考えたりしました。

安定した収入が無いという不安がこれほどのものなのかと自分で体現してみて初めてわかりました。そんなときどうすればいいかと言いますと、やはり働くことになります。人生で初めて色々アルバイトを経験することになります。この国のシステム(資本主義のシステム?)がすごいと思ったのは、働いて翌月に給料が入るということを思ったらとても安心することです。この安心感は言ってしまえば麻薬のようなもので、自分が本来やるべきことなのか?という自問も忘れてしまうくらい魅力的なものです。その安心があるから多少好きなことができるという余裕も出てくる。

仕事を辞めてからの大きな気づきの一つでした。

逆に、起業してから大変だろうな〜って思っていた確定申告は意外に楽でした。今はインターネットで確定申告もできるので、月額制の会計ソフトの力を借りたらあっという間に終わってしまいました。

でも、こうやって一つ一つ体験していくことで、この国の仕組みが少しずつ見えてくるし、逆に今まで何も知らなかったんだと自分が恥ずかしくなりました。会社がいかに守られた組織だということがわかるし、個人事業主の待遇は本当に良くないという社会課題も見えてきます。クレジットカードが作れなかったり(一部作れる?)。

でも、会社時代だった頃よりも自分が生き生きしているのは間違いないです。どうやって今日生きるか?という問いは自分自身に考える癖がつくし、いかにお金を使わないで動いていくというのは生きる力を養ってくれます。

それでも、まだサラリーマン時代の癖が抜けきれていない部分もあり、苦労は多いですが、一歩一歩自分の暮らしを自分の手で作っているワクワクをヒシヒシを感じているのです。

zen


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?