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とりあえずこれをやれば、栄養が偏りにくくなる4つのこと

栄養の知識がない方にお勧めする、栄養が偏りにくくなる4つのこと



健康には気を付けたいけど、何すればいいかわからない。一人暮らしのご家族が、きちんと食事をとれているか心配。。。
そんな方に伝えたい、栄養知識がなくても健康な食事に近づけるルールをご紹介します。(あくまで、栄養士の私がオリジナルで考えたルールです)

1、食材の種類は多く食べる。
2、ごはん(パン、麺)、肉(魚、卵)、野菜を揃える。
3、美味しいと思える範囲で薄味に。
4、具たくさん汁物を1品つける。

「この4つを守ってね~」だと伝えやすいし、栄養の知識がなくても行動しやすいのではないでしょうか。

私がなぜこの4つをお勧めするのか説明しますね。

1、食材の種類は多く食べる

少し難しい話に感じるかもしれませんが、食べもにはたくさんの栄養素が含まれています。炭水化物、タンパク質、脂質などは聞いたことがある方も多いと思います。
卵も肉も魚もタンパク質が多い食べ物ですが、タンパク質はさらに数種類のアミノ酸というものでできています。つまり、食べる肉の種類などで、摂っているアミノ酸の種類が変わってくるんですね!

野菜も同じです。野菜をたくさん食べることはよいことですが、同じものをたくさんより、違う種類をたくさんのほうが、いろんな種類のミネラルなどの栄養を食べていることになります。

よって、たくさんの種類の食材を食べていることで、たくさんの種類の栄養素を摂っていることになります。

2、ごはん(パン、麺)、肉(魚、卵)、野菜を揃える。

この3種類は揃えるのがお勧めです。パンだけ、うどんだけで済ませては、栄養が偏ってしまうのはわかりやすいと思います。
また、ごはんを抜いて、おかずだけもお勧めしません。糖質抜きダイエットなどもありますが、その場合は栄養の知識をつける、または知識がある人に指導してもらいながらでないと、体調を崩したり、返って太りやすい身体になることもあります。まずは食べすぎに注意して、ごはん(パン、麺)も適度に食べましょう。

3、美味しいと思える範囲で薄味に

味が濃いと、塩分の摂りすぎ、糖分の摂りすぎに繋がります。また、味が濃いものになれると、さらに濃いものが美味しく感じたり、少しでも薄いと味を感じないなど、常に味が濃いものを求めて生活習慣病などに繋がります。
反対に薄味に慣れてくると、少しの味付けでもしっかり味を感じるようになり満足します。
無理に味がないものを食べていると、食べる楽しさがなくなりますので、美味しいと思える範囲で薄くを意識してみてください。少しずつ薄くしても味を感じるようになると思います。

4、具たくさん汁物を1品つける

これは特にお勧めしたいことです。具たくさんにすることで、1の種類をたくさんをクリアしやすくなります。また時間がないときは鍋にして、麺なども入れれば、2のごはん(パン、麺)、肉(魚、卵)、野菜もクリアです。

具たくさん汁物のいいところは野菜がたくさん摂れることはもちろん、減塩にもなります。具が少ない汁物と、具たくさんの汁物、同じ大きさのお椀に同じ量を注いでみて下さい。具たくさんだと、必然的に飲む汁の量が減りますよね。つまり、汁に含まれる塩分を飲む量が減るのです。味を薄くするのが苦手な方はこの方法で少し減塩をすることができます。

そして、食材の栄養には水溶性と言って、水に溶けだしてしまうものも多くあります。茹でた調理だと、油を使わずヘルシーに感じますが、茹でたときに出た栄養素を捨ててしまうことになります。汁物だと、溶けだした栄養も飲み干すことができますね。

まとめ

美容が気になるOLさん、健康が気になるけど忙しい方、一人暮らしのお子さんの食生活が心配、そんな方に試していただけると嬉しいです。



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