見出し画像

事務(文系)部門のDX業務改革 個人能力差について

文系社員の能力差と、業務改革について書いてみます。

普段の事務系の業務において、論理的思考能力は、ほぼ必要ありません。
決められた仕事を、決められたとおりに遂行する。
大事な事であり、それができる人は貴重な戦力です。

しかし、最近はやりのDXとか。いわゆる業務改革という話になると、
文系社員の弱点が露呈します。

文系社員の中には、論理的・戦略的に物事を考える力が、壊滅的に弱い。
そういう方が、確実にいます。
学生時代に、理数系よりも暗記科目が得意だったので、文系に進まれたのでしょう。

そして、部長課長といった役職が、個人の能力ではなく、
組織への忠誠度に基づき与えられるような会社が、
DXがどうとか言って、業務改革に乗り出すと、結果は悲惨です。

部長課長の出世欲、自己顕示欲(いいところを見せたい)が優先され、
冷静な議論は無視され、DXプロジェクトは破滅に突き進みます。

経営層(会社役員)は、外部コンサルとか雇って、
DXプロジェクトをサポートしようとしますが、
コンサルの目的は、
コンサル会社の収益最大化(プロジェクトの長期化)であるため、
プロジェクト成否は最優先されず。。
自社の部課長がダメなら、コンサルをサポートにつけても、
やはり、プロジェクトは失敗します。

文系社員が多い事務部門の大規模な業務改革は本当に難しい。

この場合、経営層(会社役員)がサポートすべきは、
戦略・論理思考が得意な文系社員です。
そういう人は少数ですが、探せば社内にいるはずであり、
経営層の信認を得て活躍できれば、結果は好転します。

結局のところ、業務改革プロジェクトの成否は、
経営層(会社役員クラス)による人選と、
社風(社内政治よりも、論理的な議論を尊重できるか?)
にかかっていると思います。

企業は人なり。ですね。

















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?