読書 - ユダヤの商法

はじめに

ユダヤ人というとビジネスが非常に上手い人種や金融を牛耳っているなど、各々のイメージがあると思う。私は、ユダヤ人に対して漠然としたイメージのみがあり、詳しく調べたことはなかったため、本のタイトルに興味を持って手に取った次第である。

ユダヤ人の性質

どんなことがあろうとも、ビジネスでの約束(契約)を遵守できない人は、一生ユダヤ人に信用してもらえず、ユダヤの人脈やコミュニティに入るのは不可能。著者は取引で大赤字になっても約束わ守り続けたからこそユダヤ人から信用、信頼されユダヤのコミュニティに入り込んだ。

美味しいものを食べることが一番の幸せという価値観であるため、食事の時間を本当に大切にするる人種である。

ユダヤ人のビジネススキル/考え方

ビジネスのターゲット市場としては、まず財布の紐を握っている女を狙え、次に口に入れるものを狙え(物理的に必ず需要があるため)
各人種の文化、考え方や、特有の微妙なニュアンスを翻訳では網羅しきれないため外国語(特に、英語)を学べ
商談などの場面でそのビジネスが成立するか否かを瞬時に計算できるように暗算が得意になれ
メモ取りビジネスで曖昧な部分をなくせ(曖昧な部分は後に揉める原因となる)
話の中で多角的な物事の考え方で話をする、またはビジネスチャンスを掴むために視野の広い知識、深い雑学身につけろ
物事を有利に進めるためにも、一手先を読んだ行動をしろ
人間は上流階級に憧れるもの。故に、金持ちから流行らせることで次第に市場に浸透させろ。憧れの的にすることで商品の息が長くなる(だいたい2年はもつ)
ビジネスモデルは薄利多売はアホ、多売するなら厚利でやれ、値引きはするな、自分の商品に自信持て。希少価値出せば厚利は可能である。

最後に

ユダヤ人がビジネスで何を考え行動してるか簡潔にまとめてみた。今からこの考え方や振る舞いを身に付ける努力をすることで、以後自分のキャリアについて、何かがひらけそうと思う一冊である。

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