ぽん

小学校教諭です。 行動分析学、応用行動分析、物理学がライフワークです。 子育てに奮闘し…

ぽん

小学校教諭です。 行動分析学、応用行動分析、物理学がライフワークです。 子育てに奮闘しています。

最近の記事

仕事術

教職はブラック。 そんな風に言われがち。 工夫次第で切り抜けられます。 工夫で時間が生まれると、 そのこと自体が好子になる。 すると、次の工夫をしてやろうと なります。 工夫が工夫を呼びます。

    • 帰りの会は短く。その前に金塊あり。

      帰りの会は短く行う。 1先生の話(ほとんどしない) 2挨拶 平均1分程度。 帰りの支度の時に、 明日の朝子どもがきた時に記録すべき時間割を貼っておく。 子どもが帰りのしたくなどごちゃごちゃやっている間に、 戸締りと整頓まで済ませる。 帰りの会は、 騒然としている間は絶対にスタートさせない。 思わしくない場合は、黙ってやり直させる。 これを年度当初に数回やっておくと、 すべて自動的にうまくいく。 子どもも早く帰りたいので。 片付け方を教えておいて、

      • 自分の仕事を強化する話

        自己強化といいます。 これは褒美の種類も強化のタイミングも ばれているわけで、難しいとされている。 私の場合は、仕事を小分けにして、 すこし手をつけたら好きな仕事をやって、 仕事で仕事を強化しています。 小分けにするのが要諦で、 ちょっとやったらすぐ強化、 という感じでいいです。 ひとかけらのチョコレートでもいいかもしれません。

        • 娘が本棚に乗る

          娘が本棚に乗ったり大声で泣いたりするので、 何もしていなくても構うようにしました。 何もしていないのに構うのですから、 何も強化ができないと思います。 ところがこれで問題行動を起こさなくなります。  直前     行動     直後 構われない>問題行動を起こす>構われる のですから、 直前     行動     直後 構われる>問題行動を起こす>構われる にしてあげると、前後で結果が変わりません。 生物はカロリーを節約するからなのか、 所望の結果を得られているときは

        仕事術

          消去法

          娘が食事中に椅子の上に立つ。 危険だし、作法としてよろしくない。 立ち上がりを無視し、座ったらかまってほめる。 手で「小さく」座るように促し、座ったらほめる。 座ったら褒められるとして、 たくさん立つようになってしまった。 ここで慌てず、立ったことへの反応は 極小に抑えることが大切。 思わしくない行動に結果を与えない。 すると行動がなくなっていく。 消去法。

          怒り散らかした

          何しても泣き止まないので、 怒り散らかしました。 赤ちゃん相手にそんなことをしても意味はない。 と、わかっていてもやってしまう。 一発怒るとスカッとして、 その場では爽快感が得られるからです。   直前   行動   直後 不快感あり>>怒る>>不快感なし こんな図式が考えられます。 相手が赤ちゃんでない場合、 例えば小学生なら、ここに「静かになる」 という結果もくっつきます。 教室でずっと怒り続けている先生は、 こういう行動で強化されているのだから、 なかなか「

          怒り散らかした

          言葉を言えるようにする=シェイピング

          娘と読書をしています。 全部読み聞かせ。 娘がランダムに私に絵本を放ってくるので、 それを読む。 何か言葉を発したら、 ほめて構って強化します。 1歳3ヶ月ですが、 結構話すようになりました。 2語文は一回まぐれで出たが、 まだでません。 単語が増えた感じ。 今日は「くつ」「プーさん」「ぷしゅ(しなぷしゅ)」を 言っていました。 10冊20冊とエンドレスで絵本を放ってくる。 気のすむまで付き合います。 疲弊しました。

          言葉を言えるようにする=シェイピング

          家族の小言から抜け出す

          家族の小言はストレスの素です。   直前    行動    直後 妻の小言あり→家事をする→妻の小言なし 妻の小言は不快な要素であって、 これが消えることで家事が強化されます。 嫌子消失の強化という枠組みです。 ただ、これが延々と続くと精神衛生上よくない。 「自分で状況を改善した!」 と呟くことにします。 自分で自分をほめるわけです。 ひとかけらのチョコレートを食べてもよいです。   直前    行動    直後 自己肯定なし→家事をする→自己肯定あり チョコなし 

          家族の小言から抜け出す

          構造のお話だけ

          ニュートンの運動方程式をみて、 「世の中こんなに単純なわけがない。」 「なんでもこんな方程式にしたがうだなんて、   お前には心がないのか!?」 と激昂する人はいません。 それに対して、 スキナーの随伴性の図を見ると、 激昂する人がいます。 心の有り様の話を否定するわけではなく、 どちらも言っていることは、 「世の中にはこういう構造があるよ」 というだけなのです。

          構造のお話だけ

          前もって決めておくこと

          ほめて育てるのが大切と言っている人が多くいます。 私も賛成です。 ですが、何をほめるか決めていないで指導をしている人が多い。 何をほめるかは、「行動」で決めておくのが成功のこつです。 「心を入れ替えてお片づけを決心したらほめる」ですと、 その瞬間がいつ訪れたかわからず、 心を入れ替えてもほめられないのです。 「片付け始めたら『よしいいぞ!』でいこう」 が効きます。

          前もって決めておくこと

          スケジュール

          今子どもに指導していることは、 ある日ある時突然できるようになることがあります。 その時に、「次に何をどのように」指導するか見えていないと、 慌てることになります。 練習はスケジュールとセットです。

          スケジュール

          操作を狙わない

          子どもを操るためにほめる、 このような動機でやると失敗します。 ほめ言葉がうわっつらになっている。 わざとらしさを消すにはどうするか? 良い行動を決めておいて、 短くほめることです。 長い言葉でほめちぎろうとすると、 だいたい失敗します。 そんなに気の利いた言葉がするすると 出てはこないものです。

          操作を狙わない

          強化は話は易しい。しかし実行は少し難しい。

          後輩。 授業がうまくいかない。 そして子どもを叱責してしまう。 多くの若い先生は、 授業がうまくいかないのは、 「経験が浅いから」だと思っている。 そうではない。 技能があるかどうかで、経験は数字でしかない。 ポイントなのは「技能」であって、 「知識」ではない。 これが伝わらない。 やり方を教えても、 「わかりました」 となって、練習をしない。 そして実行しない。 「わかった」のかもしれないが、 わかるとできるは違う。 実行しないから身につかず、 いつしか情報も忘れ

          強化は話は易しい。しかし実行は少し難しい。

          何であなたの学級はそんなに子どもが発言をするのか?

          ときかれることがあります。 単純明快で、発言を強化しているからです。 何か意見を言ってもらって、 子どもが答えたらほめるます。 よし!すごい!いいぞ! 程度のものです。 1秒未満です。 短いから、たくさん強化できます。 現場ではこれを、 「子どもの思いを実現する学習課題を」とか、 「必要感のある展開に」とかやって、 子どもに「無理やり」自主的に意欲的にやらせようとしています。 結局、無理やり台本を押し付けているから、 子どもは黙ってしまう。 すると先生は焦る。

          何であなたの学級はそんなに子どもが発言をするのか?

          怒鳴る先生は操られている

          子どもに説教をして、性格や内面の変革を求める人がいます。 学校の先生はこういう人が多い。 子どもにエネルギーを使うので、 悪いこととは言い切れません。 が、変化しないと怒ります。 そして説教で内面が変化することはほとんどありません。 あんまり効果がないことをなぜ続けるのか。 ガツンと一発怒ると、 問題行動がその瞬間に止むことが多いからです。 あるいは、スッキリするから。 「怒鳴る」が強化されてしまっています。 「静まる」などの変化が瞬間的なので、ものすごい「好子」とな

          怒鳴る先生は操られている

          赤ちゃんがブーブーいう

          唇をふるわせます。 ブウブウやってます。 食事の時とか。 やめてほしいとお母さんがうんざりしていますが、 もちろん止めません。 やっても無視する、といいます。 でもやめない。 かわいいので私が反応してかまっているからです。 止めなくてはいけませんが、つい反応してしまいます。 たまにかまうと余計に行動はエスカレートします。 変動強化といいます。

          赤ちゃんがブーブーいう