〜奄美大島〜【世界遺産を色んな角度で見てみよう①】
今日から日本にある世界遺産を紹介&関連知識をシリーズとしてやっていこうと思います。
記念すべき第1回は「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」です
2021年7月26日「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されました!
日本の自然遺産としては、白神山地、屋久島、知床、小笠原諸島に続き5件目の登録になります。
場所
知識としては
奄美大島・徳之島が鹿児島県
沖縄本島北部・西表島は沖縄県
を覚えておくといいでしょう
(鹿児島県と沖縄県の間は与論島と沖縄本島です。)
鹿児島・沖縄で知っておきたい地理知識
鹿児島の地理
桜島:日本有数の活火山であり、噴火によって東側の大隈半島とくっついています
シラス大地:水はけの良い火山灰からなる地層であり、稲作に不向き。そのため、さつまいもや畜産が盛ん
沖縄の地理
亜熱帯気候:本州が属する温帯に比べて湿潤多雨で平均気温が高い
サトウキビ:沖縄の畑の半数以上で栽培されている。他には気候を生かしたゴーヤやパイナップルも栽培されている
なんで登録されたの?
4島には世界で固有種が多く、生物の多様性を守るために重要な地域と評価されました。
西表島のイリオモテヤマネコや沖縄島北部にいるヤンバルクイナは有名ですよね!
飛ぶのが苦手なヤンバルクイナは数を減らしていますが、その理由としては
①マングースなどの外来種による捕食
②森林伐採による住処の減少
③交通事故
がおもに挙げられています。
なんで生物多様性を守る必要があるの?
この質問、しっかり答えられる大人もあんまりいないのではないでしょうか?
ちょっと考えてみてください、、、、
・生き物は守るのは人間の義務だから?
・いっぱいいた方が嬉しいから?
もちろんそのような感情論的な意見も大事なのですが、
僕が答えるとしたら
①生態系を維持するのには、多様な種類がいた方がよい
生物種が多く、食物連鎖のつながりが多岐にわたればわたるほど、生態系は維持されやすいと考えられています。
https://imidas.jp/jijikaitai/k-40-045-09-07-g250
(この記事の図や説明がわかりやすいので是非ご参考に)
②将来的に人間にとって有益になる種がいるかもしれない
毒が心臓病の治療薬となる可能性のあるカエル
ガンやエイズ患者への鎮痛剤としての有効なカタツムリ
このように自然界には人間の健康に役立つ種類がおおく存在しています。
有用な種(未発見のものを含む)が絶滅してしまった場合、復活させるのはほぼ不可能となってしまいます。
生物種が多ければ多いほど、将来的に人間の医療などに有用な種がある確率は当然高くなります。
勿論他にも理由があると思いますが、僕の答えとしてはこの2つをあげたいと思います。
終わりに
世界遺産シリーズ第1回でした!
書いている間に色々な関連する問題が作れるなと思いながら、この記事をかいていました。
世界遺産一つをとってもその周辺知識は無限に広がっていきます!
この機会に身近なニュースからも知識の幅を広げてみてはいかがでしょうか!?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?