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高校の試験、大学の試験

単位認定試験の調査が来ました。もうそんな時期ですかー。

「試験の調査」というのは、まず「試験をやりますかやりませんか」というところからスタート。実習や演習は試験がないのでまずは「試験無」と回答します。たまにシャレで「試験有」で回答したらどうなるのかなと想像しますが、学生はパニックになるし教務の方々の手間は増えるしでいいことはなさそうだからやらない。

「試験有」の場合は試験日をプルダウンで選択するのですが、不思議なことに365日どれでもから選べるようになっているのです。これまたたまにシャレで違う日を選択したらどうなるのかなと想像しますが、学生はパニックになるし教務の方々の手間は増えるし(以下同文)。

さらに「持ち込み」の欄で持ち込み可・不可を選択します。「可」を押すと自動的に持ちこめるものを書く欄が登場します。私が担当する授業では一般教育科目は持ち込み可、専門科目は持ち込み不可にしています。たまに持ち込み可の科目を「不可」で回答してみようかと想像しますが、学生はパニックになるし(以下同文)。

そこまで入力が終わると、再試の調査のページが出てきます。これは「再試をやりますかやりませんか」というところからスタートで、「再試有」を選択するとどんなタイプの再試をするかという選択画面になります。私は本試験も再試験も同じようにがちがちの試験ですが、再試はレポートでOKという先生も多いみたいです。ここは「がちがちにペーパーテストをやります」のボタンを選択します。

大学名がきちんと入った試験問題・解答用紙の印刷を依頼する項目もあるのですが、これは昔の名残なのかな、という気がしますね。私が大学生のときはいわゆる「印刷機」で印刷していて、試験用紙は校章が入ったパリッとした紙だった気がします。今は別に印刷を頼まなくてもコピー機のボタン押すだけですもんね。

そうそう、私がいる大学の場合、事務室のコピー機がちょうど入り口に近いところにあるので、学生が出入りする時間帯はコワくて試験問題は印刷できないんですよ。以前、隣の部屋の先生が血相を変えて廊下を走っていたことがあり、どうしたんですかと伺ったら、試験問題を印刷して部屋に持ち帰って数えたら一部足りないので、どこかに落としてきたんじゃないかと思って、と言われていました(数え間違いだったことが後で判明)。

そういえば、高校で非常勤講師をしていた時は、試験シーズンになると生徒が職員室に入るのも禁止になるくらい、結構ピリピリしていましたね。試験問題も印刷したら速やかにここに置いてください、と鍵付きの棚に保管していました。

なんかそんなことを思い出していたら妙に緊張してきてしまったわ。試験はまだまだ先だというのに。