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この一週間に読んだ料理小説 vol.3

オットが図書館で大量借りしてきた料理小説を、横取りして読むといういつもの話ですが。

最近オットが見つけたのが「森崎緩」さんという作家さん。以前に「函館グルメ開発課の草壁君」という小説を読んで面白かったみたい(私も読みましたが感想は書いてません)。

今回読んだのは「総務課の播上君のお弁当」「小料理屋の播上君のお弁当」「総務課の渋澤君のお弁当」の3冊。タイトルを見たらなんとなくわかる通り、3冊とも登場人物がリンクしているので、一気に読むと人物関係がクリアにわかります。

タイトルに出てくる「播上君」は実家が小料理屋という設定なので、小さいころから料理を叩きこまれているというキャラなのですが、それにしたって、会社員が帰宅して、日々のお弁当のために揚げ物とかするというのは大変だな・・・と思っちゃいます。揚げ物するのはいろいろ大変なので(そのあとの油の処理とか、周りに飛び散った油をふき取ったりとか)、私自身はほとんど揚げ物しないのです。普段からやっていれば、もっと心理的ハードルが下がるのかしら。

今週読んだ他の本は「しあわせの香り」。これは以前に読んだ「純喫茶トルンカ」の続編ですね。前作で病気療養した方のその後の話も出てきて「ああ、なるほど」と思ったり。高校生の幼馴染のやり取りは胸がきゅんとしますね。私自身はそういうのなかったなあ・・・。

「ホテルクラシカル猫番館」は、ホテルに勤務するパン職人が主人公。若いのにしっかりパン作りの知識と技能を習得しているあたりがなんともライトノベルっぽい(ダメじゃないよ)。

最近の傾向なのかもしれませんが、どの小説も多少のトラブルがあってもこじれずにちゃんと丸く収まるし、基本的に悪人が出てこない。もうちょっと掘り下げたらいいのにな、と思うことでもスルっと解決しちゃうので、ホントに気楽に気軽に読めてしまいます。書くのは大変なのだろうに、読むのは小一時間。先日の入学式でも移動中に読もうと思って二冊持って行って二冊とも読めたくらいですからね・・・。

しかし、料理小説を読んでばかりでろくに料理をしていません。反省してこの週末は頑張りますかね。


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