モアイとの邂逅/Special thanks to popo& あやのん
※ヘッダー画像は、フリーサイトから引用しました。
popoさん、あやのんさんへの感謝を先に述べたいところですが、その前に知っておいて欲しいことがありますので、少し我慢して読んでくださいね。
🔶モアイとの邂逅
今回の人生へのご褒美旅/ハワイ・オアフ島をすべて書き終えて、旅の気づきとしていくつかありますが、一番印象に残ったのはPCC(ポリネシア・カルチャーセンター)での複製されたモアイ像との出会いだ。
その事実を知れば知るほど、何処かに書き残しておきたいという思いに駆られた。
PCCには、ポリネシアの村々が存在するが、唯一ラパニュイ(イースター島)だけは村がなく、複製モアイ像の設置だけなのである。
それは何故か?
🔸ラパニュイの文明は滅びてしまった
、、、のである。
その悲しい歴史、それには諸説あるようだが、事実に一番近いのは、次のことだと思っている。
飢餓、病気、自然環境の悪化。
それを時系列でみていくと、次のことが起因しているようである。
1、ポリネシアの中では一番東に位置し、他のポリネシアの国から遠く離れ、南アメリカからも4,000Kmと遠く、船での往来が困難で交易が元々容易に出来ない環境にあった。
また、数多くのモアイ像を立てるために木を伐採してしてしまい草だけが生い茂る島になっていた。つまり土地が痩せてしまっていたのだ。
2、そこへ1700年代になると、西洋人がズカズカとやってきた。
彼等は身勝手にこの島に住みつき、我が物顔で暮らし始めた。
島民を奴隷とし連れ出し、家畜も飼い、天然痘や結核などの病原菌まで持ち込まれた。
3、草が生い茂る島も、こうして持ち込まれた家畜によって食い荒らされ、ただでさえ食料が乏しい島国の人たちは窮地に追いやられた。
さらに追い打ちかけるように持ち込まれた病気によって、1900年を待たずして先住民人口は100人ほどとなってしまった。
これが全貌のようである。
さらに、ここで新たな事実を知ることになる。
この像を見て、気づかれた方がいらっしゃるかと思います。
そうです。
PCCで複製されたモアイ像には、目が入っているのです。
ラパニュイ(イースター島)にあるモアイ像にはご存知のように目がない像となっています。
何故、目がないのか?
🔸モアイ像には目が入ってない
1、ラパニュイには、大昔、元々は長耳族が暮らしていた。
そこへ短耳族が住みつき暮らし始めた。
初めは仲良く暮らしていたが、16世紀。西洋人がやってくる前の話となるが、人口増加と食料難、環境の変化によって、部族間で争いがおこるようになった。
2、やがて、互いに立てたモアイ像を倒しあうようになった。
それは、「フリ・モアイ」と呼ばれていたそうである。
3、霊を弔い集落の守り神として建てられたモアイ像であるが、こうして部族間の争いによって、魂が宿るとされる目をくりぬいたそうである。
そこまで部族間で憎しみあったということなのだ。
諸説あるが、どうもこれが真相のようだと思っている。
それでは、PCCのモアイには何故目が入れられているのか?
🔸PCCのモアイ像には目が描かれている
ラパニュイ(イースター島)からPCCにやってきた石工の人たちは、海に飛び込んで目の材料となる白いサンゴと黒いスコリア(火山岩)を取ってきたそうだ。
墓で眠る人たちに魂を宿らせる為に目を描き入れるためだ。
なるほど、目を描くことで魂を蘇らせ、現世を眺めさせたかったというわけなのだ。
ラパニュイの悲しい歴史を知っての思いからだろう。
モアイ像の画像を見ながら、思いを馳せる。
滅んでしまった自分達の文明・文化を哀れんで、遠いハワイでじっとこの世を眺めているだろうと思うと胸がいっぱいになる。
痛かっただろな、辛かっただろうな、そして、悔しかっただろうな。
そして、現世を見て何を思うんだろう?
世界のどこかで繰り返される殺戮という愚かな人間の行為を憂いているのではないだろうか?
争いごとをして得する者は誰もいないよ。
俺らみたいになってしまうからね。
そう、つぶやいているに違いない。
🔸ラパニュイ(イースター島)のモアイ像の現在
多くのモアイ像が倒され、さらに18世紀になるとモアイ像を信仰する貴族階級からマケマケ神を信仰する戦士階級に権力が移ったため、モアイ像は作られなくなったようだ。
1840年には全てのモアイ像が倒されてしまっているのが確認されていて、現在復元されたのは40体とされている。
復元された像含め、約1,000体のモアイ像が残されているそうです。
ハワイオアフ島での旅から、ラパニュイ(イースター島)のモアイ像の話に及ぶとは、夢にも思ってなかったが、こうして旅の醍醐味のひとつである『気づき』によって多くの事を学ぶ、とても良い機会を得たのであった。
以上の話を踏まえた上で、popoさん、あやのんさんへの感謝へと入っていきたいと思います。
🔷Special thanks to popo&あやのん
私の無茶ブリに真摯に向き合ってくれたお二人に深く感謝申し上げたい。
何ら絵も描かず(大昔は描いていた)、勝手なことばかり言っている男が呟いたひとことを見逃さずに応えていただき、即時表現してくれた事に感謝を申し上げないわけにはいかないのだ。
彼女たち二人のクリエーター魂、技量と熱量。
お二人のファンなら、そのレベルの高さは誰もが認めるところだ。
写仏部リーダーが突如失踪するという不測の事態にあっても、迷子にならず己が道を行くお二人に対して、ここに感謝を捧げたいと思います。
🔹POPOさん
貴女は、私がこのnote村にやってきて間もない頃(誰も見向きもしてくれない頃)から拙記事にコメントを頂いた、かけがえのない方です。
そのまま、誰にも見向きもされなければ、私はもしかしたらもうこの村にいなかったかもしれません。
そして、次々と魅力ある作品を出されていて、日本文化財にも造詣が深く地道に活動をされています。それから、自ら着物姿で颯爽と登場し和装を広げる活動も行っておいでです。
そんな貴女は、私の投じた拙記事『人生へのご褒美旅/ハワイ・オアフ島 第3日目』内のポリネシアカルチャーセンターで撮ってきた画像からインスパイヤ―して作品にしてくれましたね。
私の拙記事を見るやいなや、即刻製作に取り掛かり翌日投稿してくれましたよね。ところで、一体、いつ寝てるんですか?
記事と作品はこちらです。
すごくないですか!
どうやって作ったんだろう?
と思っていたら、鉛筆の頭に近い部分を彫って削って作った、と。
こんな発想誰が思いつきますか?
何の気なしに発した私のたわごとに、即日取り掛かり翌日には記事にしてしまうって、すごすぎませんか?
正直驚きました。
アイデアとセンス、ユーモアもあってラブリーなモアイの完成です。
訊いたところ、敬虔な仏教徒ではないとしても仏教の国、日本に生まれ日本の文化をこよなく愛すpopoさんは写仏という概念ではなく、違った形で表現したかったと仰っていました。
唖然として、恐れ入りました、参りました、しか出てきませんでした。
一本取られました。
そう思ってるのも束の間、気を抜いていたら、さらにもう一稿が投稿された。
な、な、なんと、タトゥーの紋様を使ってこんな作品を出してきた。
鉛筆を彫って削っての作品に飽き足らず、前述した写仏に対する日本愛をブチ破って、かようなまでに作り込まれた作品を創作いただいた。
もう一度言うが、何ら写仏や絵の一枚も提供してない私のつぶやきにここまで創作熱を燃やされるとは、、、。
アイデアの引き出し、インスピ、プレゼンス、すごいとしか言葉が出てきません。
完全にKO負けです。
お許しください、ですよね。😂
しかし、どうやって作ったんだろ?
🔹あやのんさん
まず申し上げたいのは、貴女はつい最近まで365日投稿をされていたことです。
週1ペースの私なんかには到底できないことだ。
しかも、毎日投稿するって中身がチープでは見る人もついて来てくれないでしょうから、寝る時間も惜しんで恐らく、頭が一番冴えている起き抜けの朝の散歩前(6時前)には毎日描き上げていた筈だよね。
幸か不幸か、写仏部なるものに掃除見習いでという触れ込みで加わわらせてもらったつもりが貴女の命名で「おやつ班」「ギター班」班長というありがたいけど、良くわからない拝命というか役職を頂いてしまった。
実は、食の世界は幅広に、音楽では特に昔のフォーク、POPSを歌ったり、JAZZを聴いたりするのが好きで、野球はメジャーオンリーで大谷翔平くん中心に日本人選手が活躍するのが、大好物なんだよ、あやのんさん。
いつか、蕎麦前で大人呑みしてから、カラオケ対決しようね。
高性能マイクで。(^^♪
そんな貴女が投じてくれたのが下記の記事ですね。
ヘッダーを見たら、どうしちゃったんだろ?モアイは?
と思いますよね。
何と、イケメンで一本釣りを謀ったん好きなんですよね。
それはいいとして、見てください。
この出来栄え。
私が撮ってきた、たった1枚の画像を元にインスピでささっと描き上げてしまう技量。これまた恐れ入りました、ですよね。
凛として、現世をしっかり見つめているではありませんか!
鼻筋もしっかりとしていて。
彼女は、詫び寂びを重んじて、6体のうち頭に何も乗っていない右端の像を選んだとのことだ。
因みに、頭に乗っかっているのは、プカオといって髪の毛を表しているそうです。
つまり、頭に何も乗っかってないのは、ハゲだったということらしい。
こじつけだが、頭をまるめ業を行う仏教に合い通ずるかもしれない。
心なしか右目の下に涙が流れているかの様な表情は、きっと現世を見て、滅んでしまった自分達の文明を哀れみ、そして、人間の浅ましさを嘆いているに違いない。
そして、驚いたことにデューク・カハナモクまで描いてきた。
いやーまいった。
実にシブイ!
皆さん、同じモンゴロイドとして血が騒ぎませんか?
純粋なポリネシア系ハワイ人として、世界に羽ばたき、オリンピックでいくつものメダルや世界新記録を打ち立てた偉大なるアスリート、スイマー。
こんな顔で見つめられたら、あやのんさん、自分で描いて自分の絵で失神しちゃうんじゃないかい?
なんて、想像しちゃいましたよ。
そればかりか、私の想像画まで頂いてしまった。
少し顎がとがってるところは別として、骨格とメガネをどう見破ったんだろ?
もしや、ボヤカシを解除する術を知っているんではないかい?( ´艸`)
お二人には、感謝としてのお返しが中々できなくて、時間が経ってしまいましたが、これをもって、popoさん、あやのんさんへの感謝とさせて頂きますね。
そうそう、私がnote村に来た時に一番初めにコメントをいただいた大恩人nanakorobi yaokiさんも写仏部に加わりましたので、これからの活躍が益々楽しみになりましたね。
これまで通り、いやこれまで以上に応援に力を込めていきますので、創作活動に一層邁進されますこと、願ってますよ。
As always, I’ll put in more effort into supporting you than ever before.
I hope that you’ll continue to push forward with your creative activities.
では、では!
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