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経営メンバーとともにピッチイベントを再構築し、盛況を博すー新たな業務を通してPD・森が得たものとは?

eiiconではたらく様々なメンバーにインタビューする #eiiconなひとびと 。今回はPD(プロジェクトディレクター)の森奏子が登場します。セールスやコンサルタントとともに、クライアントのプロジェクトの伴走支援するPDとして、2021年7月に入社した森。今春からは、eiiconが定期開催しているピッチイベント「eiicon meet up!!」のメイン担当にもなり、イベントの企画・運営にも職域を広げ、活躍しています。実際に、4月と6月に開催した「eiicon meet up!!」は参加者も多く、活況なイベントとなりました。
森が「eiicon meet up!!」に携わることになったきっかけ、そして同イベントの企画・運営に携わることで得たものなど、詳しく話を聞きました。

エンタープライズ事業本部 プロジェクトディレクショングループ プロジェクトディレクター 森 奏子
同志社大学卒。2018年新卒でPR会社へ入社後、マーケティング部に所属。BtoBマーケティング全般を担いつつ、1年目でオウンドメディアを立ち上げ、編集長に就任。2021年7月よりeiiconに参画。ProjectDirectionグループにて、さまざまな企業団体のオープンイノベーションプログラムのディレクションやマッチング支援を担当。eiicon meet up!!など、自主企画イベントの企画運営なども行っている。

イベント実施1カ月前に、突然の指名。喜んで!と快諾。

――今回は、森さんが担当しているピッチイベント「eiicon meet up!!」について、主にお話を伺いたいと思います。vol.2、vo.3ともに大盛況だったと伺っていますが、そもそもPDである森さんが、この企画のメイン担当者になったいきさつをお伺いできますか。

事業部長の村田から、直々に担当についてほしいと言われたのがきっかけです。eiicon meet up!!は、以前から開催されていたイベントでしたが、コロナ禍でしばらく中止していました。それが、今年の3月に再開したんです。その時の担当者が退社したため、後任として指名されたのが私でした。

私はクライアントのプロジェクトに伴走支援するPDなので職域的には少し外れるのですが、前職でセミナーなどのオフラインイベントを担当した経験がありましたし、以前からeiiconの認知拡大に貢献できるようになりたいと伝えていました。また、PDとしてプロジェクトを担当する中でも、プログラムに応募してくださる企業との面談が楽しく、今後スタートアップ支援ができるような力をつけていきたいと村田にも伝えていたため、それで任せてみようと思ってもらえたのかなと…。あくまで想像ですが(笑)。

――森さんがメイン担当になって実施されたeiicon meet up!!は4月末でしたよね。その話を受けたのはいつ頃だったのですか?

3月末です。前担当者が退職する1週間前でした。あまり時間はなかったのですが、ちょうど担当案件が少し落ち着いていた時期でしたし、興味もあったので、「急に大きい案件来たな」と思ったものの(笑)、じゃあ喜んで引き受けます!という感じでしたね。

――不安やためらいは無かったんですか?

まったく無かったといえば嘘になるかもしれませんが、前職でも同じような経験が何度かありました。まだ経験も浅いうちに、イベント運営やオウンドメディア立ち上げを任されて。ある意味、一度乗り越えているぶん、今回は変に気負い過ぎず取り組めたかもしれません。その辺のところを上の人たちも分かって、任せてくれたのかもしれませんね。

▲森がメイン担当になり、4/27に開催した「eiicon meet up!!vol.2」。フェムテックがテーマとなっており、スタートアップ5社が登壇した。その模様はイベントレポート記事にまとめられている。https://tomoruba.eiicon.net/articles/3501


きめ細やかな対応が奏功!イベントは大盛況に。

――イベントは、満員状態で参加者の熱量の高さをとても感じました。どのような点を工夫されたのでしょうか?

本当に細かいことですが、今まで傍で見ていて、eiiconが主催するイベントって集客期間が短いなと思っていました。なので、引き受けた時点で、できるだけ集客期間を長く確保したいと考えていました。登壇者を決めて、集客ページを作成するための素材回収、デザイナーさんへの発注、ページ公開までを最短スケジュールで進めたんです。

それから、たとえばFacebookで集客するときに、今まではタイトルトップに「eiicon meet up!!」と記載していたのですが、それでは初見の人には何のイベントか分かりにくい。まず「ピッチイベント」と目立つように書いたうえで、どんな人に向けたイベントであるかを明記するなど、概要文の書き方にもこだわりました。本当に些細なことなのですが。

――いえいえ、そうしたきめ細やかな対応が大切だと思います。

ありがとうございます。あとは、申込者へのリマインドメールも一週間前、前日、当日の3回送りました。そうしたら、当日に「少し遅れるんですけど大丈夫ですか?」と直接連絡をいただいた方もいらっしゃったんです。もちろん、大丈夫ですとお返事し、無事ご参加いただけました。そうした参加者と密なコミュニケーションがとれたことも良かったのかなと思います。

――集客面以外で工夫された点はありますか?

イベント一週間前に、すべての登壇者の方と一対一で、最終確認ミーティングを行いました。今回とくに繋がりたい企業や業界はありますか?というヒアリングをして、「実証の場が欲しいので、こういう業界の方とお話ししたい」「サービス導入を目指しているので、女性商材を扱っている企業とつながりたい」といった要望を、事前にお伺いしたんです。

その後、社内のメンバーに、この登壇者はこういう企業と繋がりたいそうなので、適宜フォローお願いします、といったことを事前に伝えました。当日は参加必須でないメンバーが、ほぼ全員来てくれて、登壇者と参加企業とを繋ぐサポートをしてくれたんです。社内連携を強化したことで、参加者の満足度に多少は貢献できたかなと思います。

――イベント終了後、登壇者や参加者の感想はいかがでしたか?

やっぱりリアルイベントはいいね、という声が非常に多かったのが印象的でした。登壇者の方がおっしゃっていたんですが、オンラインイベントでは一方的に話すだけで相手のリアクションが見えなくて、達成感が得られにくい。その点、リアルイベントは来場者の顔や反応を直接見ることができて、手ごたえが感じられるそうです。参加者の方も、イベント後の交流会への参加率が高く、後日、登壇者の方から参加企業の方とコンタクトを取っています、というお話も伺いました。

また、直近で開催したロボティクスの回でも、登壇者の方から「素敵なイベントでした」「とても良い繋がりがたくさんできました」などとおっしゃっていただけて、開催した意義があったのだと嬉しい気持ちになりましたね。eiicon meet up!!を通じて、様々なスタートアップの代表の方々とお会いして直接コミュニケーションできることは、非常に良い刺激になっています。

▲6/23に開催した「eiicon meet up!!vol.3」。ロボティクステーマでは、スタートアップ6社が登壇した。公式facebookを要チェック!


社内人脈が急拡大。“ちょうど良い”ステージでの挑戦が鍵。

――イベントをメインで担当してみて、森さんご自身の感想はいかがでしょう?

まず思ったのが、このeiicon meet up!!の企画・運営メンバーに入って、代表の中村やCOOの富田といったボードメンバーと初めてガッツリ関わることができたな、ということです。今まで一緒に仕事する機会って、ほとんど無かったんですよ。

富田については、マーケティングのプロなので、タイトルの付け方、キービジュアルの作り方、集客関連など、Webマーケティングの面でかなり勉強になりました。中村は、とにかくコネクションが広いし、最新トレンドにも敏感。打ち合わせの中でもアイデアがポンポン出てくるので、そのアイデアを形にしていく工程を一緒にできるのは、とてもワクワクしましたね。スピード感もすごくて、ミーディングをするたびに物事がどんどん前に進んでいき、圧倒されました。

――今までPDの仕事では、セールスやコンサルタントと一緒に動くことが多かったと思いますが、今回は森さんがフロントに立つポジションでした。そういう仕事の仕方についてはいかがでしたか?

責任の重さや、自分で判断して動かなければならない場面が多いな、というのは正直感じました。もちろんPDの仕事も責任感は必要ですが、あくまでセールスやコンサルタントの方が立案したプロジェクトを一緒に進めるという立場。それに比べると、今回の方がプレッシャーは大きかったですね。でも、それが自分の力になったと思います。

この仕事は自社イベントで、お客様から対価をいただいて行う仕事ではありません。そういうところからチャレンジさせてもらったのは、入社1年目の私にとって、言い方は少しおかしいかもしれませんが、ちょうど良いステージだったなと思います。

また、このプロジェクトを通して、一気に社内で関わる人が増えました。先ほどお話ししたボードメンバーもそうですし、インサイドセールスやカスタマーサクセスのメンバー、インターンの子たちまで。社内で関わる人が増えるのは面白いですね。仕事の幅が広がったと感じますし、他の業務のときにもコミュニケーションが取りやすくなりました。


入社1年で確実に前進を実感。2年目は勝負の年!

――今後、eiicon meet up!!をもっとこうしていきたい、といった目標や改善点はありますか?

6/23の回で発表したのですが、eiicon meet up!!でスポンサーを募ることになりました。そういったこともあるので、今後も毎回参加者数を更新していきたいですし、会場などイベントを行う環境を整えることで、全体のクオリティをあげたいです。また、「オープンイノベーションコミュニティの活性化」を目的としたピッチイベントは、他にはなかなかありませんから、イベント自体の認知を高めて、”eiicon meet up!!ブランド”を確立していきたいです。

また、もうひとつの私自身のミッションは、eiicon meet up!!をもっと効率よく時短化して運営することです。4/27の回は初めてでしたので、準備にしっかり時間を割いてしまいました。それを見ていた中村にアドバイスをもらったんです。「自社のイベントより、あくまでクライアントが優先だよ。あくまで本業(クライアント対応)を中心に、イベントも回していけるようになるのがベストだよ」と。責任を感じていた分、はっとさせられました。自分が担当になって二度目の6/23の回も、盛況に無事終えることができたので、ここまでの二回でうまくいったやり方を活かしながら、次回以降はもっと時間をかけずにスムーズに進めていきたいですね。

――社内で「イベントといえば森さん」、というポジションになりそうですね。ご自身は今後のキャリアについて、どのように考えていますか?

どうでしょうか(笑)。確かに、eiicon meet up!!の準備を進めながら、並行して別のイベントにもサポートで入っていました。今回の仕事では、普段接する機会のなかったメンバーとコミュニケーションを取れたので、少しだけ自分の存在感を社内で出せたかなと思っています。大勢の人と関わりながら、ひとつのことをやり遂げたことで、大きな達成感を得られましたね。

また、今年の7月で入社1年になりました。この1年間で本当にさまざまなことを経験させてもらい、着実に前に進めていると感じています。次は2年目。関わってきた自治体や企業のプロジェクトも2周目に入り、当然担う責任も大きくなると思います。今年は勝負の年になりそうです。

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