アラヒフノウタ 〜団塊Jr.〜 ＃２
２ 夏の会話
「セミの声が朝から賑やか」
アラヒフのオイラ
オイラにはセミの声が聞こえていない
昔は聞こえていたけれど
今は聞こえていない
蒸し暑い夏の朝
妻のそんなセリフである日
気がついた
耳鳴りは、ずっとしていて
むしろ
それがセミの声のように聞こえる
冬でも聞こえるセミの声
贅沢といえば贅沢
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