後輩の成長を喜んだ日
7年前に会社にチーム制が導入になりました。
もともとは企画系の仕事を希望していた私
就活に迷っていたときにたまたま立ち寄った占いで
「あなた集団行動は無理。個人主義の仕事がいいわ。営業にしなさい。」と言われました。
その当時全く営業という言葉すら考えていなかった私でしたが、なんとなく視野も広げて営業職を探すことにしました。
その当時どこよりも魅力的に感じたのがいまの会社です。
バリバリ成績を上げて、数字でしっかり評価してもらえる仕事は私にとってやりがいしかありませんでした。頑張った分褒めてもらえるのも嬉しかったんだと思います。
けれど、その数年後にまさかのチーム制の導入
チームの可能性を信じていなかった私は足を引っ張るメンバーにただ苛立ちを感じるばかりで、他者貢献なんて考えてませんでした。チームの予算も全て自分が売上を作るなんて強気に考えていました。
いま思い出すととても生意気だったと思います。
そして現在、私はチームの副リーダーのポジションにあります。
チームビルディング、コーチング、マネジメントを学び組織運営にトライしています。
人より自分、自分が一番活躍するといった考えは入社当時よりは薄まったものの、そのプライドは未だ健在です。だからこそチームビルディングを行いつつもどこか他人をあてにしないような考えでいました。
しかしそんなチームも少しずつメンバーが増え、抱える後輩が増えると面倒を見る機会も増えてきました。
(着信)
後輩「あ!諭吉さんお疲れ様です!」「いま大丈夫ですか?」
諭吉「うん!」「どうしたー?」
後輩「はい!今期の目標を今日達成することができました!!」
諭吉「うわーそっか!そっか!おめでとう!!」「やると思ってたよ!ずっと行動をやめなかったもんね!」
後輩「はい!先輩たちのおかげです!!」
諭吉「いえいえ、あなたの努力ですよ。よかったね、おめでとう!!」
Z世代はやる気根性努力なんてしないって聞いたことがあったけれど、やる子はやる。やる時はやる。
彼らの貢献心って私よりもずっと強くて、そもそも素質として持っているようです。
私なんて自我の塊で仕事をする上でこの性格のせいでたくさん苦労しました。
後輩だって頑張ってる、期待すればこたえてくれる。
そう思うと今の会社で私がすることってすごく単純なことなのかもしれないなと思います。
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