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授業のヒント

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今日から授業で使えるアイデアやSmall Talkの実践例を紹介しています。
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2020年4月の記事一覧

中・高 #3-2: Texting friends (友達に連絡する)(後)

生徒が自ら考え、表現する力を高めたい。 生徒の発話を促すために教師はどのような発問をしたらよいのか? ここでは、今日の授業に役立つ問いかけの例を毎週トピックとともにご紹介します。 中学3年生から高校1年生までの生徒を対象としたペアワークを促す展開例です。 前回は、「Texting friends」をトピックに、教師による話題提示と質問、生徒間でのインターアクション、そして全体での共有という流れの展開例を示しました。 今回はその流れのなかでのさまざまな「意図」や「注意点」に

小・中#3-2: How do you keep in touch with your friends? 友だちとどのように連絡をとりますか?(後)

Small Talkってどうしたらいいの? 児童生徒の発話を引き出す問いかけって? ここでは、今日の授業ですぐに使える実践例を毎週トピックとともにご紹介します。 Week 3 のトピックは「友だちに連絡をとる方法」です。前回は「4月20日の郵政記念日」に関連して、先生が「手紙(letters)」について語る場面から始めました。続く展開例では、まず「友だちに手紙を書くかどうか」を先生が数名の生徒に尋ねます。そして「手紙を書かない」という生徒には、さらに「他にどのような方法で友

中・高 Week #3-1: Texting friends 友達に連絡する(前)

生徒が自ら考え、表現する力を高めたい。 生徒の発話を促すために教師はどのような発問をしたらよいのか? ここでは、今日の授業に役立つ問いかけの例を毎週トピックとともにご紹介します。 中学3年生から高校1年生までの生徒を対象としたペアワークを促す展開例です。 今回は、「Texting friends」をトピックに、生徒同士のペアワークを行い、生徒自身の思考を促し、自分の考えを自分の言葉で表現し、さらに相手が話したことを他に伝えることを目指した授業での展開例を紹介します。 【

小・中#3-1: How do you keep in touch with your friends? 友だちとどのように連絡をとりますか?(前)

Small Talkってどうしたらいいの? 児童生徒の発話を引き出す問いかけって? ここでは、今日の授業ですぐに使える実践例を毎週トピックとともにご紹介します。 “Hands-on Small Talk” シリーズも3週目。こちらの「小学校高学年~中学校向け」に加えて、「中学校3年生~高校1年生向け」の2本立てでお届けしています。実はこのシリーズ、対象児童生徒の学年が違っても、同じトピックで Small Talk を展開することを目指しています。今回のトピックは「友だちに連

小・中#2-2: What do you do first thing in the morning? 朝、何をしますか?(後)

Small Talkってどうしたらいいの? 児童生徒の発話を引き出す問いかけって? ここでは、今日の授業ですぐに使える実践例を毎週トピックとともにご紹介します。 小学校5、6年生から中学校はじめまでに学習する表現を使った児童(生徒)とのやり取りの例です。 前回は「朝起きてからすること」をトピックに、まず指導者が「児童に使わせたい表現」を用いて自分のことを語り、その後「朝起きていちばん最初にすること」、あるいは「朝起きて最初にする3つのこと」に向けて対話を展開させる例を紹介し

中・高 #2-2: In the morning 朝、何をしますか?(後)

生徒が自ら考え、表現する力を高めたい。 生徒の発話を促すために教師はどのような発問をしたらよいのか? ここでは、今日の授業に役立つ問いかけの例を毎週トピックとともにご紹介します。 中学3年生から高校1年生までの生徒を対象としたペアワークを促す展開例です。 前回は「In the morning」をトピックに、教師による話題提示と質問、生徒間でのインターアクション、そして全体での共有という流れの展開例を紹介しました。 今回はその流れの中でのさまざまな「意図」や「注意点」など

小・中#2-1: What do you do first thing in the morning? 朝、何をしますか?(前)

Small Talk ってどうしたらいいの? 児童生徒の発話を引き出す問いかけって? ここでは、今日の授業ですぐに使える実践例を毎週トピックとともにご紹介します。 小学校5、6年生から中学校はじめまでに学習する表現を使った児童(生徒)とのやり取りの例です。 Small Talk の始め方Small Talk は、あるトピックについて、これまで学習した語句や表現を最大限に活用して自分の気持ちや考えを伝える言語活動です。その指導は、まず(1)先生がモデルを示す形(「話すこと[発

中・高 #2-1: In the morning 朝、何をしますか?(前)

生徒が自ら考え、表現する力を高めたい。 生徒の発話を促すために教師はどのような発問をしたらよいのか? ここでは、今日の授業に役立つ問いかけの例を毎週トピックとともにご紹介します。 中学3年生から高校1年生までの生徒を対象としたペアワークを促す展開例です。 今回は、「In the morning」をトピックに、生徒同士のペアワークを行い、生徒自身の思考を促し、自分の考えを自分の言葉で表現し、さらに相手が話したことを他に伝えることを目指した授業での展開例を紹介します。 【展

小・中 # 1-2: Spring has come! 春が来たよ!(後)

Small Talkってどうしたらいいの? 児童生徒の発話を引き出す問いかけって? ここでは、今日の授業ですぐに使える実践例を毎週トピックとともにご紹介します。 小学校5、6年生から中学校はじめまでに学習する表現を使った児童(生徒)とのやり取りの例です。 前回は季節の「spring(春)」をトピックに、まず最初に指導者が「児童に使わせたい表現」を用いて自分のことを語ってから、S1、S2、S3の3人の児童に順番に問いかけをして対話を展開しました。 今回はそれに続けてさらにS

中・高 # 1-2: Spring has come! 春が来たよ!(後)

生徒が自ら考え、表現する力を高めたい。 生徒の発話を促すために教師はどのような発問をしたらよいのか? ここでは、今日の授業に役立つ問いかけの例を毎週トピックとともにご紹介します。 中学3年生から高校1年生までの生徒を対象としたペアワークを促す展開例です。 前回は「spring」をトピックに、教師による話題提示と質問、生徒間でのインターアクション、そして全体での共有という流れの展開例を紹介しました。 今回はその流れのなかでのさまざまな「意図」や「注意点」などに触れながら、

小・中 # 1-1: Spring has come! 春が来たよ!(前)

Small Talkってどうしたらいいの? 児童生徒の発話を引き出す問いかけって? ここでは、今日の授業ですぐに使える実践例を毎週トピックとともにご紹介します。 小学校5、6年生から中学校はじめまでに学習する表現を使った児童(生徒)とのやり取りの例です。 今回は、まさに今の季節である「spring(春)」という季節をトピックに、対話を展開してみましょう。 大切なのは、単に「季節について話す」のではなく、「in spring(春だからこそ)」というこだわりを入れることです。児

中・高 # 1-1: Spring has come! 春が来たよ!(前)

生徒が自ら考え、表現する力を高めたい。 生徒の発話を促すために教師はどのような発問をしたらよいのか? ここでは、今日の授業に役立つ問いかけの例を毎週トピックとともにご紹介します。中学3年生から高校1年生までの生徒を対象としたペアワークを促す展開例です。 今回は、新学期を迎えて「spring」をトピックに、生徒同士のペアワークを行い、生徒自身の思考を促し、自分の考えを自分の言葉で表現し、さらに相手が話したことを他に伝えることを目指した授業での展開例です。 生徒が自らの考え

今日から使える! クラスルーム・イングリッシュ #1

小学校の外国語活動では、どのような場面で、どのような表現を使って、やり取りをすればいいのでしょうか? 全国の小学校や教育センターなどで活用している「クラスルーム・イングリッシュ」の表現集をご紹介します。第1回は、2018年度の全英連滋賀大会で授業実演を行った滋賀県大津市立晴嵐小学校の平山美穂先生が活用している、大津市で生まれた「マジックワード」です。(『英語情報』2019創刊準備号より) 「マジックワード」ってなに?小学校の外国語活動では、体験を通して外国語の音声や基本的