英語情報Web編集部

公益財団法人日本英語検定協会発行の英語科教員向け情報誌『英語情報』がWebでも読めるよ…

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公益財団法人日本英語検定協会発行の英語科教員向け情報誌『英語情報』がWebでも読めるようになりました。英語教育の“今”を知る。明日からの授業が変わる。先生方の授業づくりに役立つ情報を発信していきます。

マガジン

  • 授業のヒント

    • 58本

    今日から授業で使えるアイデアやSmall Talkの実践例を紹介しています。

  • 【特別連載企画】先生の思いをつなぐ「リレーメッセージ」

    今年度、新型コロナウィルス感染拡大による臨時休業後に再開された学校現場では、「新たな生活様式」の中で多くの課題に直面しています。その課題は学校種や学年、さらに地域によって様々であり、その全貌を把握することも困難です。こうした状況を乗り越えるための手段のひとつが、「情報の共有」であると考えています。この企画では、日本全国の学校現場における実際の取組、日々子どもたちに向き合う先生方の思いなどを「メッセージ」としてリレーでつなぐことにより、読者の先生方に実践のヒントを提供することを目指しています。

  • ★先生用★外国語授業動画進め方ガイド

    • 19本

    英語情報WEBをご活用いただくために、先生向けのコンテンツを配信していきます。

  • 学習評価について【小学校 外国語・外国語活動 編】

    文部科学省初等中等教育局 情報教育・外国語教育課 外国語教育推進室のご協力により、「学習評価の在り方」について、直山木綿子 視学官と山田誠志 教科調査官にそれぞれ小学校と中学校の「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」(国立教育政策所、令和2年3月)」に基づいてご解説いただき、動画にまとめました。こちらは「小学校 外国語・外国語活動」編です。

  • 山田教科調査官による動画解説

    新学習指導要領における小・中・高等学校の外国語教育の進め方について、文部科学省の山田誠志 教科調査官による動画解説を定期的に配信します。最新情報を分かりやすくお伝えします。

最近の記事

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学習評価の在り方・「指導と評価の一体化」のための学習評価

今年度は「小学校学習指導要領(平成29年告示)」が全面実施され、高学年に新たに教科として導入された「外国語」では新たな検定教科書を用いた学習指導が始まっています。中学校も来年度からの新課程に向けて、小中接続を意識した取組が求められています。 これに先立ち、令和2年3月に国立教育政策研究所ホームページに「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料 小学校 外国語・外国語活動」および「同 中学校 外国語」が公開されました。これら「参考資料」には、学習評価の基本的な考

    • 生徒が輝く場をつくり、自己肯定感を高める

      「学力」というモノサシだけで生徒を測る画一的な教育ではなく、生徒一人一人が夢や目標を見つけて成長していく可能性を信じる「オンリーワン教育」を大切にする。それが興國高等学校の教育の方針だ。祖父が創立し、祖父から父へと受け継がれた学園で、男子教育にこだわり、専願者だけでも募集定員を上回るほどの人気校となった同校が目指す教育について、理事長・校長を務める草島葉子先生にお話を伺った。(『英語情報』2019創刊号より) 長年、男子校の校長を務めるなかで「男子と女子は勉強の仕方が違う」

      • 中・高 Week 12-2: What do you like to do in your free time?  余暇に何をしますか?(後)

        今回は、「余暇に何をしますか?」をトピックとした展開例を紹介しています。前編の前回は、シンプルな内容での展開を紹介しましたが、今回は、もう少し踏み込んだ内容での展開を紹介します。 【展開例】 太字部分の質問は、ペアでお互いに質問させます。 Now, when you were ten, what did you like to do in your free time? - When you were ten years old, what did you like t

        • 中・高 Week 12-1: What do you like to do in your free time?  余暇に何をしますか?(前)

          いよいよ8月になりました。学校によっては夏休みに入った学校もあると思います。生徒たちにも少しは宿題や課題から解放されて余暇を過ごす機会が生じるかも知れません。今回は、「余暇に何をするか?」について話します。前回の「教科」に続いて身近な話題なので、仕掛けはシンプルなものになります。 【展開例】 太字部分の質問は、ペアでお互いに質問させます。 T: As you are high school students, you spend a lot of time in scho

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        学習評価の在り方・「指導と評価の一体化」のための学習評価

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        • 【特別連載企画】先生の思いをつなぐ「リレーメッセージ」
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        • ★先生用★外国語授業動画進め方ガイド
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        • 学習評価について【小学校 外国語・外国語活動 編】
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        • 山田教科調査官による動画解説
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        • 学習評価について【中学校 外国語 編】
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        記事

          【第3弾】「新しい生活様式」の下で「新しいコミュニケーション活動」を創造する

          新潟大学 准教授 渋谷 徹 先生 新型コロナ禍により、授業の中でこれまでのようなコミュニケーション活動を行うことが難しくなっている。なにしろ、教室では次のような「新しい生活様式」の下で学習が進められているのである。 ・机は1m以上離し、ペアやグループを作っての学習は避ける。 ・対面での会話はしない。 ・マスクをして正面を向いたまま発言する。 「『対話的な学び』なんて無理!」 「こんな制約の中で、どうやってコミュニケーション能力を育てたらいいの?」 これが、現場教師の切な

          【第3弾】「新しい生活様式」の下で「新しいコミュニケーション活動」を創造する

          中・高 Week 11-2: What subject do you like?  好きな教科は何ですか?(後)

          今回は生徒たちにとって身近な話題、「教科」についてのやりとりを紹介しています。生徒たちは、身近なこと、つまり自分のことを、英語で表現できるようになっておくべきです。留学生が学校にやってきても、外国の学校を訪問しても、自分たちが学んでいる教科の話はするに違いありません。しかしながら、教科書が「教科」についてまとめて取り上げることはないので、Small Talkのような活動のなかで、教科について話すことを経験しておくと良いでしょう。 前回は比較的シンプルな内容の展開例を紹介しま

          中・高 Week 11-2: What subject do you like?  好きな教科は何ですか?(後)

          中・高 Week 11-1: What subject do you like?  好きな教科は何ですか?(前)

          今回は生徒たちにとって極めて身近な話題、「教科」について話します。話題が身近な場合は、「仕掛け」は比較的簡単になります。前編の今回はシンプルに、リズム良くやれるSmall Talkを紹介します。 【展開例】 太字部分の質問は、ペアでお互いに質問させます。 T: You learn various subjects in school, such as math, Japanese, English, social studies, science and PE, phys

          中・高 Week 11-1: What subject do you like?  好きな教科は何ですか?(前)

          【第2弾】「いきいきとした教室」づくりを目指して ~歴史的非常事態の中で~

          埼玉県熊谷市立熊谷東中学校 校長 伊藤 幸男 先生 慣れ親しんだ霞が関の庁舎から教師としてのホームグランド埼玉県に5年ぶりに戻った。熊谷市立熊谷東中学校長を拝命し、4月1日に着任した。しかし、学校の主人公である子どもたちの姿はなかった。新型コロナウィルス感染症対策の関係で3月に始まった学校の臨時休業措置は、解除の見通しがなかなか見いだせずほぼ3か月が経過した。子どもたちの学習の機会をどう保障すべきかどこの学校も思い悩み、試行錯誤の取組に挑んできたにちがいない。私自身も、一教師

          【第2弾】「いきいきとした教室」づくりを目指して ~歴史的非常事態の中で~

          中・高【特別編その1】なぜ生徒同士で質問させるのか?

          今回はこれまでのようにSmall Talkの展開を紹介するのではなく、自分が紹介しているSmall Talkのなかのいくつかの「こだわり」について説明したいと思います。 私が紹介するSmall Talkの展開は、生徒同士が質問し合うことによって、与えられたトピックについて理解を深めるようになっています。例えば第2回の「In the morning 朝、何をしますか?」 では、生徒同士で What do you do just after you get up in the

          中・高【特別編その1】なぜ生徒同士で質問させるのか?

          中・高 Week 10-2: Milk Chocolate Day  ミルクチョコレートの日(後)

          今回は7月28日がアメリカの「ミルクチョコレートの日」であることに因んでチョコレートをめぐっての展開を紹介しています。実は、「食べ物」についても大いにグローバル化が進んでいるので、チョコレートについて話すだけでも世界の国々や人々について話すことになります。今回も、そのような「内容」を「英語」で運んでいきます。 【展開例】 太字部分の質問は、ペアでお互いに質問させます。 T: What are cocoa beans made into? Only chocolates?

          中・高 Week 10-2: Milk Chocolate Day  ミルクチョコレートの日(後)

          中・高 Week 10-1: Milk Chocolate Day  ミルクチョコレートの日(前)

          中高生は食べるのが大好きです。特に甘いものが大好きという生徒は男女を問わずに多いでしょう。今回は、彼らが大好きな「チョコレート」をめぐっての話です。さて、チョコレートを題材に、生徒からどんな力や知識、情報を引き出すことができるでしょうか? 【展開例】 太字部分の質問は、ペアでお互いに質問させます。 T: I am sure you like eating sweets and candies. In English, people who love to eat swee

          中・高 Week 10-1: Milk Chocolate Day  ミルクチョコレートの日(前)

          中・高 Week 9-2: Save the Koala Day  コアラの日(後)

          「コアラ」という素材を前にして、生徒たちから何を引き出すか、そしてどんな情報を共有すべきか。シェフ同様、教師もまた「仕込み」の段階で頭を使うことになります。考えるべきことはたくさんあります。教師は「第2言語習得」としての効率を考え、また、「内容の面白さ」を考えます。それは、バランスこそ違えど、シェフが「栄養価」と「美味しさ」を考えるのにも似ています。 今回は前回に続けての展開を紹介します。 【展開例】 太字部分の質問は、ペアでお互いに質問させます。 T: Have yo

          中・高 Week 9-2: Save the Koala Day  コアラの日(後)

          【第1弾】アップデートの時が来た!今、小学校の英語教育が熱い!

          岐阜県揖斐郡池田町立池田小学校 教頭   水野 幸弘 先生今年度、「新」が付く言葉は、新型コロナウイルスにすっかり持っていかれた感があるが、「新」学習指導要領全面実施だと意気込んでいたのが我々小学校教師だった。しかし、4月からの業務は、安全面の確保に傾注せざるを得ない状況となってしまった。そんな状況の中、子供たちのためにできることを次の2点にまとめてみた。私たち教師も今の状況に合わせてアップデートし、伸びようとする子供たちを支えねばとの思いからである。 1. 目線を上げるた

          【第1弾】アップデートの時が来た!今、小学校の英語教育が熱い!

          中・高 Week 9-1: Save the Koala Day  コアラの日(前)

          「英語で英語を教える授業」というと何やら難しそうに聞こえますが、英語そのものは器であって、器に入れる、つまり表現する「中身」はどんなものであってもよいので、決して難しいことではありません。Small Talkでは、その「中身」を生徒にとって興味あるものにして、彼らが積極的にコミュニケーションすることを促します。教師には上手な素材選びと、それを上手に料理する能力が求められます。まるでシェフのようですね。 今回のトピックは「コアラの日」です。さて、この素材はどのように料理するこ

          中・高 Week 9-1: Save the Koala Day  コアラの日(前)

          中・高 Week 8-2: What time is it now?  今何時ですか?(後)

          誰もがご存知のWhat time is it now? という疑問文も、使い方次第では、生徒たちのコミュニケーションとそれをとおした学びを様々なかたちで引き出すことができます。Small Talkには、表現そのものを学びのターゲットとしない場合でも、その表現をもちいた英語でのコミュニケーション活動を促し、生徒たちの英語へのexposureを増やすという効果があります。 今回は前回とはまた別な展開を紹介します。教師は話題を提示し、生徒同士の対話を促していきます。 【展開例】

          中・高 Week 8-2: What time is it now?  今何時ですか?(後)

          【小学校 外国語・外国語活動 編】学習評価について 第3弾

          日本英語検定協会では、コロナ禍における小・中学校の先生方の授業実践、および教員研修のお役に立てるよう、特に「外国語活動・外国語の新課程における学習評価の在り方」についての解説資料を作成すべく検討を重ねてまいりました。 以下の動画をご視聴いただき、今後の学習指導と評価の一体化に向けた取組にご活用くださいますよう、ご案内申し上げます。 文部科学省 国立教育政策研究所より発行されている”「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料”は以下のリンクよりダウンロードいただ

          【小学校 外国語・外国語活動 編】学習評価について 第3弾