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映画「来る」相関図。

概ね「来る」

ホラー映画のお祭りみたいなお話。
育児ブログを書いちゃうあなたにオススメ。

ラッキーアイテムはオムライス。

グロさは松竹梅で言うと竹。見ていて嫌になるほどではないが、結構な血や虫が出てくるので、苦手な人は注意。
「怖いけど面白い」、という謳い文句のポスターが見受けられるが、騙されてはいけない。あくまでホラー枠内の面白さ。ギャグ的な面白さはほとんどない。勘違いしてはいけない。ちゃんと怖い。
母親と一緒に家で見たが、「ちゃんとホラーじゃないか!」と怒られた。

2時間15分くらいだが、展開が目まぐるしくあまり長くは感じない。

概ね相関図

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絵の出来はご勘弁。

以下ネタバレ注意。









ネタバレ相関図。

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以下、個人的な展開メモ。
全部覚えきれないので、印象に残ったシーン中心に。セリフの引用とか出来たらかっこいいけど、一言一句覚えられなくて辛い。

起 ヒデキを狙う怪奇現象

カナと結婚し、チサ(娘)も産まれたヒデキは幸せの絶頂。しかし、悪夢や後輩の衰弱死など身の回りの怪奇現象を不安に感じたヒデキは、相談を重ねる。(ツダ(親友)、ノザキ、マコト(キャバ嬢)など)
マコトからのアドバイス「家族に優しくしろ」に激怒するヒデキ。こんなにも家族を大切に思っている。育児ブログだって順調だ。
結局状況は悪化。マコトの姉コトコ(霊能者姉)からのアドバイスを受け儀式を始めるヒデキだったが、コトコと思われていた電話の相手は「あれ」だった。どうしても思い出せなかった幼なじみの名前がチサ(娘と同じ名前)だったことを思い出し、惨殺されるヒデキ。

承 時は流れ…

シングルマザーとして、カナはストレスフルな生活を送る。ところが、ヒデキが殺されたことを悲しむどころか喜んでいた。
ノザキは、怪奇現象の裏に潜んでいたカナとツダの不倫関係、彼らの悪意を明らかにする。再び「あれ」に襲われる人々。マコトは危険な状態に、ツダとカナは死亡し、チサも連れ去られる。

転 コトコvs「あれ」

ついに本物のコトコが動き出す。準備を進めるコトコと、それを阻止しようとする「あれ」。
儀式当日。儀式の場に立ち会ったノザキやマコトも「あれ」に取り込まれかける。「弱いから」と吐き捨てるコトコ。
コトコは、娘チサが寂しがり「あれ」と深く結びついてしまったと指摘し、チサごと祓おうとする。かつて恋人に中絶させたせいで子供にトラウマを持つノザキ、姉に憧れ霊能者の道に足を踏み入れたために子供を産めない体になったマコトは、チサを守ろうと抵抗する。芋虫と血を吐き出すコトコ。コトコもまた、「あれ」の影響を受けつつあった。

「あんただって、弱いじゃないか。」

ノザキ、マコト、チサの3人を逃し、1人立ち向かうコトコ。事態は沈静化される。

結 オムライス

疲労困憊のノザキとマコトはベンチに座り込む。大人たちの醜い感情や、苦労も知らず、チサはただ自分の大好きなオムライスの国の夢を見ているのだった。


雑記

とにかくお祓いシーンが壮大。
あらゆる専門家たちを結集するコトコの祓い。
そしてそれを打ち崩そうと抵抗する「あれ」。
ホラー映画のお祭り。間違いなく一番の見所。

事前情報なしで見たため、前半と後半の主人公が入れ替わるのが驚き。
一方で、公式サイトでは、岡田准一くんが主役のような宣伝。映画の宣伝ってこういうところが難しい。

超自然的に発生する「あれ」も怖いが、人間も怖い。
当然のように殴り合いを始める人と、何事もないかのように食事を続ける親戚たち。
結婚式という祝いの場で渦巻く新郎新婦への陰口。
人間関係の裏に潜む負の感情(特にヒデキ関連は酷い)。
強烈に死に惹かれる子供たち。


育児ブログは書かないように気を付けたい。
面と向かって言いたいことは多々あれど、そこで言えないのが人間関係。やっぱり人生って難しい。



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