映画『まともじゃないのは君も一緒』のレビューです。
こんにちは。映画コメンテーターの直島美佳です。三つ子の母なので、母親目線で書いています。
いつの日かみた映画『まともじゃないのは君も一緒』
予告でみて、絶対にみたいなと思った映画でした♪
普通じゃない予備校講師大野先生は成田凌さん。ダサくて素数のことばかり考えてて、ちょっと気持ち悪い。いや、笑うところなんてめちゃくちゃ気持ち悪くて、そりゃモテないだろうな^^;
うちには息子がいるのですが、息子がこんなんになったらどうしよう。勉強ができる子に育ってほしいし、予備校講師になんてなってくれたらすごく嬉しい。しかも、数学の先生だし!
でも、恋愛がまったくできなかったらとしたら、、、モテモテで女性トラブルとか起こされても困りますが、女性とコミュニケーションが取れないのも母としては心配になりますね。今は結婚しない男性も増えているとはいえ、うちは超高齢出産だから(45歳で三つ子を産みました。息子が30歳のときわたしは75歳。息子が40歳のときはわたしは85歳)素敵なパートナーを見届けてからわたしは死にたいかな。
そんな女性との会話がまったく成立しない大野先生ですが、外見はイケメンなので生徒から告白されます。「わたし、先生のことが好きなんです」
すると「それって定量的に言ったらどうなの」と返してしまう大野先生。ひー!!!!!ぱっと見モテるけど(そりゃ、成田凌さんが先生だったら生徒は好きになるでしょうよ)恋愛にまーったく発展しない。
その普通じゃない先生が普通の恋愛ができるようにと教える予備校の教え子の女子高生香住が清原果耶さん。個人的に予備校内で(個別指導塾かな?)マンツーマンの授業の合間に恋愛について話すシーンが可愛くって好き。そして、二人の会話がテンポよく面白い!←ここ、注目ポイント!
普通(まとも)な恋愛って何?
この映画では「普通」というワードが「何回言うんだろう?」と思うほど出てきます。
大野先生は香住から「このままだと結婚はできない」と言われて、女子高生に恋愛指南を受けるわけですが、この先生、ほんとに普通の会話が成り立たないんですよね。食器屋さんでお祝いの品を探すシーンがあるのですが、オーナーさんがすすめてくれた食器をどうほめたらいいかわからない。
大きさがいいですね。重さがいいですね。
チーン!
も、もっと感じのいいこと言えんのかな。でも、こんな人いますよね^^;
香住はといえば、憧れの青年実業家宮本(小泉孝太郎さん)に婚約者がいることにショックを受けます。そして、大野先生に、宮本の婚約者美奈子(泉里香さん)を振り向かせてこい!とばかりに恋愛の練習をするようにしむけるんです。宮本と美奈子が別れてくれたらしめしめ、、
だけど、大野先生と美奈子がいい感じになってきたら、新しい感情が、、、♡
ここからが面白い展開〜
美奈子は大野先生に好意を持つのだけど、、、それって、普通じゃない大野先生だって女性から好かれるってことなのか、それとも、結婚に揺れる美奈子は優しい人なら誰でもよかったのかな。どっちでしょうか?
そして、ストーリーが進むにつれ、こんな風に思ってきます。
普通であることがそんなに大事なのかな。
みおわったあとは、「普通なんてどうでもいいんじゃない?」と思える後味のよい心地いい作品でした。
「普通ってなんだろう?」ってついつい普通かどうかにこだわってしまう人にとくにおすすめ!
どうでもいい話ですが、わたし自身は、普通の男性よりも「趣味は素数のことを考えることです」なんて男性が好みなので、「ちょっと変わってる男性をいいと思う女性もいるんだけどな」なんて思いながら観ていました(笑)
そして、青年実業家宮本は、外面はいいのですが中身はほんと嫌な男でして・・小泉孝太郎さんの嫌な男っぷりが見事でした!
それにしても、小泉孝太郎さんは好青年の役よりも嫌な男役のほうが似合うと思いませんか?たぶん、爽やかなイケメンだから、ギャップのせいでしょうね。
公開終了している映画館が多いようですが、公開しているところを見つけたらぜひご覧ください〜!わたしは機会があったら絶対にまた観ます。
大阪は緊急事態宣言中ですが、十三の映画館「シアターセブン」では、ゴールデンウィーク期間中、5月1日(土)〜7日(金)まで(5月4日をのぞいて)毎日上映しているようです。(この映画館は休業要請の対象外)
行かれる際はくれぐれもコロナ対策をしっかりとなさってくださいね。
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