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“映人仲間” 番外編『ココを観て!』第三回

映画『初めての女』の主だったスタッフ・キャストが、作品の観て欲しいポイントを紹介! 映画の観方で新たな可能性が広がるかもしれません。

監督が使用していた脚本の1ページ


脚本・羽石龍平の『ココを観て!』

作品のポイントとして、ぜひ見て欲しい所は、
ズバリッ

“人物造形”です!

映画『初めての女』は、そのタイトルから、玉と菊。
この、二人の女性に焦点がいきがちです。


実は“回顧録”

しかし、この作品の物語は年老いた孝作が、
十代の在りし日を振り返る回顧録。

「昨日のように思い出す人がいる」

劇中、老年・孝作が語るこの言葉は、
特定の人物を差したものではなく、

ただ純粋で窮屈に過ごした十代の孝作が、
高山という地で出会った“人々”のことだと思っています。

鼻の先に舌を付けようとする梅地


見た目だけでは分からない

  • 抜けているけど、どこか現実主義の梅地

  • 身なりが良く豪快そうに見えるが、実は繊細に人の心を受け取る豊次

  • 孝作の一番の理解者であるが、それ故に言葉が厳しくなってしまう良々

  • 孝作のための言葉を発しているのに、どうしてもうまく伝えられない不器用な稲田

等々

稲田が孝作を叱責
どうしても言葉がうまく伝わらない


登場人物一人一人に書き入れた

見た目だけでは分からない心の内を“ト書き”や“台詞”として、
登場人物一人一人に書き入れてみました。

その書き入れたものが、
どう演出され、そして俳優陣がどう表現したか?

是非、スクリーンでお楽しみ下さい!



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