見出し画像

壮絶な被爆体験をリアルに描いた作品が、平均PVの17倍を記録/2021年7月1週

※映画.com本体のニュース記事における、PVランキングの振り返りです。編集部のスタッフ数人でチャットし、この1週間で得た“気づき”、オススメの新作情報、衝撃を受けた記事なども交えて、PVの傾向や推移を思い思いに話しています。

6月28日~7月4日 順位まとめ 1~5位

1位

2位

3位

4位

5位

振り返りチャット開始

本日の参加メンバー

大塚さん

飯田さん

飛松

ドーナッツかじり 本日は新たに「タイタニック」の映画感想文を書いて下さったクチナシさんに参加して頂きます。では6月28日~7月4日のニュースPV振り返りを始めていきたいと思います!

5位:「全裸監督」シーズン2の新キャスト発表 渡辺大知、MEGUMI、西内まりや、宮沢りえ、石橋蓮司らが参戦

ドーナッツ 先週も今週も、「全裸監督」シーズン2のニュースが絶好調です。

大塚史貴 これは3カ月以上前の記事ですね。「全裸監督」シーズン2の配信と相まって、過去記事も再注目されている感じです。

クチナシ 過去の記事が遡って読まれるというのは「全裸監督」のコンテンツ力、強し!ですね。

ドーナッツ ちなみに、この記事は先週のPVランキングの5位にもランキングしていて、2週連続。また「全裸監督」関連ニュースは今週、ベスト10のうち4本となりました。まさに強し!という感じです。

大塚 先週に続いて……ですからね。こういう持続性、映画作品でもコンスタントに出していけたらいいですよね。

クチナシ すごく刺激的な場面カットの公開ニュースではなくキャスト発表の記事というのも、視聴者の「事前知識を入れよう」という気持ちが反映されている感じです。作品として注目されていますね。

ドーナッツ 続く4位も「全裸監督」の話題です。

4位:「全裸監督 シーズン2」水川あさみ、桜田通らカメオ出演 お笑い芸人、ラッパーも豪華参戦

ドーナッツ クチナシさんが先程おっしゃっていましたが、こちらも再びキャスト発表記事。私はインタビューのため、配信前に全話見たのですが、その時点では発表されていない豪華キャストが次々と出てきたので、びっくりしました!

大塚 満遍なく……という充実のキャスト陣ですね。水川あさみさんって、本当に作品に良いエッセンスを加えてくれる素晴らしい女優さんですよね。
ご本人もカラッとしていて気持ちの良い方ですし。

テレビレポーターに扮した水川、売れっ子アイドルを演じた桜田、ストリップダンスのコーチを演じた草刈、撮影スタッフを演じた村上以外にも、全8話の本編内には、 ラサール石井 、 水道橋博士 、 ガダルカナル・タカ 、 友近 、 カンニング竹山 、 木村祐一 、 ゆりやんレトリィバァ 、 小杉竜一 、 バッファロー吾郎A らが参戦。ラッパーの 般若 のほか、バイプレーヤーとして活躍する 木下ほうか 、 田中要次 、 近藤芳正 も出演している。

ドーナッツ 4人以外は、役どころが明らかになっていないことも、読者の興味を刺激したと思います。

クチナシ すごく個人的な感想なんですが、カメオが豪華だとシンプルにワクワクしませんか(笑)? もちろん絶対見つけたいし、「何の繋がりでカメオ出演することになったんだろう?」「監督繋がり? 山田孝之さん?」って裏側を考えるのも楽しいです。いろんなカメオ出演の発表記事を読んじゃいます。

ドーナッツ カメオ出演、私も大好きです! 確かに出演の経緯を想像するのも、楽しいですよね! 後で記事を読んで、出演を見逃していたことに気付いて、もう1回本編を見返してみたり。

大塚 カメオ出演という観点でいうと、エンドクレジットが友情出演になっているか否かも注視してしまうかもしれないなあ。細かいけど(笑)。

クチナシ エンドクレジットの「友情出演」めちゃくちゃわかります(笑)。洋画でも「and」気になります(笑)。

大塚 「and」について、めちゃめちゃ同意(笑)。

クチナシ そもそもNetflixでシーズン2が制作されたという事実で、もう品質保証感がすごいです。Netflixは、シーズン1は「やってみよう!」という感じでどんどこ作品を出すけれど、視聴数や反応が奮わなければ、どんなクリフハンガーがあってもシーズン2が作られることはない印象です。日本作品に限らず、「えっ……あれでおしまい……!?」という作品が、世界中に吐いて捨てるほどあるなかで、早々にシーズン2の予算を勝ち取って配信にこぎつけたのはやはりすごいです。

ドーナッツ シーズン1は2019年8月8日に配信開始され、直後の8月16日にシーズン2の制作が発表されています。早々にシーズン2が決定していたことは、品質保証的な観点でもすごいですし、プロモーション的にも功を奏したといえそうですね!

クチナシ 映画もそうですが、続編ありきで制作を始めても、実績を作れなければ打ち切りですよね。Netflixから公式発表されることはほぼないですが、配信直後の数日間と28日間後の記録をランキングにして重視しているようなので、配信直後にシーズン2の制作発表ができるレベルの視聴数があったんだなと思いました。すごい。

ドーナッツ 「全裸監督」トークは大いに盛り上がりましたね! もっともっと語りたいのですが、そろそろ3位に参りましょう!

3位:「るろうに剣心 最終章 The Beginning」幸せな日々を切りとった場面写真 佐藤健&有村架純のオフショットも

大塚 本文内に挿入されている4枚目の写真が、非常に大きな意味を持っていますね。これは、ふたりが幸せなひと時を過ごす前のシーンのオフショットで、良い表情を切り取っていると思います。

クチナシ 見出しの「幸せな日々を切りとった」というのはクリックしたくなるワードでした。だって悲恋とわかっている緋村剣心と雪代巴の“幸せな日々”なんて、そんなの見たいじゃないですか(涙)。 

ドーナッツ その通りですね! タイトルだけで、切ない感情が喚起されて、クリックしたら珠玉の写真たちが待ち受けているわけですもんね……。また「るろ剣」もコンテンツ力が非常に高く、ニュース1つ1つが高水準のPVを稼いでいます。このニュース時点では、「6月29日時点で2部作合計の観客動員数は412万人超え、興行収入も58億円を突破している。」ということなので、今後どこまで興行収入を伸ばしていくか、引き続き注視したいですね! 

大塚 先週末の関西での舞台挨拶で、プロモーションとしてはいったん一区切りとなったようですね。この段階で大友啓史監督の10週連続コラムを読み返してみると、監督の初志貫徹な思いにグッときますよ。

クチナシ 特に全編見終わった方には、ぜひ読んで余韻に浸っていただきたいですね!

2位:連続ドラマ版「ソロモンの偽証」10月3日放送開始! 特報&オールキャストも発表

ドーナッツ ドラマ化決定、生徒キャスト決定と、これまで記事を配信するたびに高い注目を集めてきました。今回は映画でも豪華だった保護者キャストが発表され、映像が初公開されましたね。

大塚 WOWOW渾身の1作になりそうですね。大人キャストも芸達者な方々を揃えて、抜かりがないですね。

ドーナッツ 高嶋政宏さん坂井真紀さんの娘役が、上白石萌歌さん。親子を演じるキャスト同士の化学反応がとっても楽しみです!

クチナシ 原作者の宮部みゆきさんが固定ファンの多いいわゆる“強い”作家さん、映画「ソロモンの偽証」もしっかりと実績を残した作品なのでダブルで期待大。映画版は原作に忠実に1990年が舞台でしたが、ドラマ版はSNSが普及する現代の私立高校に置き換えて制作されるというのも新しい要素で楽しみです!

大塚 全8話ですから、かつて2部作で劇場公開された映画版では描き切れなかった部分も網羅してくれそうですよね。

飯田 大人の思惑もですが、多感な高校生たちの心情描写がより細かく描かれるといいな(お願いします)!という思いです。

大塚 ハードカバーは辞典並みの分厚い3冊。いまは実家に置いてありますが、一度、足の甲に落として悶絶したことを思い出しました。余談ですみません……。

ドーナッツ 大塚さんの足を負傷させるほどの厚みがある大作ということですね(笑)!

大塚 負傷は大袈裟ですね。擦り傷です(笑)

クチナシ 無事で何よりです。いろんな思い出があっていいですね(笑)。

1位:特殊メイクで原爆の悲惨さをリアルに「8時15分 ヒロシマ 父から娘へ」予告編、場面写真公開

ドーナッツ こちらのニュースは、平均PVの17倍という驚異的な数字を記録しました。ニューヨークのスペシャリストによる特殊メイクが衝撃的です。

大塚 これは……、胸がえぐられますね。本当に、忘れてはならないこと。日本人だからというのではなく、人類が決して忘れてはいけないことですね。

J.R.ヘッフェルフィンガー監督やプロデューサーら30代の若いアメリカ人が原爆の真実に取り組んだ。

ドーナッツ アメリカの製作陣による作品、というのも重要なポイントですね。

飯田 本当にそうですね。アメリカで製作されるというのは重要ですし、今作を注視すべき大きな要因です。私、実は人生で初めて映画館で見た記憶のある映画が「ひめゆりの塔(1995)」なんです。いまでも非常に強く印象に残っていて、子どもながら戦争に対する恐怖心と「絶対に起こしてはいけないことなんだ」という思いがあったのを覚えています。今作もG指定なので、幅広い年齢の方にご覧いただきたいですね。 

大塚 本当にその通りで、若い世代の方々にも見ていただきたいですね。

ドーナッツ クチナシさんは、ご家族と一緒に見に行かれたのか、それとも学校の授業の一環だったんですか? 

クチナシ 両親と見に行きました。途中で母と3回くらいスクリーンの外に出た覚えがあります(迷惑)。父が見せたかったようです。母に「ここで待ってようか」と言われましたが、私もギブアップせずに「最後までこの人たちの運命を見なくては」という気持ちが芽生えて劇場の端の席で見た思い出です。

大塚 ご両親の素晴らしい情操教育ですね。

ドーナッツ 「最後までこの人たちの運命を見なくては」という気持ちを、子どもだったクチナシさんに抱かせた、素晴らしい作品ですね。

クチナシ たぶんその前に「ドラえもん」とか映画館で見てると思うんですよ、もちろん。でもインパクトがすごくて。帰りの車で家族で感想を述べるというところも込みでよく覚えています。戦争を扱う映画はいろんな意味で多方面に影響が大きいので、この作品がどんなものになるのか追っていきたいですね。

大塚 ひとりでも多くの方々に届くことを願いたいですね。

ドーナッツ 皆さん、本日はご参加ありがとうざいました! そろそろ終了したいと思います。

クチナシ ありがとうございました!

大塚 お疲れ様でした!!

いいなと思ったら応援しよう!