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壁ドン&アゴクイに続く“発明”ドアチェーン越しのキスに熱視線 ニュースPVプレイバック/2021年5月4週

※映画.com本体のニュース記事における、PVランキングの振り返りです。編集部のスタッフ数人でチャットし、この1週間で得た“気づき”、オススメの新作情報、衝撃を受けた記事なども交えて、PVの傾向や推移を思い思いに話しています。

5月24日~30日 順位まとめ 1~5位

1位

2位

3位

4位

5位

振り返りチャット開始

本日の参加メンバー

尾崎さん

岡田さん

飛松

ドーナッツかじり 本日もよろしくお願いします! では5月24日~30日のニュースPV振り返りです。では5位から!

5位:エマ・ストーン、「クルエラ」の衣装を初めて着た日は「自撮りしまくった」 インタビュー映像公開

ドーナッツ 見出しが素敵ですよね~! エマのキュートな素顔を想像させるような。

岡田寛司 通常のインタビュー映像系って、気になる作品&俳優さん以外だと、それほど食指が動かないんだけど……。これは「自撮りしまくった」というライトな文言に惹かれたなぁ。

尾崎秋彦 読んでるこっちが嬉しくなるタイプの見出しだね。やっぱり喜怒哀楽を引き出せる見出しと内容は強い、という。映画「スキャンダル」で、FOXニュースを表現する「ばあちゃんが怖がり、じいちゃんが怒るネタを。それがFOXニュース」ってセリフがあったけど、まさにそれに通ずるというか。「うちのメディアとしてのスタンスってなんだろう」って時々考えるけど、皆はどう思ってるのか、どこかで話し合ってもいいかも。

岡田 基本は「映画好きの方々に届けたい(映画好きを増やしたい)」という思いなんだけどね。そこに「より多くの人に読んでもらうためには……」という諸々の工夫と仕掛けが加わってきて、ぐぬぬぬと頭を悩ます時があるなぁ……。

ドーナッツ まさに、見出しづくりのときの情報の置き方や書き方などで、毎回自分のスタンスを問われている気持ちになりますよね。「個人的にはこの言葉を入れたいし、作品の良さが伝わると思うけど、より多くの人に届けるには……」というジレンマがあったり。今回の「クルエラ」記事のタイトルは、作品の良さ、インタビュー映像の魅力、エマ・ストーンのかわいらしさを盛りこみ、多くの人の興味をひく秀逸なものだったのではないかと思います!

尾崎 「映画好きのために」と「映画好き以外の多くの人に」の二項対立。それを乗り越えるパワーのある記事が求められ、読者に評価されているということかな! 

ドーナッツ 本当にそうですね! その垣根を越えて、両者に強く訴えかける記事を配信していきたいですね。補足になってしまいますが、少し前に執筆したこのインタビュー映像の記事も、ケイト・ウィンスレットが本当にかわいらしいので、是非読んでみてほしいです!

4位:「SATC」続編にミスター・ビッグ、エイダン、スティーブの3人がカムバック

尾崎 このドラマは本当に根強いな~。

ドーナッツ 個人的には映画版だけ見ているので、今回を好機ととらえて、ドラマ版も挑戦したいなと思いました!

岡田 全然「SATC」を見てこなかったので、ピンとこないんだけどさ、やっぱり「当時の出演者がカムバック!」って、どんな作品でも気分がアガるよね~。ほかにいろいろあった気がするな。いわゆる「カムバック映画&ドラマ」。

ドーナッツ キャストがカムバックしているだけで、ファンは嬉しいものですが、新要素がどれだけ既存のファンに受け入れられるか、また新たなファン層を取り込めるか、が成功のカギですよね。

尾崎 あと、さっき話してた「より多くの人に」という観点から言うと、この記事は全く逆コースなのが興味深いね。「SATC」も「ミスター・ビッグ、エイダン、スティーブ」も、本作を知らない人からしたら、何の意味もない“記号”じゃん。にも関わらず、ランキングの4位に入ってきている。すなわち、まだ情報を探してるファンの総数が非常に多いということ。この作品をしっかり掘って、ファン向けの濃い記事を書くと、成果があがりやすいと推測できる。

岡田 なるほど、確かに逆パターンだ。おっしゃる通り、まだまだ根強いファンがいるんだろうなぁ。あとこのニュースで言えば、俳優の近影ではなくて、当時の場面写真をメインカットに使用したというのも良かったと思うな。

ドーナッツ 強いコンテンツは、見出しにコアな情報を入れても、理解して読んでくれる人が多いですもんね。写真に「懐かしさ」を刺激されて、思わずクリックしてしまった方も多いのではないでしょうか。見出しの作り方の、様々なパターンが見えてきましたね。

3位:ザック・スナイダー監督「アーミー・オブ・ザ・デッド」、数百万ドル追加でスキャンダル俳優をCG差し替え

ドーナッツ 「アーミー・オブ・ザ・デッド」が5月21日に配信がスタートし、この記事は5月26日に掲載されました。週末(5月22、23日)に作品を見た方は、絶対にことの真相を確認したくてクリックしてしまう記事ですよね。

岡田 まだ見てないんだよなぁ~。賛否がぱっきり分かれすぎていて、逆に超見たくなる作品です……(笑)。この記事、個人的に注目したのは、ここ!

「キャストを集めての再撮影がスケジュール上困難だったため、CG処理を施すことに。それには数百万ドルが必要だったが、Netflixは喜んで負担した」

さすがだ、Netflix。

尾崎 数百万ドル、ポンと負担してくれたぜ。コマンドーかなにか?(注:「コマンドー」ベネットの名言「10万ドルポンッとくれたぜ」)。僕もまだ見てないんだけど、CG処理に全く違和感がないのなら「すげ~っ」てなるね。

ドーナッツ 見たうえで違和感がなかった人は、「え、誰が&どのシーンが差し替えだったの?」と興味をひかれますもんね……!

尾崎 あとVODサービスの作品でテーマだと思うのは、「配信開始後、いつ見る?」問題。僕は「いつでも見られる」と思ってダラダラ放置しがちなんだけど、映画.comスタッフやユーザーはどうなんだろう。アンケートをとって、記事にしてみても面白そう。

ドーナッツ 私も同じく、特にオリジナル作品だと限定配信期間もないので、放置しがちです。でも編集部会議などでおすすめ作品を聞くと、語りたいということもあって、早めに見るようにしています。岡田さんおすすめの「バーシティ・ブルース作戦 裏口入学スキャンダル」もこっそり見ました。

岡田 僕もわりと放置しっぱなし系。めちゃくちゃ注目していたものはすぐに見るけども……。あとVODは、わりと「〇月〇日で配信終了」パターンもあるんだよね。鑑賞機会は永久じゃないんだよね……。かつてNetflixで「ザ・ライダー」(クロエ・ジャオ監督)が配信されていたんだけど、“2021年4月6日まで”という告知→「ヤバイ…!」→即鑑賞となりましたな……。

尾崎 あ~、じゃあ、「もうすぐ配信終了作品」をお知らせするアラート記事があると、ユーザーのインサイトを突いた良記事ってことになるね。実は「配信開始」のお知らせより、「もうすぐ終了」の方が、人間心理的に必要とされるのかもしれない。

岡田 そうそう! 配信開始もそうなんだけど「もうすぐ終了するぞ! 急げ!」記事があると有効な気がするな!

ドーナッツ めちゃくちゃ求められている記事だと思います! 2週間前くらいに記事で告知してくれると、ありがたいですよね(笑)。

尾崎 まずnoteで検討してみよう。ヨシ!

2位:柴咲コウ、久々“赤”のパンクロック風衣装で登場 「クルエラ」に「勇気をもらった」

尾崎 「クルエラ」関連記事、2本目だ。 

岡田 やっぱり注目されてるなぁ~。

尾崎 映画.comでは特集記事を展開してるけど、そちらのPVもかなり高水準だったりする。

ドーナッツ 柴咲コウさん×パンクロック衣装、最高にかっこいいですね!
ファッションショーのようで、写真も素敵です。

尾崎 この写真、いいね~。

あと、柴咲コウさんは「赤を10年くらい着てなかった」らしいけど、その理由がけっこう驚き。

「なんでだろうと考えたときに、社会で生きるために、協調性を養いたい時期が10年くらいあったんだと思います」

「協調性を養うために赤を着ない」って発想は僕には1ミリもないので、「そんなこと考えてるんだ」ってビビったな。

岡田 そのコメント、確かに驚いた。まぁ、赤は少し突出しているイメージはあるけど。10年間徹底していたとは……。 

ドーナッツ 「自分を変えよう」と思った時に、ファッションから変えていく(しかも10年)という徹底ぶりがすごいですよね……!

1位:ドアチェーン越しのエロティックなキス、そして情事の後… セルゲイ・ポルーニン出演「シンプルな情熱」場面写真

ドーナッツ 読みたい要素てんこもりの見出し。写真もどれも生々しくて、じっくり眺めてしまいました(笑)!

岡田 ドアチェーン越し=エロい。これは発明ですね。見た瞬間に「なるほど!!!!!」と。ドアチェーン越しだと、ギリギリ顔が入らないんですよね……。

尾崎 で、「そして情事の後…」。見出しが画面越しに飛び出てきて、猛烈な勢いでクリックを要求してくるみたいな。 この作品、拝見しましたが、このドアチェーン越しキスのシーン、すごいよ。岡田くんの言う通り、壁ドン、アゴクイに続く“発明”だと思った。

このほど公開された場面写真は、自分の気持ちを抑え、ドアのカギを開けないエレーヌとキーチェーン越しにエロティックなキスを交わすアレクサンドル、まるで彫刻のように美しい情事の後の半裸など、エレーヌの情熱的なドラマを想像させるシーンが切り取られている。

ドーナッツ 自制心を保つためにドアのカギをかけたままなんだけど、求め合わないとキスできない距離なわけで……。このジレンマ、理性と本能のせめぎ合いがたまりませんね!

岡田 わずかな隙間から交わされる愛の交感……、それぞれの空間を区切っているのがドアチェーンというのも良いよね……。あんまり分析していると官能小説みたくなっちゃうから、ここらへんで黙っておこうかな。

尾崎 むちゃくちゃ際どい画像と、情熱的な予告編はぜひ記事内からどうぞ!

ドーナッツ 暴走手前で、良き感じでまとまりましたので(笑)、今週はこのあたりにしたいと思います。最後に何か言っておきたいことがある方、いらっしゃいますか?

岡田 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が5月29日に放送されましたけど、マイケル・ドハティ監督の“ヤバさ”がよくわかるインタビューが、再度注目されていました。これは尾崎くんのインタビューだよね?めちゃ良い記事なので、改めて紹介しておこう。

ドーナッツ 本日はありがとうございました!

岡田 ありがとうございました!

尾崎 お疲れ様でした~。


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