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おばあさんと車

仕事の帰り道、細い路地の入り口に杖をついたおばあさんが立っていた。
横断するのかと思い、スピードを緩めたが、渡る気配がないため、会釈して、ゆっくり通り過ぎようとしたら、おばあさんも会釈してくれた。
その後、路地から1台の車が出てきた。
バックミラー越しに見ていると、おばあさんは、道路を渡ろうとしていたのではなく、息子さんらしき人の車を誘導するために、通りの入り口に立っていたようだ。
車に向かって、ずっと手をふっていた。
子どもは、いくつになっても子どもで、可愛い存在なんだろうな。

#3行日記


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