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中小企業診断士実務補習 第3クール後半最終日②(プレゼン)

市内から汽車で1時間弱。北の大地は雪で遅延する可能性が高い。振り出しに戻るのはごめんだ。こんな緊張感はもう嫌だ。

早めに汽車に乗る。一本でも早く乗りたい。でも、理由はそれだけではない。

行ってみたい喫茶店があるからだ。限定3食という日替わり朝定食。これを食べなくてはならない。今日一番のミッションだ。

汽車は気持ちがいい。地下鉄と違って高架線上を走るから。眺めがよい、遠くまで見渡せる、視線の彼方には雪化粧の山々が見える。素敵。日常から切り離される感を満喫する。

燦燦と降り注ぐ日差し。今日は月曜日、ぽかぽか陽気、1時間弱の車窓の風景を楽しむ。

徒然なるままに手帳にネタを書きこむ。デトックス効果。

「終点~。○○駅。」乗客は一斉に降車する。

「えっ」?

二駅足りない。短い。ショート。

喫茶店のリサーチはしたが、汽車のリサーチはしていない。痛恨のミス。

寒空に放り出される。

駅長に確認すると、「次の汽車まで、ここで待ってて」。完全防備のぬくぬくいでたちの彼は宣う。

私はサラリーマン。寒空対策はしていない。ぶるぶる震えながら、次の汽車を待つ。走馬灯がよぎる。

テレビCMでよく見かける田舎の駅ホームで書きなぐる。リサーチ不足。

出鼻をくじかれた 。体は冷え切っている。やっぱり喫茶店に行かなければ。ミッションはマストへ。

(閑話休題)

なんとか目的地に到着。HP(体力)はほぼない。待ち合わせ時間まで20分しかない。やるしかないでしょ、喫茶店。

メンバーとすれ違うが振り切る。喫茶店に向かう。なるはやで。

残り10分。素敵な店内、マスター。日替朝定食を堪能する余裕はない。トーストセット一択。

「美味い。でかい。また来たい。」が時間がない。アツアツのコーヒーを流しこむ。あったまったのかダメージを受けたのかはフィフティーフィフティー

ダッシュで待ち合わせ場所に向かう。汽車は予想通り遅延していた。


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