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ライティング基礎トレ26日目 江國香織さん「化粧おとし」

ライティングの基礎力を上げるには、「筆写=理想の文を書き写して分析」するのが良いらしい。
SHElikesのライティング入門コースで教わったので実践!
「伝えられる力」を伸ばしたい!
千里の道も一歩から、ということで、ゆるく楽しく継続したい。

今日は、江國香織さん「とるにたらないものもの」p.72より、「化粧おとし」(750字)を筆写。

筆写作業は、紙でなくiPadのGood Noteアプリにて行うことにした。
(私はNo Good Note No Lifeだ)
初めは手書きで写していたけど、かなり時間がかかってしまう&私は字が汚いため、
持続可能なように、音読しながらタイピングでメモアプリに写すことにした。

↓のスクショ、字汚いしめっちゃ字小さいけど、
文面を写して、文章の構成や気づいたことなどを書き込んでいる。

化粧おとしが好き、とは…!

化粧おとしは面倒くさいものでしかない!と私は思うので、読んでいて少し驚いた。
え、化粧することより化粧をおとす方が好き?そんな人いるの?と。

確かに化粧はさっさとおとしたい。それは間違いない。
けど、おとす作業とその時間が好き、という感覚はなかった。一瞬で化粧が落ちる道具をどなたか偉い人に発明してほしいとは思っているけど…
そんなふうに楽しめるなんて…なんて可愛らしく豊かな感性をお持ちの方なんだ…

ただ、言われてみれば、化粧をおとしているときの「あやしさ、ひそやかさ」は私も感じているかなと思った。
真の姿があらわにされていく時間、人には秘めたい時間。

化粧おとしではないけれど、「あの時間のあやしさ、ひそやかさ」という表現で連想した場面がある。
公衆トイレの化粧直しスペースだ。

赤の他人同士が、所狭しと肩を並べて化粧直ししたり、人によってはイチから化粧を始めたり。
人中を伸ばしながらマスカラを塗ったり、前髪を無造作にあげてファンデを塗り直したり。
「ここは公衆の場でありながら、プライベートな、外ではお見せしかねることもOKな、女同士が集まる場所なのよ」
と、暗黙の了解がある気がする。

それぞれが黙々と、「これからの時間」に向けて一生懸命に顔を整えている光景は、
男性が見たら驚くかもしれない。
公衆トイレの化粧直しスペースは、「あやしく、ひそやかな」空間だ。

化粧するのもおとすのも、それをする人同士のみ共感できる、あやしさやひそやかさがあるなぁと思った。

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