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感情が放つものは、キンモクセイの香りと同様に(文章筋トレ30日目)

ライティングの基礎力を上げるには、「筆写=理想の文を書き写して分析」するのが良いらしい。
SHElikesのライティング入門コースで教わったので実践!
「伝えられる力」を伸ばしたい!
千里の道も一歩から、ということで、ゆるく楽しく継続したい。

今日は、江國香織さん「とるにたらないものもの」p.147より、「書斎の匂い」(790字)を筆写。

筆写作業は、紙でなくiPadのGood Noteアプリにて行うことにした。
(私はNo Good Note No Lifeだ)
初めは手書きで写していたけど、かなり時間がかかってしまう&私は字が汚いため、
持続可能なように、音読しながらタイピングでメモアプリに写すことにした。

↓のスクショ、字汚いしめっちゃ字小さいけど、
文面を写して、文章の構成や気づいたことなどを書き込んでいる。

「精神の匂い」って、感性も表現も面白い

「精神の匂い」って面白いな。父親と、全然違う部屋なのに気配が同じ、精神の匂いが同じ。
その匂いが「寒天みたいな質感で、そこにとどまっている」という表現も面白い。
具体的な五感表現があると読んでいて自然と想像するから、文章と自分(読者)との距離がグンと縮まると思う。

気配というものをそんなはっきりとした手ざわりで感じたことは、私はない。
けれど、目に見えない気配、雰囲気は確かにあるなと思う。

足を踏み入れた瞬間に温かい居心地の良さを感じる居酒屋。ピリッとしたオフィス。どこか冷たさを感じるカフェ。明るさを感じる文具屋さん。

人って、感情や精神状態が放つものを感知できる。頭で考えてでなく、感じる。
それは、キンモクセイの香りやゆうげの匂いと同じように空気を満たして漂う。

私はもうすぐ新しい家族を迎える。そのベビーも、誰に教えられるまでもなく、「精神の匂い」を感じとるのだと思う。
居心地いいな、ここに来てよかったなと感じられるそれで満たしておきたいなあ。

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