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「書く習慣」へ誘われた読書体験

書け!!書くんだ!!ジョー!!!
読後、脳内にこだましたのは、漫画「明日のジョー」の有名なセリフ…
ではないけど、たまにイジイジしゃがみ込んでしまう私を立ち上がらせる言葉だった。

いしかわゆき(ゆぴ)さんの「書く習慣」を読んだ。
本書は、「肩の力を抜いて、とにかく書いてみなよ」と、
説教くさくなく、こちらに歩幅を合わせながら「書く」という世界へガイドしてくれる。
当然お会いしたことはないけれど、なんだか個人的に語りかけてもらっているような錯覚におちいるのだ。
それくらい、「寄り添ってもらっている」と感じながら最後まで読める。

※この記事冒頭に書いたような体育会系なセリフは出てきません。
あくまで私の脳内でひとりでに聞こえたセリフです。

後から読み返したく、たくさんマーカーを引いたのだが、これだけはここでシェアしたい。

大事なのは、才能の有無にとらわれず、とにかく書きつづけることです。

いしかわゆき「書く習慣」 第1章 言葉と仲良くなれば書けるようになる

たとえうまくなくてもヘタクソでも、世に公開する。
それだけで、世界は大きく変わらなくても、あなたの人生はちょっとだけ変わるかもしれません。

いしかわゆき「書く習慣」 第4章 ちゃんと伝わると嬉しくなる

読者のみなさんにも、「やりかた」だけにこだわるのではなく、自分の感性を信じてほしい。
感じたものを言葉にして晒していくことで、人生がどんどん開けていきます。
即効性はないかもしれないけど、コツコツ続けていけば、絶対に身になっていく。一生役立つ大切なことです。

いしかわゆき「書く習慣」 第6章 「書く」ことが与えてくれるもの

思えば、好き勝手に書くのは基本的に抵抗なく、いま時点でも自分語りな発信はホイホイとしている。
けれど、気分によってはnoteやSNSのいいね数、PV数を結構気にしてしまう私。

気にしてしまい、

「は〜…何も考えずに書くのは楽しいのに、発信したいから書くのに、発信したら人との『競争や比較』にさらされているような気持ちになって、勝手に凹んでしまう。発信のジレンマだな〜。あーあ、他者比較して勝手に凹んで非生産的…まるで1人コントだな…」

とかウジウジして、書くモチベーションが低下する。

でも、「書く」こと、「発信する」ことそのものが、自分の日々への種まきになるのだな。
なんらかの「結果」を早急に求めるのでなく、そういうことに執着するのでなく、
これからも書きたいように書いていこう。

スキルも大事。「伝えたいことを、伝えたい人に伝えられる」というスキル。「書くことで、誰かが喜んでくれる」というスキル。
そういうスキルも、書き続ける過程で焦らず積み上げていけたらいいな。

そんなふうに、「書く」ことのスタートラインに立つのだ!と改めて奮起させてくれた。


読んでよかったな〜!いしかわゆきさんの別の著書、「聞く習慣」も読んでみよう。

ありがとうございました!


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