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ライティング基礎トレ27日目 江國香織さん「仕度」

ライティングの基礎力を上げるには、「筆写=理想の文を書き写して分析」するのが良いらしい。
SHElikesのライティング入門コースで教わったので実践!
「伝えられる力」を伸ばしたい!
千里の道も一歩から、ということで、ゆるく楽しく継続したい。

今日は、江國香織さん「とるにたらないものもの」p.93より、「仕度」(770字)を筆写。

筆写作業は、紙でなくiPadのGood Noteアプリにて行うことにした。
(私はNo Good Note No Lifeだ)
初めは手書きで写していたけど、かなり時間がかかってしまう&私は字が汚いため、
持続可能なように、音読しながらタイピングでメモアプリに写すことにした。

↓のスクショ、字汚いしめっちゃ字小さいけど、
文面を写して、文章の構成や気づいたことなどを書き込んでいる。

「仕度をしている時間が幸福」って素敵

仕度をしながら幸福を感じている江國香織さんが、ただただ素敵だと思った。
自分の場合、急かされるように、義務的に仕度をしていることの方が多いかな、と振り返る。特に、朝仕事に行くときなんかはそうだったな…

とはいえ、「朝の通勤電車前」を除くなら、確かに「お出かけの仕度」は心浮き立つものがある。ミッション遂行中!と張り切っているフシがある。

そもそもなぜ、「お出かけ」は心踊らせるのか?と考えてみた。

「家の外に出かける」ということで本能的な欲求のいくつかが刺激されるからではないか、と思う。
生まれつき備わっている「知りたい」欲、不確実なものに惹かれる本能。家に居たって、予想外のことはそうそう起きないけれど、お出かけしたら何かしら予想外のものに遭遇する可能性が高い。

そう、「スマホ脳」にも書いてあった。人間の脳は、今も原始時代のそれと変わっておらず、不確実なものに惹かれるように(ドーパミンが放出されるように)なっている、と。
その方が生存確率を高められたからだそうだ。
たとえば「あ、あの木の上には食べられる実が成っているかもしれない」というときに、「木の上に登りたい!」と欲求が突き上げてくるようになっているらしい。
このように、不確実なものに対しては積極的に行動したくなるのが本能だ。でないと、時期を逸して貴重な木の実をゲットできないかもしれない。

とすると、「お出かけにウキウキする」理由は、
その不確実性と、「積極的にテキパキ行動せざるを得ない時間的制約」によりドーパミンが放出されるからだ、と考えられる。

あれ、素敵なお菓子箱のような「お出かけの仕度」にまつわるショートエッセイだったのに、原始時代とかドーパミンがどうとか、野生的なことばかり考えてしまっているわ…

まずはお出かけの仕度のとき、時間時間、と時計とにらめっこするばかりでなく、
会う人の顔をもっと思い浮かべてみることから始めてみようと思う。仕度の幸せをもっと噛み締めるために。

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