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梅雨って、思いの外長い

こんにちは。

ほとんど全国が梅雨入りしたようです。

くらい日中、ジメジメとした空気、乾かない洗濯物…。

梅雨という時期は、ちょっとうつっぽくなる人が多い時期なのではないかな?って、個人的には思います。

でも、うつ病の私は、梅雨が大好きなのかもしれません。


今年の梅雨は、ほぼ平年通り?

気象庁のサイトでは、梅雨入りと梅雨明けが、平年・去年の日付と共に、表になっています。

こうやって見てみると、どうやら去年は梅雨入りが遅くて、期間的には平年通りかちょっと短いくらいだったみたい?

今年は、全体的にちょっと遅めではあるけれども。

去年ほどではなく、平年通りなのかな?

なんてことが、見て取れますね。


表って、面白い。


「梅雨はどれくらい続くの?」って聞かれたら、なんて答えますか?

私が中学生の頃。

週一で英語の授業には、イギリス人女性の先生が来てくださいました。

とても若く、日本へ来たのも初めての方だったように記憶しています。

ですから、日本について英語で教えてあげよう!みたいなことをしたのだと思います、多分。

私が何を英語で説明したのか、全く覚えていないのですが…。

友達が、『梅雨』について説明していたことを記憶しています。


『梅雨』というのは日本特有のものなので、当然、その先生は『梅雨』を知りません。

雨の日が続いて、ジメジメして、明けると夏になっていく、みたいな説明をしたんじゃないかな。(覚えてない。)

それで、イギリス人の先生は「梅雨はどれくらいの期間続くの?」って聞いてきました。(もちろん英語で。)


私からしたら、梅雨といえば6月いっぱいをイメージします。

6月のカレンダーには、雨に濡れた紫陽花やカタツムリ、ナメクジ、傘、カッパなど、とにかく『雨』を連想するものばかり。

そのせいもあってか、「梅雨は6月中、おおよそ1ヶ月は続く」って思い込んでいました。


イギリス人の先生の質問に対して、友達は、「2週間くらい。」って答えました。

それを聞いて初めて、『梅雨』は意識していたけれど、『梅雨の期間』は意識したことがなかったなぁと思いました。

今でも、よく覚えています。

軽く衝撃を受けたのかもしれません。


梅雨入り・梅雨明けがいつだとか、きっとテレビで何度も耳にしていただろうに。

いざ聞かれてみると、分からない。


あれからもう、5年くらい経ってしまいました。

5年越しに初めて、『梅雨の期間』を知りたいと思い立ち、調べてみました。

平年の日付からすると、大体1ヶ月と2週間くらいが、梅雨入り〜梅雨明けまでの期間のようですね!

一つ賢くなった。


梅雨の期間

ざっくりと、梅雨を44日として計算してみると、一年のうち12%くらいが梅雨になるんですね。

まあ実際、梅雨といっても、気まぐれに晴れが続く日もありますし。

梅雨の終わり頃なんて、ほとんど雨が降らなくて、ニュースで梅雨明けが宣言されると「昨日まで梅雨だったの!?」と思っていた気がします。

あくまでも、梅雨という”期間”が12%ってだけで、12%の期間中ずっと雨降りが続くというわけではないのですね。(当然ではありますが。)


まあしかし。

中学の頃、友達が言っていたように、長い梅雨のうち2週間くらいは、本当に雨ばかりが続いて、陽の光を浴びることのできない日が続くような気がします。

梅雨の本番期間とでも名付けましょうか。

学生の頃は、通学が大変で大変で、とにかく朝から憂鬱で、学校についても憂鬱で、家に帰っても憂鬱でした。

いつでも体のどこかが湿っていて、気持ちが悪かったなぁ。

残念ながら梅雨を迎える前に休職したので、社会人の梅雨というのは経験していませんが。

雨の日の満員電車というものは、苦しかっただろうなと思います。


今年の私の、梅雨

療養中の梅雨というものは、去年の休職を療養と数えるのならば、2度目になりますね。

しかし、去年とはだいぶ心持ちがが違います。

去年は、復職のためにといろいろ躍起になっていましたし、プライベートでもアクシデントが起きたりで、とにかくしんどかったです。

梅雨なんて気にする間はありませんでした、本当に。


では今年の梅雨はどうかというと。

ちょっとだけ、ワクワクというか、ルンルンというか、前向きな気持ちです。


実は5月半ば〜6月頭にかけて、家中を大掃除しました。

梅雨はカビの生えやすい季節です。

カビにはだいぶ強烈な体験があるので、なんとしてでもカビを阻止せねばと梅雨前に対処していたのです。

ホコリを拭き取って、長い間着てない服は処分したり洗濯したりして、押入れの整頓をして、除湿剤も置き換えて。

まあそれでも、どうしようもない部分はあるだろうけれど。

綺麗になったお家というものは、過ごしていて心地が良いですね。

もちろん、元の家が汚かったというわけではありませんが^^;


それから、うつ病だから、なのかもしれませんが。

雨降りで、ジメジメしていて、薄暗い日々というものが、なんとなく心地よいのです。

当然、洗濯物が乾かないとか、汗が気持ち悪いとか、そういう部分には困らされるのですが。

そもそも、あまり外にでないので、室内は除湿さえすれば快適です。

洗濯物は最悪、コインランドリーへ行き乾燥機にかければいいですし。

なんだかんだ、快適に過ごせてしまっているのです。


あとは、雨特有の空気の匂いだとか、ベランダの手すりや地面を叩く音だとか、そういうものが好きなのかもしれません。

陽がささない昼間というのも、眩しくなくて目に優しいですし、不思議と心が落ち着きます。

夜型人間なので、明るいのが苦手なのでしょうか…。


まとまりがなくなってしまった。

きっと今の私は、『梅雨』が好きなんですね。


梅雨が終わると、いよいよ夏

いくら梅雨が好きだったとしても、ずっと続かれるのは困ります。

それこそ、熱帯気候である『雨季』なんかには、耐えることのできない自信があります。

『梅雨』だからこそ、好きなのです。


梅雨が明けて間も無くやってくる夏。

私は、夏があまり好きではありません。


体質的に暑さにはだいぶ強いですし、海や川、プール、キャンプのような夏のイベントは好きです。

夏野菜は大好きで、今から待ち遠しいくらい。

それでも、なんとなく夏は好きになれない気がします。


なんとなく、明るすぎて、輝きすぎて、自分の居場所ではないような心地がしてしまいます。

もっと静かで、冷たくて、薄暗い世界の方が、居場所を感じます。

日中が長いことや、刺さるような太陽の光からは、どうしても逃げたくなる。


そんな夏だけど、嫌いになりきれない

夏って、本当に明るい季節だと思います。

私とは全然違う、私には明るすぎる、そういう季節だと思います。


でも、それと同時に、夏の持つ爽やかさだとか、明るさだとか、寛大さだとか…そういうものに、強く憧れます。

私も、そんな風になりたいなって。


秋は毎年、輝けずに夏が終わってしまったことを、なんとなく寂しく感じます。

そして、次に訪れる冬では、小さく静かに輝きたいなとも。


今は梅雨に入ったばかり。

今年の夏はどう過ごそうか? 今年こそ、輝けるだろうか?

夏に向けての抱負を考えるにはちょうど良い季節かもしれません。

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