【VTuberドラマ動画】10話(最終回)の解説

10話は最終回と言うこともあり、丁寧に作っていきたいなぁという思いがありました。

動画の世界は、更新頻度という指標もありましたので、正直言いますと、4話目以降は、7-8割のクオリティで公開していました。

しっかり時間をかけて作ることで更新頻度が落ちるよりも、多少のクオリティを犠牲にしてでも、更新頻度を優先したのです。

ただ、最終回は締めの回となりますので、それなりにこだわりたいなぁという思いがあり、普段の回なら修正するに至らないと思うところも、時間をかけて修正を重ねました。(特に「間」の部分です)

そのおかげか、個人的には満足いくものができたと思っています(恥

では、前回同様に、最終話について語って(!?)いきたいと思います!

■自分のことを忘れてしまうのか?

ミライが、小学生のユウトが、自分のことを忘れてしまうのではないかと問うシーンがあります。

ミライ自身はロボットのため、記憶はメモリーとして保存されますので、基本的には「忘れる」ということがありません。

自分は忘れることはないけれど、ユウトやアイナはどうなのだろうと、疑問が生じるとともに、不安に思ったからこそ、こういった質問が出たのだと思います。

■3人の想い出づくり

アイナが死ぬまでの3か月間、3人で楽しく過ごそうと決めたあとは、いろいろな所に遊びに行くという描写を入れています。

このときの描写で3枚画像を出しているのですが、この画像の場所は、7話で小学生のユウト達と出かけたところと同じ場所にしています。

画像内のミライの配置もまったく同じで、ユウトとアイナだけを変えています。そうすることで、過去の時と対比しています。

BGMも、7話では希望を感じさせるものにしましたが、この最終話では、別れが前提となっているため、暗めの曲を選んでいます。

■3人での最後の写真

お出かけ描写のあとは、「3人で撮った最後の写真」をイメージした画像を出しています。

真ん中に配置したミライは、目を閉じるほどの笑顔になっていますが、このような表情は、最終話で初めて使用しました。それまでは、ニコっと微笑む程度に留めていて、このタイミングで「最高の笑顔」を使いました。

また、「真ん中に配置する」ということで、ユウトとアイナにとって、ミライは特別な存在である、ということを表しています。

■ラストシーン

最後は、「ミライと出会った小学生のユウトたちが成長した未来」に、視点を移動しています。

アイナの病気をユウトが治し、二人は結婚して、子どもが産まれ、その子どもに、「ミライ」と名付けた・・・という描写です。

二人は、ミライのことを忘れず、むしろ、自分たちの子どもに名前を付けるほど、ずっと想っていたのです。

背景画像は、タイトルのバックでも使っていますが、天の川の写真となっています。「願い→七夕→天の川」という連想です(苦笑

■結局、ボクらの「ねがい」とは何だったのか?

物語上では直接的に明言していませんが、各時代の彼らに、それぞれの願いがある、というような感じで考えています。

アイナを救って欲しいということかもしれませんし、ユウトの気持ちを救ってあげたいということかもしれません。3人で一緒に過ごしたいという願いもあるでしょうし、いつかまたミライに会いたい、ということもあるかと思います。

そこは、見ていただいている方に、各々感じ取ってもらえればと思います。(丸投げ)



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