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絵本の小部屋へようこそ!

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「季節展示」「おすすめ展示」「テーマ展示」など、来訪者のリクエストに応じた絵本棚でお迎えする小さな文庫活動の終了に伴い、バーチャル版をご用意しました。オーナーの自分勝手な絵本解釈…
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2023年1月の記事一覧

今月の新刊より...おかしいけど笑ってばかりいられない絵本

新しいけど古くからの問題を真正面から扱ったお話。これなら幼いこどもたちでも理解や共感がで…

絵本の虫
1年前
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春待つ絵本棚より

春待つ絵本棚より『はなをくんくん』につづいて、さらに2冊をご紹介♬ まず、森に春が訪れる…

絵本の虫
1年前
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春待つ絵本

初版1949年の古典絵本 The Happy Day は、1967年に邦訳『はなをくんくん』として日本の読者に…

絵本の虫
1年前
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無言の情景を紡ぐことば

『ゆきがやんだら』 は雪の日の母と息子のお話だったが、Owl Moon (邦訳『月夜のみみずく』工…

絵本の虫
1年前
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四角い箱から絵本を読み解く

今年はうさぎの絵本に続いて雪の日の絵本を眺めてきたのだけれど、「これドンピシャの1冊やん…

絵本の虫
1年前
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雪降る夜に妖精絵本

『長くつ下のピッピ』の著者アストリッド・リンドグレーンが、北欧の妖精トムテにまつわるリー…

絵本の虫
1年前
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『ぐりとぐらのおきゃくさま』英訳版

『ぐりとぐらのおきゃくさま』は買い替えてもう何代目にもなるのだが、それでもすぐに表紙が変色してしまった画像をアップするには忍びなく、絵本棚の展示にはうちで日の目を浴びることのなかった英訳版を活用してきた。 今は幼少期から英語の学習を始めるお子さんも多いから、英訳絵本に対する需要も増えているのではないだろうか。 初歩的な英文法がかなり網羅されている上に、ぐりとぐらは相手の言ったことを反復するから良いテキストだと思う。 価格が割高なのが難点だが、朗読CDと英語・日本語対応ガ

KATY と けいてぃー

かの『ちいさいおうち』でお馴染み バージニア・リー・バートンの傑作絵本。 除雪車は夏の間…

絵本の虫
1年前
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努力の結晶❄️を語り継ぐ絵本

今でこそスマホで容易に雪の結晶を撮影できるようになったとはいえ、1865年生まれのベントレー…

絵本の虫
1年前
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大好きすぎて見落とした話

「最近の絵本で好きなのは?」と尋ねられたら、まちがいなくシドニー・スミス氏の作品と答える…

絵本の虫
1年前
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雪とこどもを描く目線

雪の日の絵本棚から、まず似たような2冊を手に取ってみる。どちらもストーリーの大枠は、雪の…

絵本の虫
1年前
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雪の日の絵本棚⛄️

明日の大寒に合わせるかのように、北から寒気が降りてくるようです。 そこで今回は雪をテーマ…

絵本の虫
1年前
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ユーモラスで奥深い絵本

ハグの絵本に一目惚れした後、同じイラストレーターによるペンギン絵本も入手。 このやんちゃ…

絵本の虫
1年前
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愛するふたりに贈る絵本

トガリネズミで思い出したのが、こちらのハリネズミの絵本。 息子夫婦が結婚するときに贈ったとっておきの1冊💗【以下、ネタバレあり】 こちらのハリネズミは淋しくて誰かとハグがしたくて尋ねてまわるのだけど、断られてばかり。 一方、本の反対側からも、淋しくて誰かとハグがしたいカメが拒否られながら進んでくる…… そして本の真ん中あたりで2匹が出会い、嬉しくってハグしてめでたしめでたしの展開。 ・・・と書くと、なんだ大したことないじゃんと思われるかもしれないのだが、この絵本の凄さ