手塚治虫 「じゃあ あなた自身がなおしゃいい!」 #03
クル病の息子の治療を
ブラック・ジャックに頼みに来た
父親に対して放った一言が、
1.父親の気持ちも分からなくもない…
「かわいいわが子をなおすためにいろいろ
勉強を」したという父親に放った一言
ですが、まさに現代にも通じる出来事だと
思いました。
今では、ネットで何でも調べられる時代です。
ブラック・ジャックの連載当時では、
ネットの普及こそされていないものの、
この父親のように、医学書や専門書を
読んでお医者さんへ文句を言う、
ということもあったと思います。
専門家に全幅の信頼を寄せるべきかどうか、
という論点はあると思いますが、相手を
信じること、まずはそこから始まるのかな
と思います。
2.一億総不信社会・・・
解説では、このように表現がされています。
ブラック・ジャック語録が出版されたのは
2003年なので、「一億総不信社会」という
言葉は、20年以上前に書かれたことに
なりますが、2024年にも十分、あてはまる
言葉だと思います。
「テレビはオワコン」
「テレビはオールドメディア」
このように言われていますが、ネットやsnsが
発展したからといって、不信感が解消されて
いるわけでもありません。
テレビとsnsでは、真逆のことが書かれていて、
不信感そのものは増しているようにも感じます。
確かにそうなんだけれども、これが
なかなか難しい・・・