vol.17【今日もさわやかに麗しく生きていきましょう】を読みました…
今回は、「今日もさわやかに麗しく
生きていきましょう」ちいりお
ちいりおママ(株)KADOKAWAを
読んだ感想を書いてみたいと思います。
この本の主人公は、りおなちゃん7歳。
YouTube登録者数143万人(令和6年7月現在)の
パパ説教系YouTuberです。
*チャンネル名:ちいりおちゃんねる
*令和5年夏の24時間テレビにも
出演されていたようです。
私は、YouTubeのショートで
回ってきたことで知りました。
最初は、「面白いことを言う子供」が
出演しているYouTubeという、
いたって普通の感想でした。
しばらくして、日テレNEWSのYouTubeで
りおなちゃんへの密着取材の様子が
流れてきました。
お正月に家族で神社にお参りに来ている様子が
映されていましたのですが、私の地元の神社
へのお参りだったこともあり、そのまま
しばらく見続けると、側弯症(そくわんしょう)
という背骨が左右にわん曲し、捻じ曲がる疾患
であることがナレーションで伝えられました。
ショックでした。
YouTubeであれだけ明るく元気に振る
舞っていた子が重い疾患を患っていた
ことと、それを全く知らずに、ただ、
面白いなと思っていただけの自分に
対しても・・・。
1度目は笑って読めました…
何か行動に移さなければ、という思いで
まずは本が出版されていたことが分かり、
購入し、読んでみました。
出版は令和6年1月末で、りおなちゃんが
生まれてから7歳になる手前までのことが
順を追って書かれています。
PART1からPART4の4つに分かれて
書かれていて、PART1からPART3は、
りおなちゃんの言葉がメインで
書かれています。
YouTube動画をそのまま文字に起こした
感じがして、1度目読んだときは面白かった
のですが、最後まで本を読み終えてから、
改めてPART1からPART3を読み直すと、
今度は泣けてしまうようになります。
現在はYouTubeがメイン…
PART4は、りおなちゃんのママが
書いています。
妊婦検診で「亡くなる可能性が高い」と
告げられるところから始まり、
病院の先生から
こう言われたことをきっかけに、
tiktokを始めたことも明かされています。
最後の最後に…
その後も、手術のこと、命のこと、身長の
こと、母ということ、親ということ、
生きるということ、リハビリ・・・
時系列で順序立てて、言葉も丁寧に選んで
いるので、とても読みやすい文章に
なっています。
ただ、読み手としては感情がぐちゃぐちゃに
なり、心が押しつぶされそうになるのを
回避するために、ひたすら読み進めてしまう
形になりました。
このままの感じで終わるのかなと
思っていたら、220ページから
「りおなのあとがき」という
りおなちゃん直筆の文章が書かれており、
それまで我慢していた涙腺が
崩壊してしまいました。
病気のこと、家族のこと、身長のこと、
今後のことについて自分自身の言葉で
丁寧に書かれています。
本当に6歳なのだろうか・・・
なんでいつも笑顔になれるのか・・・
どうして周りに優しくなれるのか・・・
プロフィール欄には、「人生は4週目」と
なっていましたが、間違っていない
ようです。
最後には「パパのあとがき」も
ありました。
麻雀、プロスピ、YouTube、
漫画に熱中しているパパさんですが、
自称ヨキダン(良き旦那)として
丁寧な言葉づかいで家族について
書かれています。
素晴らしい家族だなと思うと同時に、
何か出来ることはないのだろうかと
いう想いも強くなりました。
松山城北東部において土砂崩れも
ありましたが、無力感しかありません。
何か少しでも役に立てることはないのか、
毎日考えていきたいと思います。
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