見出し画像

#11 行政書士→FP2級→宅建に向けて 「宅建→行政書士の順番は難しい」編

今回は、宅建受験後に行政書士試験を
受けるのは難しい、ということについて
書いてみたいと思います。


初見でした…

YouTubeで
「ひゃく【語学と資格】」さんという方が

『宅建士1年生がほぼ無勉で
行政書士試験受けたら何点とれるのか?』

という興味深い動画をあげられていたので
見てみました。
(令和6年6月2日時点で1万回超再生)

宅建試験受験後に行政法を10時間だけ
勉強して、行政書士試験を受けた、
という流れのようです。

ネタバレにはなりますが、結果は
記述抜きで130点で不合格でした。

驚くべきは、その内容です。

行政法は19問中8問正解という部分です。

伸びしろがこれだけある状態で、
記述抜きで130点という結果は、
1年後であれば勝負ができるのでは
ないかと思いました。


また、宅建試験では択一しかないため、
記述に関しては、一応書くことはできた
という内容でした。

宅建でも民法は出題されるのですが、一通り
学習していても、記述のための暗記をして
いなければ、やはり部分点を取ることは
難しいようです。


YouTubeは面白い…

YouTuberでもある司法書士・行政書士の
カヨウマリノ先生の動画では、

「行政書士試験に合格したいのであれば、
まずは先に司法書士試験に合格してから、
行政書士試験を受けた方が良い」

と仰っていました。

今なら、理屈ではよく分かります。

もし、FP2級→宅建→行政書士の順番で
取得しようとしていたなら、まだ、
今の段階で、行政書士試験には
合格できていないはずだからです。

そして、この流れで言うと、宅建に
合格したければ、まずは行政書士試験に
合格してから宅建を受験した方が良い、
ということになります。


まとめ

宅建も行政書士も両方必要なのであれば、
確かに行政書士→宅建の順番になりますが、
宅建しか必要ないのであれば、
この方法は取れないことになります。

だからこそ、宅建は難しいと言われ、
行政書士試験は簡単だ、という風潮に
なるのかなと感じています。

宅建を最終目標にする人は多く、
毎年20万人受験し、17万人が
落ちる試験です。

対する行政書士試験は、
毎年4万人受験し3万5千人が
落ちる試験です。

17万人もの受験者が落ちる試験というのは
他の試験でもなかなかありません。

*受験者数の多い簿記やFPの試験でも
 落ちる人数が10万人を超える試験は
 見当たりませんでした。

毎年、17万人もの人が「宅建難しい」と
言えば、多くの方が難しい試験だと
思うことは当然の流れになります。

・・・世間がどう思っているのかは、
関係ないということが言いたいのではなく、
宅建の方が難しいと思っている方も、
世間一般では一定数いるということを
頭に置いておかなければ、話が
かみ合わないことがあるので、
十分理解しておかなければならない、
ということです。

どちらの資格も、簡単なのか難しいのかは
実際に勉強したものでなければ分からない
ことも多く、個人差もかなりあると
思います。

どちらか一方のみの資格を取るにしても、
周りの言葉や噂というものは、結局は、
雑音でしかありません。

ただ、どちらも取るという場合のみ、
行政書士→宅建という順番が
オススメにはなりそうです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?