#156 行政書士試験合格へ 民法の記述過去問は学習すべき!?
行政書士試験において、記述の配点は
300点満点中60点もあります。
民法から2問、行政法から1問、
計3問出題され、各20点ずつの配点。
【択一のみで180点を取る】
択一は300点満点中240点の配点がある
ので、この考え方が理想的な合格への
道だと思っていますが、約90%の受験生に
とって、これがなかなか難しいことでも
あります。
そのため、今回からは民法の記述について
書いてみたいと思います。
1.手を広げ過ぎると中途半端になる…
まず、民法にしても行政法にしても
記述で満点を取りに行ってはいけません。
特に民法の場合、行政法に比べて範囲が
広いため、手を広げ過ぎて、中途半端な
暗記で本試験に臨むことになって
しまいます。
確実に部分点を取るためには、満遍なく
学習し、重要なポイントを確実に暗記し、
記述することです。
2.令和5年度試験は平成18年試験と同じ内容
最初に、過去問から見ていきたいと
思いますが、正直、私はあまり過去問に
力を入れて学習していませんでした。
同じところからは出題されないことを
知っていたためです。
しかし、令和5年度試験に「物上代位」の
問題が出現し、その考え方では、令和6年度
試験は戦えなくなりました。
令和5年度の物上代位の問題は、平成18年に
出題されていたものと酷似していたから
です。
令和6年度試験に過去問から出題されるか
どうかは分かりませんが、一通り学習して
おかなければいけません。
3.「スー過去」が人気…
一般的に、「過去問は大切だ」と
言われています。
これは、択一でも記述でも同じように
大切だと思います。
特に行政法の場合、択一では同じ
ところが何回も問われているので、
過去問の大切さが際立ちます。
ところが民法の場合、行政法ほど、あまり
同じところからは出題がありません。
そのため、受験生に人気なのは
「スー過去」だったりします。
4.まとめ
・・・結局、民法の記述の過去問は
どのくらい勉強すべきなのか。
再び出題される可能性があるので、一通り
見ておいた方が良い、こうなると思います。
記述で出題されなくても択一対策にはなる、
という考え方もあります。
取捨選択しながら、学習していく形に
なるのかなと思います。