見出し画像

東京学芸大学2022Season振り返り③

リーグ戦1次

●vs学習院 66-90
トーナメント、練習試合の2試合をスカウティングして、夕方開始であったため、体育館で練習をして万全の状態で初戦に臨んだ。
・・・結果は惨敗。Inside、Outsideともに強力で、DFの強度も高いことはスカウティングからわかっていたものの、結局は自分達の練習でのStandardが低いことが攻守両面で露呈する形となってしまった。
Paceを落としてLow score Gameの持ち込むGame planが遂行できず、3/4のPressDFに対して数え切れないほどのTOをしてしまった。
Gameの収穫は自分達の練習基準の低さが露呈したことだけであったと感じる。

○vs城西 69-47
相手のOFの中心Gに対してスタート起用した青柳が良いDFをしてくれ、相手のOFを潰すことができた。途中からタイムシェアをして臨み、後半はちぐはぐで課題続出であったが、翌日の千葉戦に向けて全員のプレータイムをフラットにできた。

○vs千葉 79-67
学習院戦後の城西、千葉の2連戦までの一週間では千葉に全てをかけて対策をしてきた。このGameではその対策がしっかりはまったものであったと感じる。
相手のエースPGにボールを持たせ、周りの選手にDenyを張って遮断、孤立させる。サウスポーのエースPGには右にドリブルをつかせStep backさせる。シューターにはHigh pressure。このGame planが機能し、2ピリで大きくRunをすることができた。ハーフタイムに3ピリで追い上げてくることを伝え、後半入りで少し詰められたものの、Game closeもPGがしっかりとコントロールしてくれ、勝つことができた。スカウティングが完璧にはまり、結果的に昇格した千葉を倒すことができたものの、相手の中心スコアラー(190cmのオールラウンダー)の不在と、このGame以降バスケットが変わったのか明らかに千葉が強くなっていたのが印象的であった。

●vs獨協 50-56
獨協は毎年同じようなバスケットを展開してくる。ドライブに対してPaint内にダイブしてきて、ステップインでねじ込んでくる。DFはボールマンに対して5人全員が寄ってくる。結局寄ってくるDFに対してアウトサイド偏重になってしまい後半Insideにボールを入れることを強調したものの、得点が伸びなかった…メインPGがすぐファウルトラブルになってしまったのも痛かった。

○vs外語 82-41
全員でプレータイムをシェアしてのGame。Ballを止めないことを練習してきてそれをGameで出すことができた。

○vs茨城 71-65
リーグが始まる前から茨城とのGameが上位リーグに進めるか下位リーグに進むかの分かれ目になると考えていた。
この時点でも学芸、獨協、千葉、茨城が星を分け合っており、上位進出ラインは混戦していた。そのため勝敗が上位下位に直結することとなった。
Game planは相手のPGに1-2-2PressでPressureをかけ続けること、シューターに対してContestすること、Ball moveを起こすこと。
結果としては1-2-2Pressを45分使い続けることになったが、終盤にこのボディーブローが効いた。また期待の1年生シューター(三浦)をこの試合から使い始めたが、迷いなくプレーして結果を残してくれた。体育館が非常に滑る中で試合になっていなかったが、Ballを動かすこと、Pressをかけ続けることがOTでの勝利につながった。

○vs成城 71-57
アウトサイドが入らず、相手も気持ちが入っていてとても重い試合だった…
内容は良くなかったが、DFで崩れず4ピリのPressで勝てた。
これで8チーム中2位での上位リーグ進出が決定!

1次リーグの初戦で明らかな実力差、力不足を叩きつけられ、下位リーグ、残留争いも覚悟したが、練習してきた1-2-2Press,スカウティングによって2位通過することができた。
結果として2位にはなったものの、Cross gameの戦い方、Gameのシナリオ作り、戦術遂行力、DFのIntensityなど3部昇格を目指すにはほど遠いバスケットであったことは間違いない。
後半戦(上位リーグ)に向けては、TeamのConceptにGrind!(仙台89ERSのスローガンから引っ張ってきたw)という言葉を掲げ、細かいこと、泥臭いところをコツコツと最後まで遂行することを強調した。
いちばん学芸のバスケットに必要であったぴったりな言葉であったと思う。
周りがどう感じていたかはわからないが、自分の頭の中には3部昇格というワードは全く浮かんでいなかった。
そのレベルにまだまだ達していないことは理解していたし、昇格するためにはそこを見るのではなく、目の前の1試合1試合を全力で倒していくほかないこと、過信慢心で足下をすくわれることを前の3年間で強く実感していたからである。
ここからは
①DF(1-2-2含む)のIntensityを上げること
②OFの原理原則に基づく共通理解を深めていくこと
③Grind!
の3つをThemeに強化していこうと考えていた。



ただこのタイミングで教育実習により2週間練習を見ることができないことになっていた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?