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東京学芸大学2022Season振り返り②

Season振り返り

練習開始以前

本格的なチームの始動は予定していたよりも2ヶ月遅くなってしまった。
全教には出ることができず(1度も経験できなかった…)新入生が合流するまでの期間にやろうとしていたこと(スキルトレーニング、ファンダメンタル、脚力、体力作り等)が全てできなくなってしまった。
国公立もなく、練習が再開してからトーナメントまでの期間はごく僅かという状況で始動することになる。
この期間はごく僅かなミーティング(チーム方針の説明)だけしか行わず、今振り返れば上手くいく、いかないではなく有効活用しようとするべきであったと感じる。

チーム本格始動〜トーナメントまで

チームが始動してからはトーナメントまでもう時間がなかった。
手術等で離脱している人もいたり、罹患して練習停止など3歩進んで2歩下がるような状況で練習していた。
当然5on5などできないため、分解練習、ダミーDFでの5on3をメインに行なっていた。
練習としては、時間がないものの10人揃わないため、Coordination練習、個人のDF力強化、1on1の強化に取り組んでいた。

●練習Game vs亜細亜 48-75
直前に練習停止となり、ろくに練習していない状況での練習Gameであった。
Set playは一応導入していたものの、ひたすら崩していないアウトサイドを打ち続け、何もバスケットらしいオフェンスができていなかった。
DFも昨シーズンまでのクオリティがかなり落ちており、再構築の必要性を実感するGameとなった。

●練習Game vs成蹊 73-76
点差だけで見ると、前のGameよりは少しマシになっていたが、DFで相手の単純なドリブルドライブを止められなかったり、ISOでの得点頼りになってしまうなど、まだまだバスケットにはなっていなかった。

トーナメントまでは
①High postの攻略
②2Gapを作りアタック
③リバウンド・ルーズボールの制圧
この3つをThemaとして取り組んでいた。
Pickに対しては、全員がPerimeterを守ること、Post fightをすることを経験させるため、Switch upをルールとした。
基本的にフリーランスのモーションオフェンス、Set playはPinky,Horns side,1Downの3つを導入していた。
シンプルではあるが、やることを絞って少しずつ形になって前日練習まで進むことができた。
しかし当日の発熱者により辞退(不戦敗)…
本当にやるせなかったし、貴重な公式戦の場が1つ失われたこと、今だに悔しい。

あと!新入生が結構入ってきて、練習の人数も増えわくわくしていたけれど、気がついたら2人だけになっていた…(2人とも即戦力として活躍してくれたけど)

トーナメント以降


トーナメントまででモーションオフェンスの原則が少しできてきた。新人戦は来年度を見据え、それを受け継いで3年生に指揮をとってもらった。
新人戦以降は1-1-3,2-3のZone defense、1-2-2のZone pressを導入する予定であったが、個人のDF、マンツーマンDFの質が例年に比べてかなり厳しい状況であったため、予定していた時期に導入できなかった。
またSet playを2つ追加し、Miller,Chinを導入した。(Spiralは結局導入せず)この2つはリーグでも感覚的にPPPの高いものになったと思う。

●練習Game vs東京都市 67-65
オーバータイムの末勝ったGameとなる。
相手のBig manとの2menを止められなかったり、単純なShell DFができないなど、課題は多かったがようやく勝利という結果が出たことに安心していた。

●練習Game vs獨協 67-74
体育館の電気がつかない中での練習Gameであった。調子良くアウトサイドが入っていたため競ってはいたが、相手のドライブ、ダイブを止められない、外打ち頼りなど、実力差の大きさを痛感した。

●練習Game vs法政工 71-59
全員でフラットにタイムシェアをしてGameに臨んだが、練習の原則が発揮できない、DFでの Intensity不足など、全く許容できないGameであった。
あまりに酷かったため、Game後FTとペナルティランを行った。

●練習Game vs理科 58-94
入りから最後まで良いところのないGameであった。リーグを想定して行うと話していたものの、その準備が全くできていなく、内容も相手のアウトサイドをコンテストできず高確率で入れられ、オフェンスは崩さずに外から打つだけ、インサイド、PGの部分でも負けていた。

●練習Game vs明星 66-67
今までやってきたDDMが少し形になってきて、DFでも相手のPGを少し守れるようになってきた。後半でプレスにかかり、1点差で勝ちきれなかったが、少し形になってきている実感はあった。

連戦を終え、7月以降はOFでは、マッチアップと特性、DFでは更に強度を上げること、Zoneの導入に取り組んだ。
また5outもオフェンスに導入しはじめる。
夏の期間取り組む予定であったマッチアップと特性であるが、Seasonを通して役割を絞らずに次年度以降を考えバスケットを組み立てていたため、なかなか特性を活かしたオフェンスの部分が噛み合わなかった(最後まで)
Zoneに関しては分解練習を重ねながら導入したが、やはりシンプルな脚力不足により、特にWingのCheck backの部分、上2枚の運動量とドライブケアの部分で綻びが生まれていた。
マンツーマン、ゾーンともに脚力、体力、メンタル面の弱さがSeasonを通して目立っており、練習の強度不足に起因していると痛感する。
1-2-2Pressに関しても、夏頃から取り組み始め、駆け引き、焦点など試行錯誤しながら練習していた。

●練習Game vs帝京 87-63
人数が少なく、スタートに1年生(青柳)を初めて起用し、自分の中で手応え、合格ラインだったため、リーグでの起用に目処が立つ。
前半は競っていたが、後半DFから連続して練習してきたFast breakを出すことができ、突き放すことができた。

●練習Game vs一橋 70-62
InsideでAdvantageをとることができた。前半でPGが離脱しながらもGameをコントロールし勝つことができた。というより勝ってしまった。
依然DFのIntensityは低いままであったし、リードした後Game closeでバスケットが変わってしまった。サイズがないためOutside主体のバスケットを展開していたが、結局Inside(尾島)の部分でAdventageを取られた記憶は理科大しかない。Insideをもっと使う(Ballを入れる)こと。DFのPressureなど足りていない部分に気づかずリーグに臨んでしまう原因になったと感じている。

●練習Game vs創価 98-45
全員でタイムシェアをして臨んだGameであり、リーグ前最後の練習Gameであった。相手はZoneの時間が長かった。

最後は3部、5部のカテゴリーの違うTeamと練習Gameを組んでリーグに臨む形を取った。3部のGameで課題を見つけ、5部のGameで自信をつけて臨むイメージとスカウティング対策を考えての計画であったが、結果として中身がない状態で2つ勝つこととなってしまい、裏目に出る形となってしまったと痛感している。



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