M42マウントどうでしょう【3】
M42マウントのレンズたち。
今後も折に触れて登場するとは思いますが、このタイトルとしては一応、〆で。
今日は SMC TAKUMAR 55mm F1.8 です。
とても繊細な描写を見せます。
こういうシーンを撮影するとき、レンズの色収差が枝先をピンクや青緑に彩るのが、僕は結構好き。
「雑味」って、ときには欠かせない味だと思うんですよ。
ちなみに、オールドレンズに限らず、最新のレンズでも出ます。明るいレンズの軸上色収差の補正は、設計的に難しいらしいです。
絞りを開けて被写体に接近。ホワッとした雰囲気になります。
お約束の一枚、でしょうか。
少し絞って光源(この場合は木漏れ日)を写すと、カクカクとした絞り羽根の形が浮かび上がります。
表現意図によっては、綺麗な円形よりもスパイスが効いて面白いかなと思います。
露出をプラス気味に振っています。それでも黄色が跳んでしまわずにギリギリ耐えます。優秀です。
ピントもシャープ。背後のボケはやや騒がしいでしょうか。
モノクロームだと「どんとこい!」感が強い(笑)
被写体にもよりますが、後ろボケはやはりちょっと独特ですね。
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