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M42マウントどうでしょう【2】

M42マウントのアダプター(Lマウント→M42マウント)を購入して、55mmと28mmの2本のオールドレンズを揃えてみましたよ、というところまでが前回。

55mmの方は試写済みですが、28mm(SMC TAKUMAR 28mm F3.5)はまだでしたので、これ一本だけ持って出かけてみました。
バディというかボディは、SIGMA fp
歩く時間が長くなりそうなときは、少しでも軽いfpが助かります。

28mmは難しい焦点距離です。率直に言って。
これが35mmなら自然な雰囲気に切り取るでしょうし、24mmならワイド感の強いパースを活かして、となりそうですが、28mmの画角はどこか茫洋としていて掴みどころがない......。

用事を済ませての帰り道、急な夕立に襲われました。
雨宿りの後、濡れた路面が西日に輝いて。通り過ぎる自転車の長い影。
ジョルジョ・デ・キリコの有名な絵画「通りの神秘と憂愁」が、ハッと脳裏に浮かびました。
オールドレンズらしいハレーションは、絵作り(RAW現像)の際に強調しています。

もう一枚は、半端なワイド感を逆手にとって、後処理で思いきり写真を歪ませてみました。
イメージとしては、眼球の網膜に映り込んだ画像......。
追記:モンドリアン風という感想もあったり。日本の公園はNYCです!

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