疲れをどうにかしたいなら必読!?スタンフォード式疲れない体

どうも連投で読書感想文です。
読んではいたものの、アウトプットとしての要約投稿が全然できていなかったので、溜まっていた分を消化していこうと思います。
今回は、「スタンフォード式 疲れない体」です。

個人的に今設定している読書テーマが「体調管理」で、社会人たるもの必ず、仕事をしていると疲れがたまり、これを放置しているとある日を境に倒れてしまう、最悪の場合には過労死ということになってしまいます。
過労死という言葉は海外では存在せず、日本語である過労死がそのまま英語になり「Karoshi」として辞書に登録されています。
(ちなみにGoogle翻訳では、「Death from overworks」となっていました)
私の職場の周りでも働きすぎやメンタル的な問題で休職した人が何人かおり、また実際に過労で休職していた人の話を聞くと、自分ではまだいけると思っていたのに急に意識を失って倒れてしまったと言っていました。(聞いただけでもゾッとしますよね)
ちなみに過労で倒れた場合って、世間として同情されることが多いですが、社内人事としては自己管理ができないやつとしてマイナス評価になると、どこかしらで聴いたことがあります。

なので自己管理、自己防衛は必要だと思い、「体調管理」をテーマにして関連する本を読んでいっているということです。
この本以外にも今読んでいる本が「最高の体調」という世界一の文献オタクなんて言われているらしい鈴木裕氏が書かれたエビデンスに基づいた体調の整え方の本も今読んでいる最中です。

ちなみに今回はオーディオブックで聴きました。オーディオブックやオーディブルは通勤時間や電車での移動時間に聞けるので大変重宝しています(正直そろそろ1つに絞らないといけないんですがね、、、)

さて前置きが長くなってしましたが、この本はスタンフォード大学でスポーツ医学を研究しながら、同大学のアスレチックトレーナーとして在籍している山田知生先生が書いた本です。
スタンフォード大学というと学業は世界トップレベルの大学というイメージですが、実はスポーツの分野もエリートが集まる大学で、まさに文武両道を高いレベルで貫いている大学です。
ちなみにスタンフォード大学はスポーツで入ってきた学生(日本でいうところのスポーツ推薦入学)も一般の学生と同じレベルの勉強が求められ、例外は許されないそうです。
勉強とスポーツを両立するうえで、ネックになるのは「疲れ」です。
この本ではどのようにして疲れを溜めないか、どうすれば最速で回復することができるのかが書かれています。

この本の要約ですが、ざっくりこのようになります。

  • なぜ動いてないのに疲れる?疲れのメカニズム

  • 疲れがたまらない最強のメソッド「IAP呼吸法」!

  • 何を食べるかで疲労からの回復力は大きく変わる!

  • ビジネスマンが実践するならこれだ!

聴いてみて、やはり1番興味深かったのは、疲れを起こすメカニズムですね。
「疲れ」というと一般的には運動したことによる疲れ、所謂「筋疲労」を思い浮かべるかもしれません。
しかしビジネスマンはさほど動いていないのに体が重いなどの疲労感を感じますよね?この根本的な原因は①睡眠不足、②自律神経と中枢神経の不調、の2つから引き起こされるものだと本書では紹介されています。
睡眠不足の脳の状態は、脳震盪を起こした時の脳の状態と同じであることが本書で紹介されています。
睡眠不足の状態で仕事をするということは、脳震盪の状態でやっているといっても過言ではないということですね。

もう1つの自律神経と中枢神経の不調から起こるという点ですが、自律神経には交感神経(朝昼に優位になる)と副交感神経(夜に優位になる)があり、「この切り替えがうまくいかない状態→疲れと感じる」ということになります。
また中枢神経についてですが、人間の体は中枢神経と末梢神経との連携によって動くのですが、「体が歪むことでこの連携がうまく取れず、思うように体が動かせられない→疲れと感じる」ということになります。

この本で著者が特に強調したいのはIAP呼吸法(簡略化すると腹圧呼吸法)だと思いますが、あえて疲れのメカニズムのところを紹介してみました。
IAP呼吸法はググれば出てくるので興味のある方は調べてみてください。

また本書では、IAP呼吸法がなぜ疲労予防にいいのかについて紹介されており、いまの疲労を取り除きたいのなら行うべき体操も記載されているので、おすすめできる本じゃないかなと個人的には思います!

ではこれで読書感想文を終わりま~す。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?